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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真田名後亜唯美

子どもの宿題がストレス

こんにちは。

分子栄養学アドバイザーの田名後あゆみです。


あっという間に1月も終わろうとしていますね。

ゆっくりできた冬休みも終わり

やっと学校に通う日常に体が

馴染んできた頃でしょうか?


【子どもと宿題との闘い】


我が家には小学校3年生の男の子がいます。


皆さんのお子さんは宿題好きですか?

小学校に上がり、1番頭を悩ませていたのが

毎日の宿題をどうやって終わらせるか。

でした。


学校から帰宅し親としては、ぱぱっと

終わらせそれから好きなことしよう!

となるのですが子ども的には納得できない。


親が頑張ってあの手この手で説得するも

彼のやる気はどこかに行ったまま。

最初は優しく、心を殺し声かけしていましたが

だんだんその毎日繰り返されるやりとりに

どか~んと大爆発。


夜中に子どもの寝顔を見ながら

あの時は怒りすぎてごめんね…と

寝る前に反省し自己嫌悪の中眠りにつく。


もう、こんなことの繰り返しでした。


こんな経験ありませんか?


【怒り出すことの背景には】


毎日同じことの繰り返しに懲り懲りし

一度冷静に考えてみることにしました。


なぜ帰って宿題をしたがらないか

宿題をしながら、わからない!やりたくない!

怒り出すのはどうしてか。


子どもを産むまで私自身こんなに

人に対して怒ったり感情を爆発させることは

なかったのに、人が変わってしまった?


分子栄養学を学び出した私の頭の中には

一つのキーワードが浮かび上がります。


「低血糖」


小学校で給食を12時前から食べ出し

お昼休みに遊びたいために急いでかき込む。


午後から授業を2時間こなし帰宅するのは

夕方4時ごろ。

これ、よくよく考えてみると魔の低血糖な時間帯。


低血糖の症状は午前中よりも午後、

しかも夕方に出ることがほとんどです。


体が辛い時に帰ってきて早々に

宿題やりなさーい!コールは子どもにとっては

ただただストレスでしかなかったのです。


血糖値の上がり下がりは個人の体質にもより

個人差もありますが食事を取ることで上昇し

体内で血糖値を下げるインスリンが分泌される

ことでまた元の値まで緩やかに下がっていきます。


理想は緩やかなカーブを描いた血糖値の

上がり下がりな生活を送りたいところですが

食事で取り入れた糖の消費も個人差が

とっても大きいことを知っていますか?


特に子どもは一回で食べられる量も少ない上

大人よりも全身を動かすことも多く

その消費も多くなっています。


授業を受けて休み時間には友達と

汗びっしょりになるほど走り回り

重い教科書が入ったランドセルを

背中に背負って歩いて帰宅します。


おうちに帰ってきた時には

お昼ご飯で得た糖、エネルギーは使い果たし

血糖値が下がっている状態の子がほとんど

だと思います。


これが宿題に取り組めない理由の一つでは

ないでしょうか?


かあっとなって怒ってしまう親も

同じく低血糖になっている時間帯。


まさに混ぜるな危険な状態ですね。


【脱!低血糖とは】


なんとなく怒り出してしまう理由がわかりました。


では、それを受けて家庭ではどう対策して 

あげればいいでしょうか?


それは「血糖値を上げる」な簡単なことです!


下がってしまった血糖値を上げるには

何かを口にしてを補給すればいいんですね。


ここで注意してもらいたいのが

糖の補給を間違った認識でしてしまうと

怒りを通り越して暴れ出してしまったり

親も感情爆発なんて恐ろしいことに

なってしまうかもしれません。


それは甘いお菓子や砂糖たっぷりジュース

菓子パンやカップラーメンなど

糖質に栄養が傾いたいわゆるオヤツだと

下がった血糖値が急激に上昇した後

さらに急激に血糖値が下がります。


血糖値がジェットコースターのように

上がり下がりすることで

宿題は取り組めないどころか

脳にエネルギーが届かず夕方にたまらず

眠ってしまったり

夜ご飯が入らない

夜に眠れない

翌朝スッキリ起きれず朝からまた

口喧嘩しながら送り出す。


なんて負の連鎖まで起きてしまいます。


【こんなものを食べよう】


ただの糖だけではなく


糖質+食物繊維

糖質+タンパク質


を意識してみてください。


おにぎりにおかかを混ぜたり

そぼろご飯やオムライスのように

野菜やお肉が加わると◎


お芋類も食物繊維たっぷりで

さつまいもを蒸したり、バターと合わせ

スイートポテトにしても良質の油もとれ

子どもの脳の発達にもいい影響があります。


野菜スティックを味噌とマヨネーズでディップに

したり、果物も旬のものを取り入れて味覚を

育てる食育にもなりますね。


子どもに食べさせるだけではなく、ぜひ一緒に

お母さんもゆっくり座って食べてみてください。


10分、20分のそのおやつタイムにリラックス効果

期待でき穏やかに子供にも自分にも接することが

できますよ!


夕方に特に私は低血糖症状がひどかったので

この補食タイムにかなり助けられました。


同じ悩みを持つ世のお母さん、お父さんには

試してもらいたいことを今日は書かせていただきました。


分子栄養学の知識と実践で毎日平和に穏やかに!

最後までお読みくださりありがとうございました。

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