こんにちは。
今日は子育て中のママや
今まさに赤ちゃんと過ごしてます!
そんなママに
ぜひ知っていただきたい
夜泣きと栄養の関係について
我が家の長女のエピソードを交えてお話しますね。
☆夜泣きとは☆
まだ睡眠と覚醒のリズムが整わない
赤ちゃんが空腹や夜間覚醒などを訴えて
夜中に泣くことを指します。
…とはいえ『夜泣き』そのものに
何か決まった定義や見解があるわけではなく。
当然、これ!といった解決方法が
あるわけではありません。
なので夜泣きと言っても
赤ちゃんによって千差万別。
特に負担にならなかったというママから
私のようにノイローゼ寸前まで
悩まされるママも…。
今は中学二年生になった我が家の長女。
生まれたのその日から判で押したように
きっちり三時間おきに泣く赤ちゃんでした。
私は里帰り出産でしたので
実家にいる間は混合育児。
夜間のタイミングでは
私の母親がミルクを作り長女に与え
私が少しでも眠れるように
と、授乳を助けてくれていました。
元々ぐっすりたっぷり眠るタイプだった私は
産後のヘトヘトの身体のまま
細切れ睡眠に突入。
それだけでもとても辛かったです。
産後一か月を過ぎ、大阪に戻り
ワンオペ育児が始まりました。
昼夜問わず三時間おきに泣く娘。
覚悟がなかったわけではないけれど
とにかく細切れにしか眠れないので
私は心身ともに
どんどん不安定になっていきました。
何か解決方法はないの!と
育児書や参考書を手に取ったり
ネット検索に明け暮れました。
産まれてすぐの頃は難しくても
断乳、卒乳すればおさまる
トレーニングすればおさまる
午前中に散歩すれば…
午後からは刺激を減らした活動を…
などなど…
手に入れた夜泣きに対する
様々な知恵をかたっぱしから試してみたのですが
すべて効果なし。
泣き止まない長女を抱いて
気づけば一緒に自分も泣いている。
そんな日々が続きました。
本当に辛ったこの時期に
私がたった一つ試さなかった事
それが…
☆食習慣の改善☆
毎日の食事を見直すということ。
大阪に戻ってからは
完全母乳で育てていたので
私の血液の質=母乳の質
長女の成長の為に与える栄養は
私が一手に担っていると言っても
過言ではない状態です。
ここで特に意識したいのが
鉄
鉄といえば
赤ちゃんをお腹で育てる際にも
たくさん使われる栄養素。
また、出産時に大量に出血する事で
さらに母体から失われていきます。
血液から作られる母乳にも
当然鉄は含まれていますし、
私の場合は産後一か月で生理再開と
貧血加速コースをひた走る状態に。
このように鉄を身体から失い続けているので
食事で補っていくことは当時の私にとって
産後すぐからの必須課題!
なのですが…
その頃の私の食生活が
いったいどんなものだったかと言いますと…
朝→夫に作ったお弁当や昨日の夕飯の残り
(なければ朝ごはん抜き)
昼→寝不足で食事を作る気分になれず
ふりかけご飯で済ませる。
夜→一汁三菜を意識した食事
と、まともな食事をとるのは夕食のみ。
偏った食事量と内容のために
常になんとなくお腹が満たされない状態。
お腹がすいたときは
ひたすらおにぎりやふりかけご飯といった
炭水化物のみを食べる。
もちろんそれだけでは足らないので
買い込んだ甘いお菓子を
育児の合間にちょこちょこ口にする…
母乳育児中、そして睡眠不足の
私の身体はなんとかエネルギーを得ようと
必死だったことがわかります。
ごはんばかり食べたくなるのも
甘いもの欲がとまらないのも
食事から必要なエネルギーを
きちんととれていないから起きる事。
このエネルギーを産み出すという事にも
深く関わっている栄養素が鉄。
これは授乳中でもそうでなくても
鉄が不足している方には
起きうることです。
このブログを読んでくださっているアナタ。
もしかして…
思い当たる節ありませんか?
ドキッとした方はぜひぜひ一緒に
お食事の改善やってみましょう!
☆鉄不足が引き起こす夜泣き☆
娘は正産期に入ってから産まれてきました。
ですが、2500g未満ととても小さく
里帰りしてからも保健師さんの訪問指導を
受けたりしていました。
当時は娘が元気だったこともあり
身長や体重については
あまり深く気にはしていませんでした。
しかし、分子栄養学に出会って
正産期を迎えたのに
とても小さく産まれてきたという事が
すでに低栄養状態であると知ったのです。
お腹にいる頃から
しっかりと栄養を渡してあげることが
出来ていなかった状態からのスタート。
他の栄養素はもちろんですが
当然鉄も不足していると推察できます。
また、母乳に含まれる鉄は
産後半年頃からガクッと減っていく
というデータもあります。
もともと鉄不足に対して意識の薄い
私の母乳には最初から充分な鉄が
含まれていたとは思えません。
そこからさらに減っていったとしたら…
幼い長女は鉄欠乏性貧血を起こしていた
可能性が十分考えられます。
鉄が不足している長女の身体の中では
酸素が体の隅々まで運ばれず
結果として不快感を引き起こして
いたのでしょう。
確かに産まれた時から平熱は低め。
36.5℃以下の日も多くありました。
また、良い眠りの為に
大切なホルモンであるメラトニンという
神経伝達物質があります。
鉄は原材料であるたんぱく質から
メラトニンを作り出していく過程で
必ず必要になる栄養素。
ということは鉄が不足していると
メラトニンが上手く作れない。
すなわち睡眠障害を引き起こしていた
と言えるのではないでしょうか。
また、離乳食も当時の世間一般の
進め方に準じたかたちで取り入れていました。
生後三~四ヶ月頃から
果汁などを与えることも
推奨されていた時代でしたので
市販のベビー飲料を
お風呂上がりの水分補給などに
積極的に摂らせていました。
生後五ヶ月頃からは
おかゆやお豆腐、ゆでたお野菜中心。
たまごやお肉はアレルギーが怖くて
慎重に少量ずつ与えていました。
そしてベビー用ヨーグルトとパンは
鉄板メニューとして
ほぼ毎日食べさせていました。
手軽だったし
栄養摂れると思ったんですね。
なんでもよく食べる娘だったので
栄養不足なんてこれっぽっちも
頭にありませんでしたね。
早すぎる離乳食と食事の内容に
少々問題があったために
ここから長女のお腹の具合が
ずーっと改善しない日々が続くのですが
それはまた別の機会に。
☆ママのエネルギー不足と鉄☆
今思うと当時はとにかく寝不足で
どうにもこうにも自分の為の食事に
手をかけることができませんでした。
寝不足にエネルギー不足と
ダブルパンチでやられている
当時の私ならこうなって当たり前ですね。
だって、食事作りって言っても
家族の好みや
冷蔵庫の食材と相談しながら
献立を考えて
予算を立てて
買い物をして
時間配分を考えつつ
調理して配膳して
後片付けをする
なんなら次の食事の支度もする
やることこんなにあるんです。
毎日毎食この作業を続けていくって
元気がないととても難しいです。
この『元気が出ない』ということも
鉄不足、貧血に大いに関係しています。
貧血って聞くと
顔色が悪かったり
ふらついちゃったり…
と、いかにも!な症状を
思い描かれるかと思うんですが
もっともっと私達が思いもしないような
例えば…
頭痛
寒がり
食欲不振
神経過敏
爪が割れやすい
こんなことも貧血の症状だったりします。
先ほど≪寒がり≫も貧血の症状と
書かせていただきましたが
赤ちゃんは大人と違って
体の中の水分の量が7割と
ただでさえ冷えやすい存在です。
そんな赤ちゃんの身体の隅々に
暖かい血液を巡らせてあげるためにも
母乳の質を上げるのは
とっても大切なことですね。
母乳の質を上げるには
何よりもまず食事内容の改善と
睡眠不足の解消。
とはいえなかなか改善が難しい時には
粉ミルクの力を借りることも
選択肢の一つとして考えてみてほしいです。
夜泣きで悩んでいるママ。
何をやっても上手くいかない
そんな時は
ご自身の食事や赤ちゃんの離乳食
ぜひ見直してみてくださいね。
ここまでお読みくださって
どうもありがとうございました。