
栄養素が不足することで表れる口腔と全身の症状
あなたの栄養足りてますか?
人間はそもそも従属栄養生物で栄養を外部から摂取しなければ生きていけません。しかし近年の食生活の乱れ、例えば朝食を抜いて、昼はコーヒーに菓子パン、夜はお酒を飲みながらコンビニ弁当などの偏った食事や、健康意識があるにもかかわらず個体差を無視した糖質制限やマクロビ食などの偏った健康志向の食事を長期間続けることにより、必要な栄養素を食事から補えずに不足し、さまざまな体調不良や病気につながります。また消化吸収の問題や薬の摂取の作用でも栄養吸収阻害は簡単に起きてしまいます。
<重要な栄養素>

タンパク欠乏
口腔へ現れる症状
-
唾液量が少なく口が渇きやすい
-
舌がむくみやすい、舌に歯の圧痕がつく
-
歯茎や歯が弱くなる
-
細菌やウィルスに感染しやすくなる
-
歯周病の悪化、カンジダの感染

身体へ現れる症状
-
皮膚の美しさと潤いがなくなる
-
骨、歯、筋肉が弱くもろくなる
-
内蔵が衰え弱くなる
-
血管がもろくなる(高血圧、脳卒中)
-
貧血になる
-
代謝がにぶる
-
体の調節がきかなくなる
-
細菌やウィルスに感染しやすくなる
たんぱく質を多く含む食材→肉、魚、卵、チーズ、大豆、ナッツなど
ビタミンB群欠乏
口腔へ現れる症状
-
口内炎ができやすい
-
粘膜が荒れやすい
-
口角口唇炎になりやすい
-
舌炎になりやすい
-
唾液が少ない

身体へ現れる症状
-
疲れやすい
-
ねても疲れがとれない、夢をみる
-
集中力が続かない
-
イライラしやすい、キレやすい
-
肩こりがなかなか治らない
-
風邪をひきやすい、治りにくい
-
肌や粘膜が荒れやすい
ビタミンBを多く含む食材→豚肉、ニンニク、葉物野菜など
鉄欠乏
口腔へ現れる症状
-
歯茎からの出血
-
口角口唇炎
-
知覚過敏症状がある
-
顎関節に違和感や痛みがある
-
歯磨きや型取りの際に嘔吐感がある
-
嚥下障害、飲み込みづらい
-
舌炎
鉄欠乏の自覚症状は慢性の場合は乏しい(長年の鉄欠乏状態に身体が順応してしまっているため)

身体へ現れる症状
-
寝起きが悪い
-
疲れやすい、肩こりがある
-
湿疹ができやすい
-
頭痛や頭が重いことがよくある
-
風邪をひきやすい
-
毛が抜けやすい
-
注意力が低下しイライラしやすい
-
神経過敏
-
身体にアザができやすい
-
胸が痛む
-
身体を動かすと動悸や息切れがある
-
むくみがある
-
手足が冷たい
-
爪が変形、割れやすい
-
食欲不振
鉄を多く含む食材→豚肉、牛肉レバー、赤身魚、卵、納豆など
亜鉛欠乏
口腔へ現れる症状
-
味覚障害、食べ物が舌にしみる
-
唾液がでにくく口腔が乾燥しやすい
-
舌炎、舌に違和感
-
口臭が気になる

身体へ現れる症状
-
風邪をひきやすい
-
洗髪時に髪が抜けやすい
-
食欲不振になりやすい
-
肌が乾燥しやすい
-
キズの治りが悪い、後が残りやすい
-
爪に白い斑点がある
-
味覚や嗅覚が鈍い
-
性欲が落ちた
-
皮膚が弱く炎症、湿疹が起こりやすい
-
糖質・飲酒量が多い