子育てを乗り切る分子栄養学
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

子育てを乗り切る分子栄養学

皆さんこんにちは!

分子栄養学アドバイザーの森田早紀です。


私ごとですが、先日、無事出産を終え、

自宅でゆったりと産褥期を過ごしています。


第一子出産後に出会った分子栄養学

取り入れてから約2年半、食事改善と

必要に応じた必要最低限のサプリメント、

生活習慣の改善に取り組んできました。

今回は、分子栄養学を取り入れた妊娠、

出産の体験談をお話しします。


妊娠中の方、妊娠を望んでいる方の参考になればと思います。


妊娠中の体と心の変化


○つわり

今回の出産は、約3年ぶり、2度目でした。

第一子妊娠中は、初期につわりがあり、

トマトとトマトジュースしか受け付けない

期間が1ヶ月ほどありました。


今回の妊娠では、分子栄養学を学び、

エビデンス的にはまだ少ないのですが、

ビタミンB群の補給がつわりを軽減する

可能性があると知り、葉酸単体だけではなく、

ビタミンB群をしっかりと摂れるよう、

食事では青菜、豚肉や貝類を意識して取り入れました。


ビタミンB群の効果か、2年半にわたって

分子栄養学を取り入れた食事を摂り、

体質改善したからか、今回の妊娠では

つわりは一切なく、食事を楽しむことができました。


○メンタル

また第一子妊娠中は、

メンタルがガタガタで、

特にイライラすることが多く、

主人と無駄に対立したり、涙もろく、

根拠もなく先行きが不安に感じ、よく泣いていました。


分子栄養学を学んで、メンタルには

亜鉛が重要だと知りました。

第一子妊娠中は、家計も気にして、

牛肉は避けており、

ほとんど食べることがありませんでした。

しかし、鉄、亜鉛が豊富な食材はやはり、

赤身肉。今回の妊娠では、

週に2日は牛肉か、塊肉を食べるようにしました。


亜鉛も鉄も、こまめに摂るのがコツで、

レバーパウダーをトマト煮込みに、

ヘンプシードナッツをご飯を炊く時に

混ぜ込んだり、サラダにかけたりして、

コツコツと摂取しました。


それでもやはり、食事だけでは足りないので、

鉄と亜鉛は、サプリメントを補給しました。


サプリメントの補給は、

飲む量に注意が必要です。

個体差に合わせて、

必要量も変わってきますので、

安易に高容量で摂るのはやめましょう。


オーソモレキュラーメソッドでは、

個体差に合わせて管理栄養士が、

サプリメントの指導も行っていますので、ご相談ください。




○お通じ

第一子妊娠中は、もともと20年来の

便秘だったのですが、さらにひどくなり、

便はコロコロで固く、3日以上も

全く出なくなってしまい、産婦人科で

便秘薬と下剤をもらって、出産まで使っていました。


分子栄養学を取り入れてからは、

よく噛んで食べることを意識したり、

胃酸をしっかり出して、

消化吸収できるように、

梅干しや酢の物を食事に

必ず取り入れるようにしました。

また、朝は菓子パンにミルクティーや

ココアだったところを、ご飯に変え、

グルテンカゼインフリーも心がけ、

徐々に腸内環境が整っていきました。

白米は、7分づき米に変更し、

ヘンプシードナッツ、押し麦を混ぜこんで、

食物繊維も摂れるよう工夫しました。


そうすることで、20年も悩んできた便秘が解消!


毎日1~2回は必ず便が出るようになりました。

今回の妊娠でも、便秘になることはなく、

出産後の今まで、きちんとお通じがあります。

私の中では、これはかなり嬉しかったです。


○お肌

第一子の息子を出産後、私のお肌は、

おでこやほっぺたに赤いポツポツが出て、

カサカサで最悪の状態でした。

頻回授乳と夜泣きのダブルパンチで、

究極の寝不足でした。

第二子の娘も、今のところ母乳の出も良く、

私の体調も良いので、完全母乳ですが、

お肌の調子はとてもよく、娘も、

しっかりと母乳を飲み、

よく寝てくれています。

同じ完全母乳でも、こんなにも

違うものなのか、と感動さえしています。

分子栄養学を取り入れて、

腸内環境を整えていたことも、功を奏したと思います。


○出血

第一子の息子の出産の際は、

出血量は中量でした。

今回、第二子の娘の出産時は、

食事やサプリメントから、

しっかり鉄補給をしたこともあり、

出血量は少量で、胎盤も見本のように

綺麗だと、助産師さんに褒めていただきました!


子供の様子


○睡眠

第一子の息子は、退院直後から

本当に寝ない子でした。

完全母乳が良いと思い込み、

私自身も母乳が大変よく出ていたので、

栄養補給ができていると思っていました。

しかし、授乳直後であっても寝てくれず、

次の授乳までずっと抱いているということも

しばしばでした。

今思えば、睡眠に必要なホルモン、

セロトニン、メラトニンをつくる過程で

必要な鉄分、ビタミンB群、マグネシウムが、

かなり不足していたと思います。


第二子の娘はというと...

息子と比べると、本当によく寝ています。

これは、二人目あるあるなのかもしれませんし、

娘と息子の個体差かもしれませんが…

第一子の息子の時には、

ミルクに抵抗があり、

母乳にこだわっていましたが、

結果的に私も息子も眠れない悪循環でした。


ミルクには、母乳には少ないDHAやEPA

ビタミンD、鉄分も含まれています。

今回は、肌荒れや、夜泣きの様子を

見ながら、ミルクを足そうと思います。


○出生体重

今回の出産で違ったといえば、

子供の体重です。

第一子の息子は2500g以下の

低体重出生児でした。

生まれてすぐに低血糖の検査が必要でした。


生まれたての写真を見ても、

ガリガリで、お肌もカサつき気味。

一方、第二子の娘は、2800g越え。

ふっくらとしていて、お肌はツヤツヤです。


ちなみに、私は身長が146cmしかなく、

高リスク妊婦に分類されます。

2800gでも小さいよ!と思われてしまう

かもしれませんが、私の体格から考えると、

よく大きくなってくれたと思います。

私の体重増加は、

第一子の息子の時は、12kg増。

今回は11kg増でした。

体重増加は第二子妊娠中の方が

少ないのですが、出生体重は第二子の方が多かったです。


妊娠中の体重増加の目安に関しては、

痩せのリスクが、低体重出生児として

生まれるリスクを招くことが危険視され、

2021年に大幅に見直されています。


低出生体重で生まれると、

乳幼児突然死のリスクの増加、

将来の生活習慣病のリスクの増加などと

関連があるとわかっています。

詳しくは下記のリンクを参考にしてくださいね。



これから妊娠される方は、妊娠中に体型を

気にして体重増加を抑えたりすることが

ないように、気をつけてほしいですね。


以上が今私が思いつく、妊娠、出産、

産後の違いです。

これから先、どんな風に成長していくのか、

よく観察して、楽しく子育てができるように、

私自身も産褥期のメンテナンスを、

食事でしっかりしていきたいです。

手始めは、鉄卵を入れて煮込んだ、

ボーンブロススープから!


最後に


とはいえ、息子も娘もどちらの時も、

出産できたことには、

本当に満足していますし、元

気に生まれてきてくれたことが、

本当に嬉しく、頑張ってくれた子供達に感謝しています。


第一子の息子が夜泣きしてくれたことで、

分子栄養学と出会い、親子、家族が、

体も心も健康になっていきました。

あの頃は、いつまで続くのかわからない

夜泣きと睡眠不足で、ボロボロの状態。

本当に辛かったです。

でも、今となっては良い思い出です。


ただ、もっと早くに知っていたら、

子育てをもっともっと、心に余裕を

持ってできただろうなぁ...と思いました。


私のような方はきっとたくさんいるはずです。

夜泣きに悩むママ、肌荒れに悩むママ、

子育てに疲れてしまっているママ、

みんなに届いてほしい。


妊娠を望んでいる方、子育て中の方が、

より楽しく、子どもとの時間を

過ごすことができるように、

これからも、皆さんのサポーターとして、

2児の母として成長していきたいと思っています。


みなさん、一緒に頑張りましょう!


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