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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

自分と家族とそれぞれの価値観

こんにちは!

6 期アドバイザーの北野です。

 

今回は、

自分、パートナー、家族、友人などの

それぞれの価値観についてです。

 

これまで私は、

管理栄養士として食を通して様々な方と

お話をさせてもらってきました。

 

その中で、

相談者の方、夫(妻)、両親、祖父母の間で

価値観の違いを感じることが多くありました。

 

まずは個人間での価値観、そして、

これまで育ってきた家族としての価値観。

 

 

それは、

食の在り方1つにしても

影響があるなぁと思っていました。

 

 

誰でも1つや2つ、

当たり前に思っていたことが、

自分以外の人にとっては当たり前でなかった。

という経験があるのではないかと思います。

 

 

「価値観が合わないから」という理由での

人間関係の悩みも多く耳にしますよね。

 

 

 

【一人一人の価値観はどこで備わるのか】

 

大きく影響があるのは、

育てられてきた環境

過ごしてきた環境

にあります。

 

それから、

思春期、職場や私生活で

様々な環境、人、考え方、世界観に

触れてきたことも

影響していると思います。

 

 

つまり、

それぞれのこれまでの背景が異なるため、

・自分とパートナー

・自分と義理の家族

・自分と友人

は価値観が異なることが安易に想定できます。

 

 

また、

自分と祖父母では

同居しているかそうでないか

祖父母と両親の関係によっても

異なりそうですね。

そもそも時代背景も異なります。

 

自分と親、自分と子供でも、

それぞれが様々な経験を積み重ねるうちに

価値観が異なってくることがあると思います。

 

 

 

【価値観の違いをどう捉えるか】

 

「価値観が違う」

「価値観が合わない」

 

と感じたとき、あなたはどうしますか。

 

 

私は、

相手の価値観を飲み込むか

その人とそっと距離を置く

 

というタイプだと思っていました。

 

 

価値観はその人の背景が影響している

ので、

頭から否定することは

その人そのものを否定することに

繋がります。

 

 

そして、

「価値観」は

自分やその人が”本当に望んだ”価値観か

“そういうものだ”と育てられた価値観なのか

様々あると思います。

―‐‐‐―

“本当に望んだ”価値観の場合:

その方の生き方の指針であるので、

尊重する価値観となります。

―‐‐‐―

“そういうものだ”と育てられた価値観:

(自分が背負わされたり背負ってきた価値観)

『その価値観が備わったとき、本当はどうしたかったか。

それは、周りの誰かや次世代に伝えていきたい価値観なのか。』

周りから否定されて気づくのではなく、

自分自身で気がつくことで

価値観の変化に繋がるものかと思います。

―‐‐‐―

 

 

 

【自分と夫の場合】

 

私が家族をもち、

特に、子どもが生まれたときに、

夫と価値観のすり合わせをせざるを

得ない状況がたくさん生まれました。

 

これまではそっと距離を置いてきましたが、

産後、そして子どものこととなると、

向き合う必要が出てきました。

 

 

食事に関するものでいえば、

大したことのない些細なことですが、

―‐‐‐―

<朝食に対して>

私:しっかり食べたい。

夫:食べなくていい。重要視していない。

―‐‐‐―

<食べ残しについて>

私:最後まで残さず食べる。極限まで頑張る。

夫:無理しなくていい。ちょっとでもしんどければすぐ残す。

―‐‐‐―

 

価値観の背景(育ってきた環境)として

―‐‐‐―

私:

毎朝、ごはん(たまにパン)、みそ汁、おかず

を食べ、出されたものは残さず最後まで食べる

ことを強く言われていました。

―‐‐‐―

夫は、毎朝トースト1枚程度で、

残すことについて特に言われることはなかった

ようです。

(登園・登校渋りなどもあり、丁寧に育てられたのかと思います)

―‐‐‐―

 

分子栄養学の視点からみると、

夫は、朝から栄養が”しっかり不足”していますが…笑

 

 

価値観で言うと、

 

望んだもの

そうでないもの

朝食はしっかり食べたい

最後まで残さず食べる。極限まで頑張る。

無理しなくていい。ちょっとでもしんどければすぐ残す。

朝食は食べなくていい。

重要視していない。

 

にキレイに分かれるかなぁと思いました。

 

この1例に関して言えば、

価値観のすり合わせで、結果として、

現在はまだ子供も小さいので、

それぞれが望んだものを

子どもたちに伝えられていると思います。

 

 

【よくある価値観の違い】

 

・金銭感覚のズレ

・優先度の違い(仕事、家族、友達、自分)

・男は〇〇、女は〇〇

・共働きかどうか

・朝食・夕食は誰が準備するか

・こどもに早期教育が必要かどうか

 

 

特に近しい関係や新たに家族となるとなれば、

価値観の違いは見過ごせなくなりますよね。

 

 

さらに、

子どもが生まれる「前」と「後」

 

違う人間同士なのですから、

問題のない関係なんて皆無です!!

 

 

その価値観の違いを

どう捉えるか、

どう乗り越えていくか。

が重要かと思います。

 

 

相手の価値観(言動や考え方)を

いったん受け止め、

どうしてそうするのか、

なぜそう思うのか。

 

責め立てずに

話し合えることが必要となりますね。

 

 

 

【背負ってきた価値観の裏側にあるもの】

 

自分が当たり前に

価値観に縛られて過ごしてきた場合…

 

何か人間関係、家族でのトラブルがあった際に

なぜ相手に受け入れてもらえないのか

という状況が起きると思います。

 

分かりやすい例として

「自分は努力して勉強して親にも甘えずに

これまで頑張って成果を残してきた。

だから、子どもは甘えずに頑張るべきだ」

と厳しい家庭で育ち、自分も厳しく子育てをしてきたが、

子どもに不調が出ている。といった場合。

 

 

自分が子どもと同じくらいの年齢の時に

親に甘えられなかった環境で

もしも、苦しんだ経験があるのならば…

 

 

自分自身で気が付くと、

子どもへの接し方に

変化があるかもしれませんね。

 

 

 

【価値観の違いを乗り越えるために】

 

価値観の違いを

受け止めること、話し合うことが大事

 

で す が

 

やはり、そのためには

まずは一人一人に

必要な栄養を取ってもらいたい…。

 

 

自分の前に立ちふさがる

違った価値観。

 

栄養不足だと、

イライラ、不機嫌、

ついつい否定している、責めるという行動に

出てしまいがちです。

 

逆に、

何も言えない、従順すぎる、不安感が強い

といった場合でも、

溜め込みすぎて

いつかいろいろな形で爆発してしまう恐れが

あります。

 

 

これまでも、私が接してきた方の中でも、

そもそも1日に必要なエネルギー量が

足りていない方が多いです。

 

食べたいと思えば、すぐにジュースや

甘いものを買って食べられるので、

血糖値の乱高下が起きている方も多いです。

 

隠れ低血糖などにより、イライラ、メンタル不調に

繋がってしまいます。

 

そのような状態では、

新しい人間関係を作るためのハードルが

非常に高くなってしまいます。

 

 

また、子どもを妊娠・出産し、

鉄分を主として様々な栄養が不足した状態では、

イライラ、落ち込み、頭痛やめまいなど

赤ちゃんの命を守らないといけないのに

他人のことなんて構ってなんていられません。

 

これからさらに新しい家族の形を築くために、

価値観の違いを乗り越えることが

非常に大変な作業になってしまいます。

 

 

 

「冷静に」「穏やかに」「積極的に」

話し合うために。

 

これまでの相手の価値観を

「受け止める」ために。

 

 

皆さんに

からだとココロに必要な栄養

コツコツと補給してほしいと願います。

 

 

 

【まずは気付いた自分が変わることから】

 

価値観を変えること、は非常に難しいです。

また、自分の価値観がどういうものかを

知ることも、自分1人では非常に難しいです。

 

 

しかし

価値観が違うからこそ、

『”本当に望んだ”価値観』

なのか

『“そういうものだ”と育てられ、

自分か背負ってきた価値観』

なのか

 

 

そのことに

気が付くきっかけとなります。

 

 

・思春期

・育ってきた環境から巣立つとき、

・社会人となったとき

・パートナーができたとき、

・結婚したとき、

・子どもが生まれたとき

・小学生の子どもがいるとき

・思春期の子供がいるとき

・子どもが巣立つとき

・高齢期を過ごすとき

 

 

ライフサイクルを改めて考えみると、

その節目節目では

価値観の違いから生まれる悩みが

必ず伴ってきます。

 

 

そのときに

きちんと向き合えるかどうか。

 

 

自分の価値観を丁寧に説明し、

相手の価値観を丁寧に受け止めるためにも、

 

 

日々コツコツ

朝食・昼食・夕食・補食で

からだとこころに必要な栄養を。

 

 

相手が変わるのを求めるのではなく、

自分自身が良い方向へ動いてみる。

 

自然と周りにも

良い影響を与えるきっかけとなります。

 

 

オーソモレキュラーアカデミーでの

分子栄養学の知識は、

自分自身に向き合い、

個体差やその時々の状況を考慮しながら

細胞の栄養状態を

整えていくことができます。

 

 

そうして

細胞から元気になった自分、

人生を楽しめるようになった自分、

を大切にすることが

 

相手を尊重し大切にして、

お互いに良い影響を与え合う関係に

なっていくのかなぁと思っています。

 

 

「価値観が合わないから」という理由での

人間関係の悩みは尽きません。

 

 

必要な栄養が満たされて

上手く乗り越えられる人が多い世の中に

なることを願っています!

 

 

今回も長くなってしまいましたが、

最後までお読みいただきありがとうございました!

 

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