オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

  • 菅野ひろみ

甲状腺機能と縁起仏教の教え

皆様、こんにちは。

私はいつも食べ物の記事ばかり

書いているので、今回は少し真面目に、

分子栄養学で学んでいるび中

の事をトピックにしてを書きたいと思います。


甲状腺機能の低下についてです。


こちらの講座で初めて「甲状腺機能」

いう言葉が出てきたとき、私にとって、

それは「自律神経」と並び、曖昧で掴み

どころのないキーワードで、私の脳は

聞きたくなーいと拒絶反応を発信していたのを覚えています。


ところが、色々な講座のトピックで

甲状腺機能に触れられる度に


甲状腺機能が様々な症状に

リンク関連している事がわかり

自分の中での重要度がだんだん

上がってきました。


そして、甲状腺ホルモンの

受容体が全身に存在していて基礎代謝

のカギを握っていると知った時には、


いわゆる一般的に「老化」の一言で

片づけられる症状は全て甲状腺機能の

低下が根本原因だったのか!?と合点がいきました。


甲状腺ホルモンが調整するもの


  • 心拍数

  • 体温

  • 筋力

  • 体重調整

  • 生理周期

  • 神経系

  • コレステロール

  • 呼吸  など

私は昔から冷え性で生理不順がありましたが、

50を過ぎた辺りから、汗をかきにくい、

体温が低い、太りやすい、

運動しても筋肉が付かない、など、

代謝の低下を強く感じるようになりました。


漠然と、老化ってこんなもんかな?と

納得していたのですが、

実は甲状腺ホルモンによる調整機能

うまく行っていないという事実が背景にあることがわかりました。


その次に、甲状腺機能の低下

(甲状腺ホルモンの分泌が減る)事で

起こる症状のリストをまじまじと見た時、

自分にもいくつか当てはまる事に気づきました。


甲状腺機能低下の症状

  • 手足の冷え

  • 薄毛、脱毛

  • 皮膚の乾燥

  • 便秘

  • むくみ

  • 眉毛の喪失

  • 甲状腺の腫れ

  • 徐脈

  • 食欲不振

  • 不妊、生理不順

  • 手根管症候群

  • 体重増加

  • 記憶力減退

  • 低体温

  • 疲労感 など


この中には私が若い頃から感じていた

症状もいくつかあります。


そもそも、「年をとる」事が甲状腺機能低下

の原因ではなく、甲状腺機能の低下が

老化を加速させるのでは?とだんだん感じ始めました。


大概の甲状腺機能低下は見過ごされる

そして、私の甲状腺機能のレベルは

一体どのぐらいなのだろう?と知りたくなり、

病院で受診して検査をしてもらったところ、

案の定、FT3は2.82 TSHは 4.75でした。


分子栄養学の基準ではかなりの

低下ですよね。しかし、講座で習ったように、

医療での要治療の基準はとても緩く、

この数字では私の医者にも

「全然心配いらないよ」と私の医者にも

笑い飛ばされました。


確かに薬を飲みたい程体調が悪い訳でも

ないので医者の見解には不満ありませんが、


このまま気づかずに同じ生活をしていたら

どんどん甲状腺機能は低下して

「老化」のスピードが加速される事になります。


では、何かを変えなくては。

何を改善したら良いのでしょう。


解決策を探る前にどうして悪くなったのか

知る必要があります。


甲状腺機能が低下する原因

甲状腺機能低下症には、甲状腺そのものの

働きが低下することで甲状腺ホルモンの

分泌が減少する

「原発性甲状腺機能低下症」

(橋本病など)と、脳下垂体から

分泌される甲状腺刺激ホルモン(TSH)が

不足したため甲状腺が刺激されなくなって

起こる「中枢性甲状腺機能低下症」

ありますが、先天性、遺伝性、または

医学的な治療の影響によるもの以外は、

大体が長年の生活習慣や食習慣が

原因で起こるのではないでしょうか。


  • 低栄養(少ない食事量や不規則な食生活、鉄、セレン、グルタチオン不足など)

  • 水銀

  • 肝臓障害

  • ストレス

  • ヨウ素の不足や過剰摂取  など


病気の苦しみは妄想であることが多い


ところで、人は病気になると病気の痛みや

苦しみそのものよりも、何が悪かったのか?

あれをすればよかった、あれはやめれば

よかった、などという過去の自責の思いや、

いつ治るのか?ずっと治らないのでは?

という将来の見通しにたいする不安や

ストレスに苦しめらる事が多く、そうした

ストレスが治癒力や免疫力を低下させて

しまいます。過去とか未来とか実態のない、

自分が作り上げた妄想に支配されちゃうんですね。


すべての事象は縁起の中に


縁起という仏教の根本的な教えを

ご存じですか?(「縁起が良い、悪い」

「縁起を担ぐ」などといった現代の縁起の考え方とは違います)


「この世のあらゆる物や現象

(私たちの心でさえ)は全て、

因(直接的原因)と縁(間接的原因)から

成り立っている」 どんな存在でも単体で

発現して成り立つ事はなく、色んな

関係性の中で影響を受けながら常に

変化していく(諸行無常)という教えです。


私の甲状腺機能低下は、

この歳になってから

急に発症した訳ではありません。


冷房の効いた職場で薄着&素足に

サンダルで過ごした夏、

産後間もない職場復帰、断続的に

繰り返していた朝ご飯抜きや


ファスティングやマクロビ食、

夜更かし&早起きなどの不摂生、

問題視していなかった生理不順や

子宮筋腫、気が付かなかった

栄養不足や鉄欠乏、

大豆製品の過剰摂取etc…


こうした複数の行いにより、何年、

何十年とかけてじわじわと甲状腺機能が

低下していったのではと思います。


しかし、、その一つ一つの行いにも

因と縁があり、勿論自分の選択では

ありますが、その選択自体も他との

関係性により起こった事です。


家族のため、社会的な責任の為に

頑張っていたかも知れない、

たとえ一時的な快楽、

ただの怠慢、自己満足でさえも、

必ずその背景には縁があるのです。


という事は、ですが、

すべての選択は必然であり、

ベストな選択だった、そして悔いる必要など

全くないのです。


そして、長い時間をかけて悪くなったものは

良くなるのも時間がかかると腹をくくり、

原因となった要素を一つ一つ取り除いて

いけば、きっと今より明日、明日より明後日、

ミクロの単位で良くなるはずですと思っています。


「諸行無常」

ですから、一瞬一秒たりと同じ状態を

保つ物は何一つこの世にはありません。


甲状腺機能アップ対策


さて、前向きに、この冬から私が甲状腺機能を

アップさせようと思って試みている事を紹介します。


①エネルギー切れを起こさない

甲状腺機能の低下はエネルギーの

消耗状態を反映しています。

3食しっかり食べる、

低血糖にならないように

補食を摂る、分子栄養学では鉄板のお約束事ですね。


②筋トレ

筋肉はミトコンドリアの量を増やし、

熱産生も上げてくれます。ヨガに加えて

短い筋トレも始めました。


③温める

〇グッズを使ってとにかく冷やさない

(つま先ソックス、ネックウォーマー=、

レッグウォーマー、腹巻、湯たんぽ、など)


〇温冷浴(熱いお風呂と冷たいシャワーを

1分位ずつ交互にを4,5セット。

私は手足のみですが、とっても温まります。

根性ある人は全身やってみてください)


〇冷たい物を飲まない


④基礎体温を測る

甲状腺ホルモンの活性化

(T4T4⇒T3の変換)には

栄養(鉄、亜鉛、セレン)の

他に体温も必要です。


基礎体温(平熱ではありません)は

36.4度以上ないと甲状腺ホルモンは

活性しないそうです。私は36度しかないので、

対策しながらモニターしています。


⑤豆乳を控える

大豆製品に含まれるゴイドロゲンが

甲状腺ホルモンの分泌を阻害すると学び、

毎日がぶ飲みしていた豆乳は控えるようにしました。


⑥アマルガムの除去を計画

アマルガムが2本入ってます。

アマルガムに入っている水銀が

甲状腺ホルモン、ミトコンドリア、メチレーション、

あらゆる代謝を阻害しているので、

除去の準備を進めているところです。



まとめ

甲状腺機能異常は気が付かないうちに

じわじわと進行していきます。


まずは、「気づくこと」からですね。

甲状腺機能は他に病気がない限り

検査してもらう機会がないので、

40歳を過ぎたら一度は自費でも

検査してもらうと良いと思います。


特に、低血糖がある方や中性脂肪が

低い方は交感神経が優位になっている為、

不調に気づきにくいです。


そして甲状腺機能は低下の状態が長いと

脳下垂体へのフィードバックが

効かなくなる事もあるので、定期的に

測って経過を見た方が良いですね。


甲状腺機能を守る対策は、ありきたりで

地味な事ばかりで、改善までに長くかかる事を

頭において、ゆったりとした気持ちで

出来る事から取り組んだらよいと思います。


長くなりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。