分子栄養学体験談②
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

分子栄養学体験談②

皆様 こんにちは。

オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学アドバイザーの金山みづほです。

今回は血糖コントロールについて

お話をしたいと思います。

私自身、血糖コントロールが

できなくなり仕事に行けなくなって

しまったことがあります。


過去を振り返って体調不良になった

原因を探求してみました。

思い当たることはいくつも

あるのですが、その中から主だった

ものを書いていこうと思います。


その時の食事や生活習慣と体調の

関係を見ていただけたら幸いです。



●2019年6月 突然、仕事に行けなくなった。


当時、片道、電車と徒歩で1時間半

かかる歯科医院さんに勤めておりました。

朝、家を出るのが早かったため、

何も食べずに出勤していました。

仕事はとても忙しかったです。


スタッフの人数も少なくて、入社して

初めの頃は5人でしていたことを

半年後には2人で何とかこなしていました。


そのため、お昼休みは実質10分間

ということも多かったです。

お昼ご飯は手作りのお弁当を持って

行っていました。


白米と、お味噌汁、玉子焼き、ウインナー、

これが定番のお弁当になっていました。

お味噌汁は、添加をうたって売られている

昆布だしの素と、無添加の味噌、

乾燥のワカメやお麩を入れてお湯を

注ぐだけのものでした。


急いで食べるため、きっと消化不良も

起こしていたと思います。


午後は、更にスタッフの人数が少なく

常に2人とか1人で何とか

こなしていました。


おトイレに行く暇もないので、

水を飲む量も自然と減りました。


患者さんからも

「あなたが一番働いているわね」

と労いの言葉を頂けるほどでした。


夜8時半~9時頃医院さんを出て

帰宅です。


乗換駅で買い物をして家に

たどり着くのは夜11時頃でした。


この時の万歩計は、毎日1万歩の

お知らせが買い物中にありました。


仕事中は外しているので行き帰りだけで

1万歩以上でした。


仕事も常に行ったり来たりと

動いていましたので、

1日2万歩はいっていたのでは

ないかと思います。

みるみる痩せていきました。


家に帰ってくると、あまりにもお腹が

空きすぎて、ついつい頂き物のお菓子に

手が伸び、食事を作る前に食べてしまっていました。


しかも食べる量がとても多く、

まさにドカ食い。でした。


お菓子を食べると食事をする気もなくなって、

明日のお弁当を作るだけで精一杯に

なってしまいました。


その時くらいから作業スピードと

歩くスピードが以前よりも落ちたと

感じたことを記憶しています。


退職をする3ヶ月くらい前から

朝食用おにぎりと、夕食用おにぎりを、

持っていくようになりました。

具材は鮭や昆布、シラスでした。


おにぎりを持って行くようになってから、

その効果は大きくて、家に帰ってからの

お菓子のドカ食いはなくなりました。


でも、やり始めたのが遅かったらしく、

その3ヶ月後くらいに突然、

動けなくなりました。


朝、電車を乗り換える時の乗換駅で

倒れてしまいました。


分子栄養学を学んで振り返ってみると


私の身体は、

「朝ご飯を食べていなかった事」と

「空腹時間が長い事」で低血糖状態が

長く続き副腎疲労を起こして、

肝臓や筋肉に貯蔵してある糖も

使い切ってしまったのかもしれないなと思いました。


「お菓子のドカ食い」から血糖値の乱高下も

招いていたのかもしれないとも思いました。


●副腎疲労とは


腎臓の上に副腎という臓器があるのですが、

この副腎が疲弊し機能してこなくなると、

低血糖を起こしてしまいます。


副腎は血圧を上げたり、体温を上げたり、

血糖を上げたりします。


私たちは食べ物を口にすると、

胃や小腸で消化吸収し糖質も含め

栄養素が血液に入っていきます。


そして余分な糖は肝臓や筋肉に

貯蔵されています。

この血液中の血糖値は、

下は80、上は140くらいです。


①血糖値を上げる働き


食事から補給された血液中の糖は

3時間くらいで消費されます。


「朝、食べない」や「空腹時間が長い」等、

3時間を超えて80を下回るようになると

副腎がグルカゴンとかアドレナリンという

ホルモンを出して、肝臓に貯蔵された

糖を分解して血液中に糖を補給して

血液中の血糖を保っています。


このホルモンは緊張状態やストレスが

かかっている時や低血糖の時に

出てくるホルモンです。


その状態が長く続き肝臓の糖の貯蔵が

枯渇すると次に筋肉に貯蔵してある糖を

分解して血液中に糖を補給します。


しかし、この状態を長く続けていると、

副腎が常にホルモンを出し続けているので

疲弊してきてしまいます。


そうすると80を下回ってもホルモンが

出なくなり低血糖を起こしてしまいます。

頭痛やメンタルの落ち込みが出てきます。


②血糖値を下げる働き


空腹時間が長くて食べ物を口にした時にも

トラブルが起きます。


特に炭水化物やお菓子など糖質の多い

ものと食べると、食後の血糖値を

跳ね上げてしまいます。


食事をしたあと140を上回らないように

コントロールをしてくれるのは膵臓からの

ホルモンのインスリンです。


急激に血糖値が上がると、インスリンが

出て急激に血糖値が下がります。

これが血糖値の乱高下です。


急激に血糖値が上がり、急激に血糖値を

下げようとした時に、色々な不調を

引き起こしてきます。


動悸、頭痛、めまい、眠気、あくび、

疲労感などの症状です。

貧血がある場合は、この症状に拍車が

かかり、更に重く出てきます。


私の場合は「あさ、食べていないこと」や

「空腹時間が長いこと」から副腎疲労を

起こして、低血糖を起こしていて、

「お菓子のドカ食い」で血糖値の

乱高下もおこして、そこに貧血も

重なったため症状も重くなったのだな、

と分かりました。


●分子栄養学からの改善点


①副腎を休ませるために、

1食分の量は少ないが、

3~4時間ごとにたべる。


先程お話したように3時間を超えると、

食事から供給された糖を

使い切ってしまうので、

その後食事をして供給しないときには、

副腎がホルモンを出して血液中の血糖を

安定させようとはたらいてしまうからです。


②食事にボーンブロスのスープを

取り入れる。


体感的に身体がクリアになったように感じました。

やる気も出てきました。

笑顔も出るようになりました。

ボーンブロススープについては、

また次回にお話をしたいと思います。


③ボーンブロススープを食事と食事の間にだらだら飲む。


私はにがりも少し入れて、飲んでいます。

スープスープと言う完全無添加の

市販のものを使用しています。


これは試してまだ日が浅いですが、

食事の時だけボーンブロススープを

飲んでいた時よりも、動ける気が

しています。その日は夜もぐっすり眠る事が出来ました。


まとめ


分子栄養学を学び、過去を振り返って

みることで、今までは病院へ行っても

原因不明と言われてきた

自分の体調不良の原因が分かってきました。


分かることで希望が持てて

前に進む事ができます。

前に進めると元気が出てきます。


今回の内容が少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。


最後までお読みいただきありがとうございました。

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