自己紹介
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

自己紹介

みなさま、こんにちは。

6期分子栄養学アドバイザーの北野香苗です。

2人の娘(6歳と3歳)の子育て中で、

管理栄養士として11年間、

保健所及び保健センターのお仕事をしてきました。

 

より自分なりの働き方を模索しようと

この春退職し、

「朝から元気!自分のやりたいことに

全力で取り組める人」が多い世の中に向けて

少しでも貢献していければと思っております。

 

 

【これまでの私】

 

生まれ育ちは九州宮崎。

高校の進路選択では

特にやりたいことも分からず、

当時の担任の「女子大がいいんじゃない?」

という発言を真に受け取った私。

 

もともと理系科目が好きでしたが、

専門学科で深めたい訳でもなく…

そこで、学科検索で見つけたのが!

管理栄養士養成課程の学科でした。

 

「好きな科目も少し深く学べるし、

なんと資格も取れちゃう!」

という、なんとも不純な動機で入学しました…

ごめんなさい。

 

そのため、他の同級生と比べて

あまり食にこだわりはなく

料理は得意でないし

グルメや世間の食情報にも疎い

お店の名前さえも覚えられない…

 

そんな私ですが、

宮崎を離れて、関西での一人暮らしの中で

・同級生からの刺激

・飲食店、個人居酒屋、旅館でのアルバイト等

を通して、自然と食事を意識できるように

なっていました。

 

それから、

もともと実家では、

 

朝は、必ず!みそ汁。

主食が「ご飯」でも「パン」でもお構いなし

(同級生には「パンにみそ汁とかありえんしっ」

とよく言われていましたが。笑)

 

苦手な食材や、

思春期にかなり小さなお弁当箱を

要望するなどありましたが、

食べられそうな量だけは必ずお皿にあり、

「出されたものは残さず食べる」

 

という教えで

食べる習慣は、自然と身についていました。

今思うと、本当にありがたいです。

 

 

【不調を訴える身近な友人・同僚たち】

 

高校、大学(研究室)、社会人、

どのタイミングにおいても

不調な方が必ずいました

 

・朝起きられず家から出られない

・常に体調が悪い

・常に後向き思考(のちにうつ状態)

・体重の増減が激しく睡眠障害あり

などなど。

 

私が元気を吸い取ってしまっているのか?

と思うこともありました。が、

やはり皆、食事が疎かになっており、

食べることをどうにか優先して欲しいと

思っても上手く伝えられず、

もどかしく思う自分がいました。

 

また、仕事でお話しする方でも

食事に優先度を置けば、いろいろなことが

良い方向に進むんだけどなぁ、

と思うことの方が多いのですが、

 

精神疾患、摂食障害を抱えていたり

生活保護を受けている など、

食事の優先度を上げることに非常に困難さを感じていました。

 

 

【最初の分子栄養学との出会い】

 

様々な方々と出会い、対話する中で

行き着いた考えが2つあります。

―――――

①子どもの頃からの習慣・食育で、

 土台作りがとても大事

②理想の食事を食べるためには、

 それを食べられる体づくりやアプローチが必要

―――――

それにしても、

モヤモヤは尽きません。

 

食事が大事と、誰しも頭では分かっていても、

体はそれなりに動いてしまうので

特に変える必要性を感じてくれない。

 

また、そんな中で分子栄養学の書籍に出会い、

なるほど、と思いますが

例えばメガビタミン・メガミネラルがどうも

普段の生活から少しかけ離れているような…

と、私の中でしっくりこない

 

そんなモヤモヤを抱えたまま日々を過ごしていました。

 

 

【アカデミーとの出会い】

 

気づけば時が過ぎ、第2子の育休中。

 

子どもの昼寝中に情報検索、

散歩中にイヤホンでトークを聞いていると

 

ほんっとに、皆朝ごはんを食べていない!

などなど

 

私も普段から感じていることだけでなく、

なぜそうなってしまうか、どうしていけばよいか等を

力説するお話を聞いて、

これだ!と感じました。

 

そして早速、

オーソモレキュラーアカデミーでの

分子栄養学アドバイザー養成講座の受講を

申し込みました。

 

 

【分子栄養学を取り入れてみると…】

 

体は食べたものからできている

 

という言葉。

食べただけでは体は作られない。

消化吸収されて初めて、

体を作り体を動かす材料が、取り込まれる。

材料が足りなければ、やはり作られない。

 

そこには個体差があり、

個体差に合わせて細胞レベルで考え

アプローチしていく

 

アカデミーで学ぶことでこれまでの疑問が

一気にスッキリしていきました。

 

また、

私自身は、受講当時は授乳中だったため、

常にお腹が空いており、

1日3食はもちろんのこと、

間食で、お腹を満たすためだけでなく

栄養摂取を目的に摂るようにしました。

 

授乳が終わった後も、

自分の状態に合わせて栄養補給を

心掛けるようになりました。

 

その結果、

その後も非常に代謝がよいままで、

授乳が終わった後でも、良い状態を保つことが

できたように感じています。

 

 

分子栄養学の観点から、過去を振り返ってみると、

2つのエピソードがあります。

 

大学で生活が非常に乱れていた時期のこと

 

◎朝ごはんだけは欠かさず、必ず冷凍ご飯をチンして

卵をのせて食べていたこと

◎個人居酒屋で「だしが命やで~」と教えられ、

いつも賄い飯をたらふく頂いていたこと

(我が家の教えの「出されたものは残さず食べる」が

幸い?災い?し、明らかに食べ過ぎで

体重増加していましたが。笑)

 

のお陰か、

特に大きく体調を崩すことなく大学生活を

送ることができたのかなぁと、

今になって思います。


…ただし、友人からは

「いつも動いてはいるけど座ると寝てる」と

お言葉をよく頂いており、

血糖値の乱高下があったことは明らかです…

 

<ミッション>夫の朝食習慣を身につける

現夫と一緒に住み始めた際には、

夫に朝ごはんを食べる習慣がなく

子どものときは食パンのみでおかずなし。

 

私はみそ汁を毎朝飲みたかったため、

自分のために、ついでに夫の分も作り、

汁だけでも飲むよう促し続け、

(食べなければ、私の夜ごはんの一部にしていました)

そして遂に!!

2年かけて朝食の習慣が夫に身につきました。

 

初めの頃の夫は

「朝ごはんを食べない方が調子が良い」

と定番のセリフをよく言っていました。笑

 

その当時は私に分子栄養学の知識はありませんでしたが、

母が、高校卒業まで毎朝作って出してくれた

<煮干し出汁のみそ汁>

が私の土台になってくれていたことが良かったのだと、

今になって思います。

 

 

【周りの人たちの変化】

 

知人や同僚で

・仕事を休職している

・不妊治療歴数年

の人に、

生活の様子を聞き取り、

分子栄養学的アプローチとして

できそうなことを一緒に考え伝えました。

 

・ボーンブロススープ(製品や食材紹介)

・食べられる、よく使う食材にちょい足し

・身近な便利な食材の提案

などなど

 

理由と共に、より具体的な対策を

お伝えできるようになったことで、

今までの習慣を変えるのは難しいけれど

<まずは1つ試してみる>

<少しずつ取り入れてもらう>

<とにかく一口ずつでも体が喜ぶものを>

 

そうして

その人なりに取り入れてもらったことで、

・仕事への向き合い方の変化、復帰そして転職

・子どもを授かる、無事に出産、育児

などうれしい嬉しい報告が続きました。

 

仕事上でも、

相談者のささいな不調の訴えに対して

より細やかなアプローチができるようになり

本人が納得した上で取り組みができている、

と感じることが非常に多くなりました。

 

 

【まだまだ私の中にあるモヤモヤ】

 

現在の仕事では、福祉の現場の1つとして

乳幼児期から高齢期、

様々な生活背景のある方々と

幅広く接する機会を経験させていただきました。

 

やはり幼少期の影響は大きいと常々感じ、

大人の方を支援する場合でも、

習慣を変えるために

これまでの家族背景、生活背景等を

非常に考慮するようになりました。

 

自ら相談に訪れる方々であれば、

乳幼児を持つ親でも

成人、高齢の方でも

その人の習慣やいつからの習慣なのか等を

聞き取り、できることを一緒に考えることで、

その人の変化に繋がりました。

 

しかし、

現在、大事な幼少期を過ごす子どもたちが

乱れた食生活を送らざるを得ない状況、

一番身近な大人があまり問題と

感じていない状況において

複雑な背景をもつ大人の下で、

何を提案すれば取り入れられるか。

無力感を感じて終わるばかりでした。

 

結局は本人次第。

小さな子どもは、一番身近な大人次第。

 

うむむ…。

 

 

【これからの私】

 

まだまだ勉強を重ね、

これまでの経験も活かしながら

朝から元気!自分のやりたいことに全力で取り組める人

が少しでも増えるよう

自分ができること、

自分が関わっていきたい分野を

模索していきたいと思っています。

 

…と、な~んだか

辛気臭い話になってしまいましたが!

私には周りからいつも言ってもらえる言葉があります!

 

「真顔が笑顔」

「いつも笑顔のきくちゃん」

(※きくちゃんは旧姓のあだ名ですが、

未だに呼ばれますし、

こちらの方が呼ばれ慣れています。笑)

 

一度、大学時代のコンビニでのアルバイトで

「真顔が笑顔」が災いして、

レジに来たお客様からクレームを言われたことがあります。

分子栄養学の視点で考えると

そのお客様の“イライラ”に焦点を当てることができ、

お話を伺ってすぐにでもアドバイスをしたくなりますね。笑

 

とにもかくにも、

元気と笑顔をパワーに、

周りも笑顔いっぱいにできるよう

楽しく前向きな時間を作り出せていけたら

と思っています♪

 

最後までお読みいただきありがとうございました!


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