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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真金山みずほ

分子栄養学体験談③

皆様 こんにちは。

オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学アドバイザーの

金山みづほです。

突然ですが質問です。


1、就寝後、必ず一度は

 目が覚めますか?


2、朝、起きるのが辛いですか?


3、しょっぱいものが無性に食べたいことが

 ありませんか?


この質問に一つでも当てはまったら、

あなたは「夜間の低血糖」を起こしている

可能性があります。

ということで今回は「夜間の低血糖」に

ついてお話をしたいと思います。


確認は簡単

Abbott社の「FreeStyleリブレ」という

血糖値を測定する機器を使用します。

これで夜間、覚醒した時に計測することで

確認できます。

血糖値が数字で表示されるので、

自分の体調管理の甘さを突き付けられて、

反省させられます(笑)

それから、どのように改善をしていったら

良いのかも見えてきます。

このような観点から「リブレ」はおすすめです。


購入方法

インターネットで購入できます。

購入するものは2つ、腕に装着する

センサーと測定器です。

腕に装着するセンサーは、

長さ1㎝程の針が付いているので

1回限りの使用になります。

装着するときすごく怖かったですが、

全く痛みを感じずに装着出来ました。

センサーは2週間装着したままになります。

お風呂は装着したままで大丈夫と説明に

ありますが、湯船からは出した方が

良さそうです。

シャワーは問題ありませんでした。

今後はセンサーのみ買い足せば繰り返し使用できます。


装着後の体験

血糖値の基準値は、

80㎎/dL~140㎎/dLです。

どんなに食べていなくても80㎎/dLは

下回らないように、どんなに食べても

140㎎/dLは上回らないように

推移していく波形を描くと正常です。

装着して3日間は計測結果に十分な

精度が得られない期間ですが、

さっそくリブレが効果を発揮しました。

1日目の夜中2時、尿意で目が

覚めました。この時の計測結果は

65㎎/dL、とても倦怠感がありました。

でも尿意があり我慢できずに起きました。

お手洗いから戻ってもう一度計測すると

100㎎/dLまで上がっていました。

こんなことを一時間置きに4回くらい

繰り返していました。


昼間は食べても140㎎/を

上回りませんでした。すぐに90㎎/dLくらい

までに収まっていました。

昼間でも夜中ほどではないですが

倦怠感がありました。

それから1週間くらい経過して、昼間は

血糖値が120㎎/dLくらいの方が

倦怠感を感じずに家事仕事やら勉強やら

動けるな、ということに気がつきました。

装着して3日目までは夜間の血糖値が

LO(計測不能)と表示されるほど

低血糖を起こしている状態でした。

4日目、5日目はLOまでは

いかないまでも80㎎/dLを下回り、

やはり低血糖を起こしている状態でした。


この計測結果を見て、

「これでは、朝起きられない訳だよね」

と納得し、もっと早く気がついてあげれば

良かったと悔やみました。

そして、オーソモレキュラーの講義を受けた

お陰で改善策も見えてきました。


低血糖が起こるメカニズム

食事をして140㎎/dLを上回ると

膵臓からインスリンが分泌されて、

余分な糖が排出され、140㎎/dL以下

に収まるように調整されます。

でも、インスリンの効き目が弱いと

140㎎/dLに下げるためにどんどん

インスリンを出します。

すると今度は、インスリンが効きすぎて

一気に血糖値が急降下します。

この急降下する時に、めまいや、

頭痛等が起きます。

そして、勢いあまって80㎎/dLを

下回ってしまうのです。

そうすると、今度は副腎が働いて、

コルチゾールを分泌し、80㎎/dLを

下回らないようにしてくれるのです。

ところが、私の副腎は、もう何度も何年も

これを毎日繰り返していて、

とうとう疲弊して80㎎/dLを

下回らないようにすることが

できなくなっていたのです。

本当に反省ですね。


でも、栄養療法ではここからでも

回復していけます!


改善策

①昼間、食事と食事の間にボーンブロススープをだらだら飲む

自分で作った方が良いですが、

私は市販のスープスープという商品を

使用しています。

一日1回は飲むように心がけています。

結果: 寝ている時の緊張や歯の

食いしばりが軽減しました。


②食事をした直後に運動をする

直後に運動することによって、筋肉内から

血管に向かってトランスポーターと言う

通路が開通します。その通路を使用して

血管から筋肉内に糖を取り込み、

貯蔵してくれます。

食事をする前に運動をしても

トランスポーターは出現します。

運動をしていない時、ドアは閉まっています。

私は、食前はヘロヘロで運動が

できないので、食後に運動するように

心がけています。

運動ができないときは、洗濯物を干すとか、

お掃除をするとか、家事仕事をするようにしています。


結果: 血管内の糖が筋肉内に

移動する事によって、血糖値の急降下が

緩やかになりました。

190㎎/dLまで上がってしまった時でも、

運動や家事仕事をすると130㎎/dL

くらいまでは一気に落ちますが、そこからは

緩やかに4時間くらいかけて

90㎎/dLまで落ちてきます。

めまいや、頭痛もありません。

むしろ、エネルギー不足が少し解消されて、

「あれをやろう」「これをやろう」と動けるように

なってきました。


③副腎をサポートする漢方薬やサプリメントを使用する

「エゾウコギ」という漢方薬に副腎を

サポートする作用があるので使用しました。

これを使用するときは、胃腸の状態を

整えてから使用する方が効果的です。

胃腸の状態が悪いと漢方薬を

消化吸収できず、副腎のサポートもできず、

ただ、胃腸に負担をかけるだけに

なってしまうからです。

私は、以前から「エゾウコギ」のサプリメントを

処方されていたのですが、胃腸の状態が

悪く休薬していました。

今回、講義で習い「エゾウコギ」をもう一度

試してみようと思いました。

結果: だいぶ胃腸の状態が

回復してきたのか、夜間の血糖値が

80㎎/dLを下回ることがなくなってきました。

夜間の倦怠感も軽減してきました。

身体的にはとても楽になりました。

でも、尿意は近いままでした。


④エネルギー不足の改善

就寝中は、水とナトリウムの再吸収を

行っていてその時に沢山のエネルギーを

使用します。だから、エネルギー不足の人は

再吸収ができずに血圧の低下と、

ナトリウムや、体液量の低下を招きます。

その結果、しょっぱいものをやたら

食べたくなったり、尿意が近くなる、と

言うことを講義で知りました。

私の場合は、貧血のほか、更なる胃腸の

状態の改善も必要でした。


結果:胃腸の状態と貧血が

改善途中ではありますが、尿意の回数が

4回から2回に軽減されました。

これも身体的にすごく楽になりました。


まとめ

「リブレ」を使用することで、今現在の状態を

色々発見、把握することが出来ました。

そして分子栄養学の知識から改善策を

見つけ行動も起こせるようになりました。


夜間の覚醒で辛い思いをなさっている方は、

是非「リブレ」の計測をおすすめいたします。


私の体験が皆様のお役に立ちますと幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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