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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

食事シリーズ【第3回】

こんにちは、

アドバイザーの遠藤です。


唐突に質問です。みなさんは、

エネルギーが欲しい!

パワーが欲しい!

という時、何を食べますか?

 

私は、そうですねぇ、

ステーキか焼き肉ですね。

 

同じようにステーキか焼き肉だという方、

きっと男女を問わず多いのではないでしょうか。


他にも牛丼、とんかつ、ハンバーグなどが

あげられるかなぁと思います。

 

これらの料理、すなわち肉って

エネルギーやパワーを連想させますよね。

 

イメージも大切ですが、

実際に体は何を欲しているのでしょう?

 

そうです。

間違いなくタンパク質を欲しているのですね。

ではそのタンパク質は、

どのくらい含まれているのかを調べてみました。

 

下のデータは新食品成分表より引用していますが、

肉にも細かい分類がされているので、

大体の目安で捉えて頂ければと思います。

 

グラム数は、よくあるレストランなどの

1食分のグラム数を私が勝手に適用しています。

 

・サーロインステーキ200グラム34.2g

・焼き肉牛かたロース200グラム33g

・とんかつ(ロース)150g31.5g

・ハンバーグ150g 26g

・鶏もも唐揚げ150g26g

 

どうです?

タンパク質、ガッツリ摂れますよね。

 

ステーキが食べたい!焼肉が食べたい!って、

体が欲していたのは、これなんですね。

 

ここでささやかな疑問が?

 

エネルギーやパワーって、糖質じゃないの?

 

糖質が体を動かすのは、みなさんご存知の通りです。

 

ここで車を例えに説明しましょう。

 

糖質はガソリンです。

 

エンジンの中ではガソリンと酸素を混合して

燃やすことで、車を走らせることができます。

 

しかし、ガソリンさえあれば車は動く、

というものではありませんよね。

 

例えば、タイヤは擦り減るので交換は必要です。

 

ガソリンがいっぱいあれば

タイヤも何とかなるかというと、何とかなりません。

 

タイヤという部品を調達しなければ、

車はいつか走れなくなります。

 

ここでいうタイヤの交換、

これこそがタンパク質による細胞の修復なのです。

 

私たちの体も、皮膚も血管も内臓も筋肉も

元はタンパク質です。

 

食べたものを消化する消化酵素も、

あるいは代謝酵素も、タンパク質が分解されて

アミノ酸となり、そのアミノ酸が組み合わさって

さまざまな酵素が作られます。


神経伝達物質も元はタンパク質ですから、

タンパク質が足りなくなると、

アクセルを踏んでもエンジンは回りません。


人間で言えば、

やる気も出なくなってしまうことを意味します。

 

このようにタンパク質が足りないと、

体は活動を続けられないのです。

 

車もガソリンをいくら満タンにしても、

常にタイヤを修復したり部品を交換したり

していかなければ、いつか走れなくなるのと同じです。

 

エネルギーが欲しい!パワーが欲しい!って思う時は、

あなたの体が本能で欲している時なのかも知れません。

 

ここぞという時には、しっかり食べたいもの。

遠慮なく肉を食べてあげましょう!

というお話でした。

 

※肉を食べるときはお腹、特に腸のために

 野菜などで食物繊維やビタミンなども

 バランスよく食べることを心がけましょう。

 

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