ストレスを力に変える方法
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

ストレスを力に変える方法


7月に入り、日差しが強く

梅雨明けまでもう一息。

ジメジメと蒸し暑い日が続いていますね。


この時期は、食欲が落ちたり暑さに

イライラしてしまったりとストレス

感じる方も増えるのではないでしょうか?


ストレスといえば心理的、精神的なもの。


例えば…

仕事が忙しすぎて嫌だ。

上司と馬が合わず職場にいたくない。

子どもが言うことを聞いてくれず、

必要以上に怒ってしまう。

旦那さんと喧嘩してずっと険悪。


なんて考えても全部いい気はしませんよね。


その他にも、環境的なストレスがあります。

今の梅雨明け近くのような

ジメジメが続いていて

蒸し暑くて汗が滝のように流れる。

だったり、家の近くで工事していて

朝から大きな音がずっと聞こえている。

なんかも、ストレスとして認識されます。


現代はストレス社会とよく聞きますが

毎日の生活の中でストレスが多いと体に悪い。


こんな認識は皆さん漠然とありますよね。


ではストレスを感じることによって

体にはどんな影響があるのでしょうか?


【ストレスと自律神経】


ドラマや映画のワンシーンを思い出して

みてください。


私はよく韓流ドラマが好きでみます。

よくあるお決まりの流れですが


ずっと好きだった憧れの人が実は

生き別れの兄弟だった!

とか、交通事故に遭い、

実は犯人がライバルで。


ショックのあまり記憶喪失になる。

なんてあるあるのシーン。


ショッキングな出来事を聞かされた時は

  • 心臓がバクバク、ドキドキする。

  • 血の気がさあ?っと引く。(血管の収縮)

  • 食欲がなくなり(消化する力が低下)

  • 口の中がカラカラに乾く。

なんて姿で驚きや悲しみに打ちひしがれます。



これはどうしてこのような状態になって

しまうのかというと


「自律神経」が関係しているのです。


自律神経には2種類あって


交感神経

副交感神経

があります。


日中に高くなり1日を活動的に元気に

過ごせるようにサポートしてくれるのが

交感神経です。

適度に交感神経が高いことは、

メリハリのある生活を送るのに不可欠です。



副交感神経とは、日中低く夕方から

夜に活躍してくれます。

温泉に入ってリラックスしたり

ゆっくり眠る時に高くなってきて

1日の疲れを癒やしてくれます。



本来なら交感神経と副交感神経は

1日の中でどちらかが高く、どちらかが低い

というように時間帯で入れ替わります。



ところが先程のとってもストレスが

体にかかった状況は交感神経が

高くなりすぎることになり、

かえって体には悪影響です。



夜になっても交感神経が高い時期が

長くなってくると…

なかなか寝付きが悪い

ずっと疲れていて疲れが抜けない

心が不安定でイライラすることが増える。

急に悲しくなったりジェットコースター

のように感情の浮き沈みが激しい。


こんなことが体におこってきます。


いかに自律神経のバランスを整えるか

心身ともに健康で楽しい毎日を送る

重要なポイントになるのです。



【自律神経を整える】


では、自律神経を整えよう!

と思っても漠然としすぎていて

何に取り組んだらいいのかは

ピンとこないと思います。


実際に私も毎日実践している

簡単に取り組めるおすすめの方法を

3つ紹介したいと思います。


①補食をとって血糖値を安定させる。


体を動かして学校で勉強をする。

お仕事をバリバリこなす。

スポーツに打ち込んで汗を流す。


など毎日皆さんが行っていることは

想像以上にエネルギーが必要です。


忙しすぎたり、ダイエットで食事の量を

減らしていたりすることは実は

体にとって、すごく負担をかけています。


それによって血糖値が急に低くなり

たくさんのホルモンや体の働きを

総動員しリカバリーしようと

頑張ってしまいます。


車でもガソリンが無くなったのに

走らせようとするとエンジンが止まったり

ひどい時は故障につながったりしますよね。


3食のご飯の間に

小さなおにぎりや野菜スープ

卵のおかずやさつまいもなど

補食を入れてみてください。


特にお昼ごはんから夕ご飯までの

時間は長くエネルギー不足になりやすいです。


夕方4時から5時くらいを目安に

食べることをおすすめします。


私は夕方にとっても眠くなることが多く

イライラしたりぐったりなおつかれママ

でしたが、補食を取ることにより

かなり改善しました。


②夜はゆったり過ごす


夕方から高くなる副交感神経の邪魔を

しない。ということです。


なるべく心拍数が上がるような運動や

激しいことをせず

(子どものおふざけにも穏やかでありたい

という願望だけはあります。)

自然と眠たくなるような環境を整えます。


浴槽にぬるめのお湯をはりゆっくり

つかることも副交感神経を高めます。

熱すぎるお湯では交感神経が高くなるため

温度には注意してください。


部屋の電気をいつもよりも薄暗く

することは光を感じ取る能力によって

より質のいい睡眠に繋がります。


③ストレスをためない


これが一番難しい対処方法。

どんなストレスを受けたかによって

発散したりなくす方法が変わってくるからです。


暑い、寒い、うるさいなど環境による

ストレスだと自分の努力によって

着る服やいる場所を変えることによって

比較的簡単に改善されます。


その他の不安や怒りなどのストレスには

自分でできる対処方法のレパートリーを

普段から増やしておくことが必要です。


車を運転してお出かけする

カラオケで大きな声をだす

泣ける映画をみてスッキリするなど

自分が普段から何をしている時が

楽しくてワクワク心躍るのかを

リストアップしておくといいですね。


リラックスしてください、

気持ちを切り替えてね。

なんて人から言われても

それができたら苦労しないよ。

が正直な感想。


私からのおすすめは植物からの

自然な香りの力を借りるというもの。

エッセンシャルオイルと名のつく

アロマオイルは100%自然な香料で

作られています。


香りを嗅いでリラックスするだけでなく

オイルなどで希釈して肌に塗ったり

お風呂の浴槽に垂らし楽しむことができます。



さまざまな種類のアロマオイルがありますが

それぞれ得意な効能をもっています。


自分がどんな香りが好きなのかを選ぶのも

宝物を探すようでワクワクしますよ!


今回はストレスを感じた時に

気持ちを落ち着かせてくれたり

副交感神経を高くしリラックスさせて

くれるのが得意な種類をご紹介します。


エッセンシャルオイルには人によっては

皮膚がかぶれたり、血圧を上げる効能がある

ものもありますので販売店や注意書きを

しっかり読んだ上で濃度に気をつけながら

使用してくださいね。



◎ラベンダー

私のサロンでも1番人気で

我が家でも出番の多いアロマです。

リラックス効果が強く寝室で

使うとゆっくりと深い睡眠がとれます。

副交感神経を高めてくれる働きもあり

香りを嗅いだりオイルに混ぜてマッサージする

といい気持ちになります。


◎フランキンセンス

古代から瞑想の時に使われてきたアロマで

心の波を穏やかに落ち着かせてくれます。

特に子どもに対して心の余裕がなく

感情的に怒ってしまいそうになった時に

よく精神安定剤と言い聞かせ嗅いでいます。


アンガーマネジメントでも怒りのピークは

6秒で落ち着くと聞いたことがあります。

嗅いでいる間に心の整理ができたり

冷静になれたりするので

ぜひ試してみてください。



◎ゼラニウム

自律神経や心や体のバランスを

とってくてるともいわれるアロマです。

女性には月経やホルモンバランスによって

1ヶ月の中で不安定になってしまうことが

ありますよね。


そんな時にもおすすめで、お風呂の浴槽に

数滴入れてゆっくりと浸かります。

お花の優しい香りで子どもにも好評です。


今回は有名どころのこの3つのアロマオイルを

ご紹介しました。


自分のお気に入りを見つけ

心穏やかに過ごせる日のお手伝いに

なれれば嬉しいです。

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