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分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

  • 山下美穂子

何よりも消化力!~胃酸と胆汁のお話~


こんにちは。

分子栄養学アドバイザー、

心と体を整える栄養の専門家 

山下美穂子です。


今回のテーマは、

「消化力を上げる対策」について!


前回のブログ「たんぱく質の増やし方」

でも書いたとおり、


お肉をたくさん食べて、プロテインを飲んで、

消化不良でお腹を壊す、という方がとても多いです。


最近はプロテインやたんぱく質を

強化したヨーグルトなどの商品が

多く出回るようになりましたよね!


でも、きちんと消化ができていないと

栄養が吸収できずに意味のないものに

なってしまいます。


今日は消化力について書いていきますね!


そもそも「消化」とは?

そもそも「消化」とは、どういうこと

なのでしょう?

以下Wikipediaより引用


消化(しょうか、英: digestion)とは、

生物が外部から摂取した物質を

分解処理して、利用可能な状態にする

過程のことである。

消化は、生体の体内や体外、細胞内

または細胞外の様々な場所で行われる。

消化の方法としては、機械的に破砕する

物理的消化や、コロイドや分子レベルに

まで分解する化学的消化が存在し、

消化器ごとにも分類される。


引用ここまで



① 物理的消化

・よく噛んで細かくする

・蠕動運動で食べ物を運ぶ

・筋肉の収縮で食べ物と消化液を混ぜる


② 化学的消化

・唾液

・胃酸

・胆汁

・膵液

・腸液

など消化液で科学的に分解する


人の体では、たくさんの種類の消化液が

存在し、消化を助けてくれています。


○○が食べられないは消化液不足かも?


お肉が嫌い!

天ぷらが嫌い!

肉より魚派!


こういった、食べ物の嗜好は、

単に好き嫌いではなく、

消化液が不足しているかも!


消化液が不足していて消化不良からの

下痢や便秘となっている可能性が。


そのまま放っておくと

・たんぱく質不足

・ビタミンB12不足(お肉に多く含まれる)

・ビタミンA、D、E、K 不足(脂溶性ビタミン)


など、質的に栄養不足になってしまいます。


特に、消化酵素=たんぱく質が材料で

出来ているので、前回のブログでも

書いた通り、

たんぱく質不足→消化酵素作れない→

たんぱく質食べられないと

負のループになってしまいます。


消化の流れ


消化力=腸 と思っている方がとても

多いですが、食べてすぐから消化は始まります。


①よく噛んで細かく分解し、

唾液(アミラーゼ)としっかり混ぜる

②胃酸でドロドロに

③胆汁で油を乳化

④膵液と混ざってさらに吸収しやすい状態に

⑤小腸で栄養を吸収

⑥大腸で腸内細菌により発酵


乳酸菌がいい!と

ヨーグルトや乳酸菌飲料を

飲むことは、⑥にのみアプローチ

していることになるので、対策としては

かなり手薄ですね。


改善できていない方は、①から順番に

できているかを確認してみてください。



胃はたんぱく質分解工場

胃はたんぱく質分解工場です。


たんぱく質を食べられない、という方は、

胃酸の出が悪いということも考えられます。


胃酸の出が悪い人


胃薬を常用している方は、成分によっては

胃酸を抑制してしまっているので

注意が必要です。

(お医者様に処方されている方は

お医者様に相談してみて下さい。)


食事の時の多めの水分補給は、胃酸を

薄めてしまうことにもなりますので、

食事中のお水はほどほどにしておきましょう。


長年胃の調子が悪い人


胃が悪い=胃が弱い体質 と

体質のせいにして市販の胃薬に頼って

そのままにしている方も多いのでは

ないでしょうか?

胃が悪い=ニュートラル こんな状態。


長年胃の状態が悪い方は、

一度ピロリ菌感染の検査を受けてみることを

おすすめします。


ピロリ菌がいると、ピロリ菌が出す

ウレアーゼという酵素が酸性の胃酸を

中和してしまい、ピロリ菌が住みやすい

環境を作ってしまいます。

そしてアンモニアを発生させて、

胃粘膜を傷つけ、胃炎を引き起こします。


過去に除菌したことがある方も、

前と同じ症状がある場合は、

もう一度検査してみてはいかがでしょうか。


そして、抗生物質での除菌時は乳酸菌も

一緒に摂って、善玉菌を増やす対策も必要です。


鎮痛薬の常用


生理痛、慢性的な頭痛などで

鎮痛薬をよく服用する、という方は、

胃の粘膜を分泌する働きが弱まっている

可能性があります。

鎮痛薬の中には粘液の分泌を

抑制するものがあるので注意が必要です。

そもそも、なぜ生理痛が起きているのか?

頭痛はなぜおこっているのか?

この根本原因に迫らないと、

解決にはなりません。

病院では異常ないと言われる、

こんな方のお役に立てるのが

分子栄養学アドバイザーですので、

一度相談してみて下さい。


胃酸を出す対策


食事と一緒に「酸」のもの

・酢の物

・梅干し

・クエン酸 など

・レモン

を一緒に摂ることで、

胃酸の分泌を高めてくれます。



胆汁は脂の代謝に必須

あまり注目されませんが、

胆汁はとても重要な役割をしています。


LDLコレステロールが材料


胆汁はLDLコレステロールを材料として、

肝臓で作られます。LDLコレステロールは

数値が高いと嫌われがちですが、

7割が胆汁の材料になり、

なくてはならないものです。

コレステロールについて書くと長くなるので、

これはまた別で機会で!


その、LDLコレステロールから肝臓で

作られた胆汁は、胆のうに貯められて

濃縮されます。

脂質が入ってきたときに押し出され、

吸収しやすいように乳化してくれる

消化液のような働きをしてくれます。


炎症と胆汁


こんな症状、放ってないですか?

・鼻炎

・歯周病

・腸の炎症

・胃炎

など、体の炎症があると胆汁の流れが

遮られてしまって様々な症状を

引き起こしてしまう可能性があります。


炎症はしっかりと完治するまで病院で

治療するようにしましょうね!


胆汁を排泄してくれる食材

胆汁は使用後にリサイクルされますが、

新しい胆汁を作るためにも

古い胆汁を出す!ということはとても

大事なことです。


胆汁を排泄するには、

食物繊維が有効です。


・大麦

・マイタケなどのキノコ類

・海藻類

・こんにゃく

・杜仲茶


ただし、お腹の張りやげっぷなどの

SIBO症状がある方は、食物繊維で

SIBO症状が悪化する可能性があるので要注意です。


胆汁分泌を促す対策



胆汁分泌を促す対策として、

脂肪の多い食事と一緒に

・たんぽぽ茶、杜仲茶、ウーロン茶など

 苦味のあるお茶

・ミルクシスル(ハーブ)

・ウルソデオキシコール酸

 (薬局で相談して下さい)

※タンポポ茶やミルクシスルはキク科アレルギーの方は注意



まとめ

消化にかかわる「胃酸」と「胆汁」に

ついて書いてきましたが、いかがでしたか?


良い食事を摂っていても、

サプリを飲んでいても、きちんと

消化・吸収されていないと意味のない物になってしまいます。


しっかりと対策をして、きちんと栄養を摂れる体に

なって欲しいと思います。

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