オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

お腹の不調、SIBOって?

こんにちは。

今回は、お腹の不調を感じやすい

SIBO(シーボ)について紹介したいと思います。


というのも、前回のブログで

私は貧血ですと紹介したのですが、

鉄分を身体に取り入れるためには、

胃酸がしっかりと分泌される必要があり、

(胃酸で吸収されやすい鉄に変化します)

SIBOがあると、栄養の吸収を行う

小腸に問題を起こすだけでなく、

逆流性食道炎炎症等

様々な状態悪化につながっているからです。


貧血等、色々な不調を治すためには、

まずは消化能力を見極めることが大切です☆


せっかく栄養をとっても、

消化能力が低ければ、しっかりと吸収できず、

効率よく不調を治すことができません。


―SIBO(シーボ)とは―


日本では、

未だあまり認知されていないのですが、

SIBOは、消化器の特に小腸に問題がある状態です。


英語だと

「Small Intestinal Bacterial Overgrowth」

日本語だと

「小腸内細菌異常増殖症」と呼ばれ、

その名の通り、小腸内で細菌が異常に

増えた状態を指しています。


―SIBOの症状―


小腸に細菌が異常に増えてしまうと、

細菌達が大量のガスを産生し、

お腹がパンパンに膨れてしまいます。


小腸はガスに耐えられるように

作られていないため、

ガスで、小腸が伸びたり縮んだりして

傷ついてしまったり、

ガスがオナラとして出るのではなく、

胃の方に逆流してしまうことがあります。


小腸が傷ついてしまうと、

粘膜が薄くなってしまって、

そこから未消化の栄養分や

体内に入れるものではないものが

小腸を通過してしまい、

炎症を起こしてしまうことがあります。

これを、リーキーガットと呼ぶそうです。


また、ガスが胃の方に逆流してしまうと

圧が高まって、ゲップが出たり、

逆流性食道炎を引き起こすこともあります。


インスリンの感受性を高めるインクレチン

いうホルモンが小腸から血流にのって

全身に運ばれるそうですが、

食後の血糖値を下げるという働きをする他に、

胃腸の動きを遅くしたり、

食道と胃の間にある逆流防止弁をゆるめる働きもするそうです。


インクレチンは、腸内細菌が

ガスとともに生み出す

短鎖脂肪酸というものに反応して分泌されます。


ガスを多量に発生させるSIBOだと、

インクレチンもたくさん発生し、

胃腸の動きを悪くして、

腸内細菌が停滞したり、

逆流防止弁がゆるくなって、

逆流性食道炎を起こしやすくしてしまいます。


―SIBOの原因―


いろいろな原因があるそうですが、

一つは、食習慣


SIBOに不快な症状を起こしやすい食品が

高FODMAP食です。


高FODMAP食は、

FODMAPをたくさん含む食品を表しています。


FODMAPは、ある糖の特徴を表している頭文字です。


その特徴というのが↓

F:Fermentable(発酵性の)

O:Oligo saccharides(オリゴ糖)

D:Di saccharides(二糖類)

M:Mono saccharides(単糖類)

A:and(&)

P:Polyols(ポリオール)


高FODMAP食として挙げられるものに、

小麦、玉ねぎ、キムチ、

りんご、スイカ、納豆、豆…。


低FODMAP食として挙げられるものには、

米、キャベツ、イチゴ、バナナ、肉、魚…

等があります。


高FODMAP食は、

消化がしづらい糖のため、

たくさん食べると、

小腸内の糖の濃度が高まり、

濃度を薄めようとして小腸内に

水が集まり、下痢をしてしまったりします。


私は下痢型のSIBOだと

自分で思っているのですが、

便秘型のSIBOというのもあるそうです。


その違いは小腸内にどんな種類の

細菌が存在しているか

によって違うそうです。


腸内にはたくさんの細菌、微生物がおり、

バランスによって色々な影響が出てきます。


2つの目の原因としては、

消化液の不足が挙げられます。


胃酸や胆汁、膵液等、

食べ物の消化に関係する消化液ですが、

小腸をお掃除する役割(殺菌作用)も持ち合わせています。


消化液が不足すると、

食べ物をしっかり消化できなかったり、

腸内細菌が異常に増えてしまったりします。


胃酸抑制剤を飲んでいたり、

ピロリ菌がいたり、

交感神経優位だったりすると、

胃酸の分泌が抑制されてしまいます。


胆汁は、胆石や女性ホルモンの影響等

によって分泌が左右されます。


また、胆汁は胆嚢で濃縮されることで

殺菌作用を発揮するため、

胆嚢を除去した場合は、

SIBOに注意が必要です。


膵液は、膵臓で産生されますが、

慢性膵炎がある方はSIBOを

合併している率が高いそうです。


現在、私は胆汁不足を補うため、

杜仲茶を飲むようにしています。


その他にも色々な方法があるそうですが、

杜仲茶を飲むようになってから、

少し調子が良くなった気がします。


ボーンブロスも取り入れるようになったので、

色々な事が重なっているとは思いますが。


以前、整体に行った際に、

肝臓というか胆嚢(胆汁排泄)に問題が

ありそうと指摘されました。


栄養についても学ばれている

整体師さんだったので、問診等からも

推測されていたのかもしれませんが、

触った感じでも分かるそうで驚きました。


3つ目の原因としては、

消化管運動の低下が挙げられます。

これが一番大きな原因の一つだそうです。


小腸がリズミカルに動くことで、

小腸内の細菌や餌となる食物が

流れていき、細菌が過剰に増殖するのを

防ぐ働きをします。


この運動が低下する理由としては、

糖尿病やパーキンソン病、急性腸炎、

甲状腺障害等が挙げられるそうです。


これまでに3つの原因を挙げましたが、

その他にも様々な要因が言われています。


もっと詳しく知りたい方は、

オーソモレキュラーアカデミー

栄養の消化・吸収の講座や、

江田証先生の本

「小腸を強くすれば病気にならない」

等で紹介されておりますので、

ぜひ調べてみてください。


次回は、SIBOの対策の一つ、

低FODMAP食に挑戦してみようかな

と思っています。


ご覧いただきありがとうございました。


(参考図書)

・小腸を強くすれば病気にならない/江田証

・新しい腸の教科書/江田証

・あなたの体は9割が細菌/アランナ・コリン/矢野真千子(訳)