皆さまこんにちは。
分子栄養学アドバイザーの町田香織です。
アロマセラピストと占い師をしています。
現在、栄養カウンセリングも行っております。
(このブログは、私のパニック障害の経験と
講座の内容をもとに書いています。)
私がパニック障害で困っていた症状として、
「動悸」がありました。
「なんでこんなに動悸がするんだろう?」と
いつも思っていました。
ちょっとびっくりしただけでも動悸がする。
嫌なことがあっても動悸がする。
夏なんかもう最悪!!
暑いだけでも動悸がする。
そこからパニックになるのではないか?
と不安になる。そんな状態でした。
それが、分子栄養学を学んで、
なぜこんなに動悸がするのか?がわかったのです。
私がまず最初に出会ったのは、
藤川徳美先生の「うつ・パニックは
鉄不足が原因だった。」という本でした。
それを読むと、どうやらパニック障害には
鉄不足が関係しているらしいとのことでした。
しかも、フェリチンを測った方が良いと
書いてあったので、早速病院で測ってみました。
すると、2019年3月フェリチン9,1
ど貧血!!
これにはびっくりしました。
どうりで動悸がするわけだ。と納得しました。
◆病院の基準値が広すぎる
しかし、一般の病院のフェリチンの
基準値は8.0~74.0と広すぎるため、
貧血とは指摘されないのです。
ここで多くの人の鉄不足が見過ごされてしまいます。
分子栄養学の基準値は、
男性:100~200
生理のある女性:20~50
生理のない女性:50~80
となり、当時の私はかなり低いことが
わかります。さらには、そもそも病院で
フェリチンを測ってくれないという、
2重3重にも危険な要素があるのです。
もし、フェリチンを測ってもらいたい場合は、
「貧血っぽいのでフェリチンを測ってください。」と
はっきり言わないと測ってくれませんので、
お気を付けください。
(最近は測ってくれるところも増えているようです。)
◆フェリチンとは?
そもそもフェリチンって何ですか?と
いう話ですが、フェリチンは「貯蔵鉄」のことを言います。
よく、お金にたとえられますが、ヘモグロビン
(Hb)は現金で、フェリチンを貯金とみます。
ヘモグロビンは一般的な検査でも
みてくれるので、多くの場合ここをみて
貧血か貧血じゃないか?と判断しています。
でも実は、現金だけみてるということに
なります。現金だけあっても、
貯金がすっからかんだったら怖くないですか?
病院で貧血を指摘された、ということは、
すでに現金もない!!ということになります。
しかも、貧血を指摘されたにもかかわらず
放置している人が本当に多いです。
怖すぎます。
◆フェリチンの値
さて、ど貧血だった私は、本の通りに海外の
キレート鉄を飲み始めました。
(キレート鉄をおすすめしているわけではありません。)
当時はフェロケル1錠27mgを2~3錠
飲んでいました。
今ではこれは多いとわかるのですが、
当時はそんなこともわからないので、
本の通りに飲んでいました。
その結果、フェリチンの値は
2019年3月 9.1
2019年9月 24
2020年1月 39.9
2020年7月 53.7
になりました。
一見これだけみると、順調に上がっている
ようにみえます。しかし、本には
フェリチン100を目指せと書いてあるので、
私はまだまだ全然足りないと思っていました。
肝心の症状はどうか?というと、確かに
動悸は減ったような気がしましたが、
実はあまり良くなっていなかったのです。
不安感もあるし、なんとなくソワソワする
ような焦燥感もありました。
でも私はフェリチンが100に行ってないからだ
と思い込んでいたのです。
しかし、だんだんと本当にこれで
良いのだろうか?と不安になってきました。
それに、本を読みながらの独学では限界が
あるなと思い、以前のブログにも書きましたが、
信頼のおける栄養カウンセラーさんの
栄養指導を受けることにしたのです。
プロの意見を聞くというのは、栄養に限らず、
本当に大事なことだと思ったし、
その時の自分の選択は正しかったと思います。
そこで、栄養カウンセラーさんも驚くくらい
キレート鉄を飲んでいたので、キレート鉄を
やめてヘム鉄のサプリメントに変更しました。
量も1日10mgとだいぶ減らしました。
幸いなことに私はフェリチンが上がりすぎる
ことはなかったのですが、キレート鉄を
飲み続けて、中にはフェリチンが500とか
1000とかいってしまう人もいるようですので、
キレート鉄を飲む際には、十分な注意が必要です。
上がりすぎてしまった場合には、速やかに
お医者さんの指示に従ってください。
◆キレート鉄とは?
キレート鉄はキレート加工された
非ヘム鉄のことで、アミノ酸と結合
されていますので、鉄の吸収が良くなります。
また、吸収経路がヘム鉄と非ヘム鉄とは
異なり、通常のデトックスに引っかからないということがあります。
これは、一見よいように思いますが、
鉄過剰になる場合があり、
取り扱いに注意が必要です。
鉄というのは諸刃の剣で、なくてもダメだし、
ありすぎてもダメなんですよね。
これは本当に厄介だなと思いました。
ただ、女性の場合は毎月月経で大量に鉄を
失ってしまうので、足りてないかも?と
いう意識をもつのは大事だと思います。
しかしながら、いきなりサプリメントを
飲めばよいか?というと、炎症がある
場合には飲まない方が良い場合もあります。
サプリメントを飲む場合は自己判断せずに
なるべく分子栄養学クリニックで
血液検査をしてから、飲まれることをおすすめします。
◆鉄不足チェック
さて、ここで自分は鉄不足が
あるのだろうか?と
思われた方はチェックをしてみましょう♪
こんな症状があったら鉄不足を疑ってみてくださいね。
・イライラしやすい
・疲れやすい
・軽い運動でも動悸がする
・足がむずむずする
・のどがつまったようなかんじがする
・アザができやすい
・髪の毛が抜けやすい
・爪が弱い(巻き爪、そり爪、二枚爪など)
・氷やかたいものをかみたくなる
・やたらと甘い物を欲する
・口まわりにニキビができる
など。
特に月経のある女性、妊娠中の女性、
成長期のお子さん、激しいスポーツをする方は
鉄の需要が高まっていますよ。
しつこいようですが、日本人の女性は
鉄不足に陥っていることが本当に多いです。
是非、日頃から鉄を補うようにしてくださいね。
まずは食事からとることをおすすめします。
◆鉄の多い食材
ヘム鉄
レバー、豚肉、牛肉、まぐろ、かつお、
煮干しなど
非ヘム鉄
小松菜、あさり、きなこ、納豆、
焼きのり、ごまなど
調理をする時の工夫は、
鉄たまごを入れる(たまごの形をした鉄です)
鉄の調理器具を使う
ビタミンCと一緒にとる
(鉄はビタミンCやクエン酸と一緒にとると
吸収率がアップします。)
などしてみてくださいね。
(鉄たまご、錆びやすいので注意)
食品ではレバーが一番優秀なんですが、
レバーが嫌いな人って多いと思います。
しかも、生のレバーを調理するのってなかなか大変ですよね。
私は料理が得意ではないので、
レバーは調理済みのものを活用しています。
スーパーで売っているお惣菜は、
あまりおすすめできないのですが、
鉄をとるためとそこは割り切っています。
料理が得意な方はぜひ、
レバー料理作ってみてくださいね。
ど貧血だった私も、食事とサプリメントで
貧血を解消しました。
貧血が解消してくると、全体的に体調も
良くなってきます。ただ、私の場合は
それだけではなくて、他の栄養素の
不足もあったり、副腎疲労もあったり
しましたので、鉄不足だけが原因ではありませんでした。
パニック症状で悩まれている方はもちろん、
そうでない方も女性ならば鉄不足を疑ってみてください。
また、私と同じように本を読んで
実行なさっていても良くならないという方の
参考になれば幸いです。
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お気軽にお問い合わせください。
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HP https://kaori-eiyou.com
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
それでは、またお会いしましょう♪