栄養療法の落とし穴
top of page

オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

栄養療法の落とし穴

こんにちは♪

 

私は最近「にがり」

のすばらしさを再確認しました♪

豆腐作りに使われる「にがり」は塩化マグネシウム

ほとんどの人が不足しがちなマグネシウムを補給するのに

便利で、コスパもよい!

いつか詳しくお伝えしていきたいと思います♪

さて、今日は

栄養療法の落とし穴

についてお伝えしていきたいと思います。

お子さんの不調に悩んでいるお母さんは

なんとかしたい!と

これまでいろんなことに


挑戦されてきたと思います。

その挑戦の中には

食事や栄養からのアプローチを

されてきた方もいらっしゃるのでは

ないでしょうか?

けれども、いまいち効果が感じられない

といったご経験はありませんか??

実は食事改善

いいものをお腹に入れればよい

といったことではなく、

アプローチをする順番があります。

どんなにサプリをとっても

どんなにプロテインをとっても

どんなに健康に良いと言われるものを食べても

ここが満たされていないと

全てが無駄になってしまうという、

とても残念なことに…。

栄養療法を行う前に満たしてほしいこと。

それは…

適正カロリーの摂取

です。

そんなことか。

と思われました(笑)??


でも、

これが多くの家庭によくある落とし穴なんです。


【こんなことありませんか??】


▢ 朝ごはんを食べない

▢ 朝ごはんがパンだけ、ごはんだけの単品

▢ 昼は給食を食べているから大丈夫と思っている

▢ 夕方にお菓子をたくさん食べて夕飯が少なめ

▢ 糖質制限をしている(主食を食べない)

当てはまったら、適正エネルギーがとれていない

可能性がとっても高いです。


給食は1日の1/3の栄養素を満たすことになっていますが、

特に必要エネルギー量が多い高学年は

提供しなければならないエネルギーを満たすために

主食の量が多く設定されていることがあります。


すると女の子や小食のお子さんだと、

食べきれないことが多く、

給食から必要なエネルギーがとれているかは疑問です。


また、給食の内容は献立をたてる栄養士によって

傾向がかなり変わってくるので、


ご家庭の傾向とかけ離れていると

給食が進まないお子さんも見られます。


例えば、ご家庭ではグラタンやシチューなどの

洋食が多いけれど、


給食では、筑前煮や魚の煮つけなどの

和食が多いと、


食べ慣れないお子さんは

給食が進まず、食べきれない傾向があります。


お子さんが給食を食べられているかどうか、

普段から給食を話題にするのも

お子さんの栄養状態を知る良い方法です♪


ちょっと話がそれてしまいましたが…



私たちは

1日に元気に過ごすために

必要なエネルギーがあります。

運動したり、勉強したりすると疲れるので

エネルギーを使っていることを

実感できると思いますが、

それ以外にも

食べ物を消化したり、

吸収したり、

便を作ったり、出したり、

呼吸するにも

エネルギーが必要です。

ましてや成長期のお子さんは

背が伸びたり、

肉付きが良くなったり、

臓器が成長するのにも

エネルギーがたくさん必要です。

私たちの体は

「元気に健やかに不調なく過ごせる体」

にする以前に、

そういった

成長であったり、

消化吸収であったり、

呼吸であったり

「生きていく上で必要不可欠なことに優先的」

にエネルギーを使っていきます。

そのため、

食べる量が少なくて、

摂取カロリーが足りないと

せっかく食べた健康食品も

消化吸収するエネルギーがなく、

「元気に健やかに不調なく過ごせる体」

にはなれないんです。

なんとかこなしている、

なんとか生きている状態

といってもいいかもしれません。

車で例えると

ガソリンがないので

押して進んでいるようなもの。

どんなにエンジンオイルを変えても

バッテリーを交換しても、

ガソリンがないんじゃ走れませんよね。

これはきつい。

なので、その子にあった

適正カロリーの摂取

がとても大切になります。

ちょっと我が家のエピソードをご紹介しますね。

私がまだ、分子栄養学に出会う前

息子の不調と食生活が関係していることに

気づいていない頃です。

息子が、

朝起きれなくて

不調のオンパレードだった中学生時代、

今年ほどの暑さではありませんでしたが、

私が子供の時よりは

劇的に暑かったように思います。

体の不調を訴えながら、

なんとか部活に行っていましたが、

部活を楽しめていたか、

一生懸命頑張っていたか、

燃えていたか、

というと、そうではなく、

何とかこなしていた…

という感じでした。

授業中は寝てましたしね…。

食事は3食欠かさず食べていましたが、

成長期にもかかわらず

食が細く、他の子と比べて

食べる量が少なかったのです。

特に少ないのはご飯です。


「こんなに食えん」


これが彼の口癖でした。

野菜や果物はよく食べるけれども、

ご飯は重くて食べられないようでした。

低炭水化物、野菜・果物多め。

一見良さそうですが

成長するためにエネルギーが必要な子供にとっては

致命的な状態でした。

ビタミンやミネラルは

エネルギーをうまく使うための栄養素で

そもそもエネルギーがなければ

活用することすらできないんです。

そうはいっても

食欲がない子供に食べろっ

といっても無理があります。

(ではどうしたら食べられるようになるか…

それはまた次回お伝えしていきますね。)

いろいろ栄養療法を実践して、

息子がどうなったかというと、

めちゃくちゃ食べるようになりました!

それはもう、家計がひっ迫するくらい…

その食欲と比例するように

めちゃくちゃ元気になりました!

なんとかこなしていた部活、

高校では部活をする気持ちがなかったのが、

元気になったことで、

毎日休まず朝6時前には

激しい部活を楽しむようになりました。

適正なエネルギーをとる

ってとっても大事です。

お子さんの身長や活動量によって

必要なカロリーは変わってきます。

厚生労働省の日本人の食事摂取基準でも

詳しく載っていますが

今はネットでも

身長と体重を入力すると

必要なエネルギーを計算してくれる

便利なサイトもありまので、


一度のぞいてみるのもいいと思います♪


子供って意外と必要なんだ?!

と驚かれると思いますよ(^^)


では!

今日も最後までお読みいただきありがとうございました♪


bottom of page