不登校の子をもつ親のココロの健康
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

不登校の子をもつ親のココロの健康

Coucou!

スイス・ジュネーブは急に冷え込んできました。


今年は国内全体で、消費電力を抑える

ような生活をするようにと手紙で通知がきました。

世界情勢により、電力不足に陥る可能性が

あるそうで、備えるためにカセットコンロの

ガスなどを購入してきました。

普段当たり前に使っている電力のありがたみを感じます。


私が分子栄養学を学ぼうと思った

きっかけは息子の不登校

私の体調不良ですが、

最近は少しずつ食事の大切さも広まってきて、

不登校の子をもつ親御さんで栄養に興味を

持つ方が増えてきたのかな。と感じております。


私は、息子が朝起きれなくなった時

分子栄養学という考え方に出会い、

オーソモレキュラーアカデミーで成長期の子供に

必要な栄養をしっかり学びました。


これさえやれば、息子は絶対に良くなる!と、

のめり込むように勉強して、食事を変えていきました。


結論から言うと、

最初の1年目は完全不登校で、

アカデミーで分子栄養学を習い、

少しずつ食事を整えていくと

徐々に学校に通えるようになり、

現在は五月雨登校をしています。


一時期は昼夜逆転しており、

朝起きれなかった息子が

栄養を整えることで、生活リズムが整い、

朝起きが良くなり、食事がしっかり

食べれるようになり

身長もぐんぐん伸びています。


食事さえ整えれば、元気になって、

また毎日学校に通えるという

栄養を学び始めた当初の私の

予想通りには行ってないのですが

これについては栄養というより、

お子さんそれぞれの抱えている

特性も関係していると思います。


栄養だけが原因のお子さんは、

食事が整えばすぐに学校に戻れるようになると思います。


長男の場合は、

小さい時から学校が嫌いで、

(なんなら保育園も嫌いでした)

ちょっと学校で嫌なことがあると、

すぐに扁桃腺が腫れて

1週間お休みするということを

繰り返していたので、

おそらく慢性炎症はあるのだと

おもいますが、

性格的にも繊細くんで、

学校に行くだけで

ものすごくエネルギーを消費するタイプです。


発達検査は受けていませんが、

集団行動がすごく苦手だったり、

学校のルールを守るという点でも、

独特の考え方があるので、

自分が納得できないルールは

断固として守りません(笑)


だから先生からも注意をされる。


そうすると行くのが嫌になって

しばらくお休みする。

ということを繰り返しています。


この2年という長い不登校の期間中、

息子はたくさんの自分の内側にある

感情と向き合ってきたようです。

そして私も、自分自身のことと、

自分流の子育てについて

真剣に向き合いましたし、

今でもそれは続けています。


そんな中で、最初の目標だった

「絶対に息子を学校に戻そう!」という

肩の力が抜けてきて、

今では随分気持ちの面で楽になってきました。


息子の生きづらさ、コミュニケーションの

不器用さや、

孤立するような部分を私が理解できる

ようになったからです。


昔は、息子にアレコレ人生のアドバイスや

提案をしていましたが、

すればするほど、嫌がられていました。


今はただ、聞くだけにとどめる。

ということに注意して会話をしています。


たとえ息子が、

ありえないような話をしていても、

そんなの無理でしょ。というような内容でも、


へぇ~。そんなことを考えてるんだ。

そんな風に思ってるんだね。


と返せるようになりました。


これは、最初の方は精神修行が

必要になってきます(笑)


しかし、次第に聞くだけ。に徹していると、

わかることがあります。


あ、話しながら、本人が気がついてる。


話しながら、自分で脳にいいきかせて

いるのかな。という時もあります。


将来はこんなスタイルで仕事をしたい。

というイメージがあるようですが、


親というのはそんな話をされると、


それなら、まずは英語を勉強しないと。とか

まずは数学やらないとね。

などと言ったり、ついアドバイスや

情報収集をしてあげたりすると思います。


お子さんが何を語っても、最終的には

「だったら、まずは学校行かないと」という

雰囲気を出している方が多いのではないかと

思います。

かつての私がそうだったように。


しかし、大切なのは、

本人が気がつくということなんだと、

最近は思うようになりました。

たとえ少し時間はかかったとしても、

自分で気づくことが

彼の人生の大きな学びだと思います。


私は息子の「スケールの大きな将来の夢」

ききながら


へぇ。本気でやれば願いは叶うっていうよね! 

そんなことやりたいんだねぇ。


と相槌を打っていると、


・・・まぁ、だから、まずは学校に行かないと

いけないんだけどね。


あと・・・勉強もちょっとずつやらないとね。。


と、最後に本人が付け加えることがあります。


息子も学校に通わないといけないということは、

わかっているんだよね。

勉強が大切だってわかってるんだよね。と、


こうゆう言葉からも理解できます。


しかし、実際に学校に行くと、

息が詰まるようです。


ペンを床に落としただけで罰1回とチェックを

する先生や、教えられたやり方ではない

方法で数学を解くと、罰をつける先生、

5分以上の遅刻で、もうクラスには入れず、

家に帰されるルールなど、


スイスの中学生活はなかなか

長男にはハードルが高いようです。


もちろん、こうゆうシステムはみんな

平等ですので、罰をもらわないために

行動する。という子がほとんどの中、

長男は納得できない理由の

罰システムにものすごく反応しています。


以前の私なら、あなたが合わせないと。

これは学校のルールなんだから。


と言っていましたが、


最近は長男の、そんなルールに

合わせたくないという

感情を理解できるようになってきました。


子供が不登校になると、

親の目の前は、一度真っ暗になります。

そして苦しみと悲しみと不安の中での

生活がスタートします。

お子さんはもしかすると荒れるかもしれません。

そして親は普通に学校に通っている

その辺の子をみて

涙がでそうになるかもしれません。


でも、そんな時期をある程度過ごしたら、

親がまずはそこから抜け出すことが大切かな。

と思います。


たしかに、子供の不登校は心配です。

将来の不安もあると思います。


でも、私は

「このまま息子の将来を

心配ばかりしていたら、私まで倒れてしまう」


と思いました。


一度しかない自分の大切な人生を、

息子の不登校とこれからの不安にばかり

縛られて生きていてもいいのか?という

思いが頭をもたげました。


私はフラワーエッセンスという、

花の波動を使った自然療法をしていますので、


その効果も相まって、


自分の人生について、

非常に考えさせられる時期でした。


息子の不登校がなかったら、

いまだに本当に生きたい自分の人生について

問いかけることはなかったと思います。


息子の不登校がくれた、私自身への気づきと

自分の人生を自分で切り開いていくという自覚。


今、お子さんが不登校ですごく悩んでいる

親御さんもたくさんいらっしゃると思います。

いろんな方が、不登校脱出したとか、

また行けるようになったよ。と聞くと

焦って子供にアドバイスしたりする方もいると思います。


でも、まずは、人は人、自分は自分。

と切り離して考えることが大切だと思います。

どうして比べてしまうのか。

うらやましいと思った時は、

自分自身をもう一度見つめ直すサインだと

思って欲しいです。


そして、目の前のできることをやる。

私は、コツコツと栄養療法を続けています。


ジャンクフードが好きな年齢ですし、

そこで喧嘩になったこともあります。


見守ると放置は違うのですが、

この差が難しいと感じる方も多いのかもしれません。


私は自分の意見もちゃんと長男に伝えます。

食事に関して、お菓子は栄養ゼロだし、

むしろ体に必要なミネラルを消費するから

あまり食べない方がいいと思う。

と、あくまで、自分の意見としていいます。


ただ、それを聞くか聞かないかは

長男が考えることだと思っています。

これが見守るなのかな。と思っています。


母親としての意見はいうけど、

それに従うように命令したり、説得したりはしません。


そうすることで、

長男もトライ&エラーを繰り返し、

この2ヶ月、あんなに中毒だった

ジャンクフードをかなり減らすことに

成功しています。

いまでは週末にほんの少し食べることがある程度です。


思春期の難しさは、一人前の大人として

扱って欲しいという思いがあるけど、

現実的には、幼い部分も多いため、

つい親子喧嘩になってしまいがちです。


でも、喧嘩はお互いがエネルギーを

消耗する上に、言わなくてもいい

余計な一言なども出てきて

得るものはなにもないと思います。


押し付けない。

だけど、親の立場としてこう思う。

という考えを言う。


この辺の見守る姿勢を

私も日々実践しているところです。


もちろんうまくできない時もあります。

悩むこともあります。


でも、それができるようになる度に

私自身の精神面が成長していると感じています。


今、お子さんが不登校のお母さんは

その現実とどのように自分自身が

向き合うのか自分へのメッセージは

なんなのかを考えると

「私流」が見つかってくると思います。

お子さんをよく観察して、会話して

ときに聞き役に徹することで、

お子さんだけでなく、

自分自身の内側に気づきが起こると思います。


一緒に乗り越えていきましょう♪♪


そして、栄養はやはり大切です。

家にいることが多い場合は

これからの季節はビタミンDが必要に

なってくると思いますので、

それはサプリでサポートしてあげて欲しいな。

と思います。


ビタミンDについては

過去記事にもございますので、

そちらをお読みください。


それではまた来月お会いしましょう!


A bientot !


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