「骨を丈夫にする」
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

「骨を丈夫にする」

Coucou!

スイス・ジュネーブからお届けしております

分子栄養学アドバイザーブログも第7回目になりました。


長い冬が終わり、桜が美しい春がやってきましたね。


桜の季節を楽しめるか、

花粉でこの時期が嫌いになるか・・・

二つの複雑な気持ちが混在している方もいるかと思いますが、


本日はその花粉症にも

深く関係していると言われている

ビタミンDについてのお話をしようと思います。


ビタミンDの効果は多岐にわたります。


えっ?こんなことも?と

びっくりされるかも知れませんが、


  • 骨を丈夫にする働きがある。

  • 免疫機能を調整してくれる。

  • 風邪を引きにくくなる。

  • 花粉症などのアレルギー抑制効果

  • うつっぽい症状の改善


そしてそして・・


実はガンや高血圧、糖尿病など

生活習慣病にもビタミンD

関係しているのではないかと考えられていて

ただいまいろんな分野で研究中の栄養素です。


今回は

「骨を丈夫にする」

ということについて

お話ししようと思います。


骨を丈夫にするといわれても、

「ふーん。」

という感じでピンとこない方も

多いと思いますので

身近な症状を書きますね。


ビタミンDが欠乏すると、

  • O脚・X脚になりやすい

  • 虫歯になりやすい

  • 転びやすい

  • 骨折しやすい

  • 身長が伸びにくい

  • 高齢者では骨粗鬆症リスク


などが考えられます。


いかがでしょうか?


ご自分の状況と照らし合わせて

ドキっとすることはありませんか?


じつは、私の息子について

ビタミンDの効果がすごかったエピソード

ありますので一つご紹介します。 


息子は小学6年生の秋ぐらいから

学校に行ったり休んだりしだしていたのは

時々このブログにも書いているのですが、

初めて読む方にもわかるようにざっと書きますね。


小さい時は外で鬼ごっこをしたり

サッカーをしたりしていたのに

小5くらいから、

外遊びよりもゲームに熱中するようになりました。


週末も家族で出掛けていても、


何時に家に帰るの?

帰ったら何時間ゲームしていいの?

と、常に頭の中がゲームでいっぱい。


そして徐々に外出する機会が減ってきました。


そんな感じです。


当時は冬はビタミンDをあげた方がいいという

知識はありましたが、

あげ忘れることも多く、

私もそんなにビタミンDの大切さを

認識していなかったので

そんなことよりも

息子のゲームへの執着を

どうにかさせようと必死でした。


そして小学6年生の秋~冬にかけて、

しばらく学校に行けない時期がありました。

冬の間も日光にあたるような生活を

心がけていませんでした。


そして春。

息子は外で友達と遊んでいる時に

こけて鎖骨を折りました。

外にあまり外出しない生活が増え、

日光にも当たらず、運動もしないので

骨が弱くなっていたんでしょうね。


それでもその時はビタミンDが不足していたとは

思いませんでした。


もちろん他の栄養素も欠けていたと思いますので、

ビタミンDだけが不足して

骨折したというわけではないですが

一因にはなっていたと思います。


その後、中学生になり、

秋から完全に不登校になり

家に引きこもる生活に入りました。


そして季節は過ぎ、初夏を迎えたある日、

半ズボンを履いた息子の足をみてびっくりしました。


ものすごいO脚だったんです。


私はすこしO脚ぎみなのですが、

息子はスイス人の主人に似て足が真っ直ぐでした。


足がまっすぐでいいなぁ。

なんて思っていた息子の足が

ものすごくO脚になっていて

ショックを受けたのを覚えています


そのタイミングで分子栄養学に出会い、

ビタミンDが不足すると「くる病」になる

というお話をきき、


もしかすると息子はそれかもしれない。

と、外出しない日は

毎日ビタミンD3&K という液体オイルを

3滴あげていました。


昨年の秋からあげ続けて、5ヶ月後の

今年1月ごろに


そういえば足はどうなったかな?と見てみたら

またまっすぐに戻っていました。


この時は栄養って本当にすごい!!と感動しました。


ビタミンDは日光を浴びることで

私たちの体内で合成されるんですね。


食品にも青魚やキノコ類に

ビタミンDは含まれていますが、

それは人体に必要な量を

カバーするほどの量ではありませんし、

毎日食べるというわけでもないので、


●日光に当たらない生活をしている人、

●紫外線ケアを万全にしている

 美容に力を入れている方

●花粉症やアレルギーがある方々には

ビタミンDの大切さを知っていただきたいと思います。


スイスでは秋口になると

天気の悪い日が続き、

日照時間もぐっと減ります。

そうなると、

薬局ではビタミンDのポスターなどを

見かけることがあります。


日照時間の減るヨーロッパの秋~冬にかけては

日光からビタミンDを合成できなくなるので、

薬局などではポスターを貼って

液体ビタミンDの摂取を促しています。


ビタミンDはうつ症状にも深い関係があります。


息子はもともと用心深くて

繊細でネガティブ思考なのですが、

それが冬になると

さらに強まっていました。


この冬は液体ビタミンD効果なのか、

息子のネガティブ思考が

「かなり改善」されていたことも

付け加えておきます。


O脚は目に見えますが、

鬱々とした気持ちについては

個人の感想になってしまいますが、


やはりビタミンDは

メンタルにも関係していると

母親視点で感じています。


日照時間と鬱症状については、

いろんな論文も出ていますし、

関係が深いと思います。


脂溶性ビタミンなので

サプリで取る場合は

とりすぎるのは良くないのですが、


日本人で日光を避けている女性

明らかに欠乏していると思います。


花粉症やアレルギーがひどい方

欠乏していると思っていいと思います。


詳しい検査は

分子栄養学クリニックでできますので

気になる方は一度検査してみることを

お勧めします。


私はスイスの分子栄養学クリニックで

2年前の5月にビタミンD濃度を調べたら

基準値よりすこし不足していました。


私は全然日焼け対策をしていませんし、

散歩も良くしていますし、

外出も多いです。


そんな私でも、十分量ではなかったのです。


「欠乏レベル」ではなく、

「すこし不足レベル」だったので

私自身はビタミンD欠乏の症状のようなものは

とくに感じませんでした。


近年増えている花粉症やアレルギーなども


太陽を避けすぎた結果、

ビタミンD「欠乏」


一因となっているのではないかと


私の経験や周りの方々の

様子から感じております。


美容のために紫外線を避けている人以外でも

室内にいることの多い

不登校のお子さんや

引きこもっている成人の方にも


ビタミンDはメンタルにも

必要な栄養素だと思うので

是非、気をつけてとっていただきたいと思います。


日光で体内合成するのが

一番自然な形でお勧めです。

太陽はビタミンDの合成以外にも

セロトニンを合成してくれたり、

私たちにいろんな恩恵を与えてくれます。


でも諸事情があり無理という方は、

液体サプリで取るのもいいかもしれません。


その場合は容量を守ってくださいね。


またビタミンDばかりを取ると

ビタミンKが欠乏してくることがあります。


ビタミンKは納豆に含まれていますので、

納豆を時々召し上がる方は良いのですが、


そうではないよ。という方は

ビタミンD &Kが良いのではないかと思います。


ちなみに液体サプリで取る場合は

朝がよいです。

夜に取ると日内リズムが狂ってしまうことも

ありますのでお気をつけください。


サプリのご購入や使用に関しては

ご自身の責任でよく調べて、購入してくださいね。


この情報があなたの健康のお役に立てれば幸いです。

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