不調の裏にはピロリ菌?!
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

不調の裏にはピロリ菌?!

私がオーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学を受講した際に、

一番楽しみにしていた授業が「血液解析」でした。


血液検査は会社にお勤めの方であれば、

一年に一度は必ず検査をするでしょう。

私のように海外に住んでいる日本人も、

帰国の際には健康管理のために検査を

しているという方は周りに多いです。


というのも、

海外に住んでいて病気になった場合、

言葉の不安や医療体制の不安などが

ありますので、なるべく日本に帰った時に

悪いところがないか事前にチェックしておきたい。

と考える方が多いからです。


私は今まで、検査センターから送られて来た

検査結果は、数値を見るというよりは、

コメント欄を見て「異常なし」

どうかを確認していただけでした。


帰省のたびに自分が健康かどうかを

確認していたつもりでしたが、貧血症状

あるのに、ずっと「異常なし」だった私が、

分子栄養学の血液検査の読み方

知ることで、どうゆう数値が貧血に

関係しているのかを学ぶことができました。



分子栄養学的な血液解析は、血液検査の

結果のみで判断するのではなく、

どうゆう食生活をしているのか、

生活習慣や持病の有無など、

様々な要因を探っていき、絡み合う複数の

要因から探偵のように不調の原因を探り、

真実に近づいて行く。というミステリードラマが

大好きな私にはぴったりの、不調の「犯人」探しをします。



講座を受けたおかげで、通常の血液検査の

結果の「異常なし」を「異常あるかも」

読み解くことができるようになり、

食生活を改善し、少しずつ昔の

「健康だった頃の自分」を取り戻することができました。


アドバイザー認定試験の10日くらい前から、

さらなる知識の定着をめざして、

家族や友人に血液検査の

データを送ってもらい、習ったことと

照らし合わせて勉強していましたが、

そこでびっくりしたのが、

ピロリ菌を除菌したことのある人が多いという事実!


たまたま私の周りに多かっただけなのか、

それとも潜在的にそのくらいいるよ。

ということなのかわかりませんが、


まずは私の両親です。


血液検査の結果は3年分見比べることが

できたので、母の送ってくれた数値を見て行くと、

1年前に貧血関係の数値が改善していました。


電話で確認すると、2年前にピロリ菌を除菌したとのこと。


ちなみに、父もピロリ菌がいて除菌をしたので、

その関係で母も検査をしたら見つかったと

いう流れだったらしいのですが、


その話をきいて母の更年期がとても

酷かった理由がわかった気がしました。


ピロリ菌は、何年も両親の胃にいて、

不調を起こしていたのです。


母は重度の貧血だったのだと思います。


分子栄養学を学ぶと、時々、

「もっと早く知っていればこんなに辛い

不調を長年抱えこまなくて良かったのに」

残念に思うことがあります。


だからこそ、

一人でも多くの人に早く知って欲しい。

という思いにつながります。


そして次は友人と友人のお姉さん。


数値をみたら、彼女達も貧血の数値が急に

改善している年があり、

ピロリ菌の除菌をした?と聞くと、


まさに指摘した年に二人とも除菌を

していて予想通りでした。


ぴったりと面白いくらいに犯人が見つかって、

探偵の私は満足しました。


そんなことがあり、試験前は雑用等で

忙しかったのですが、ますますやる気になりました。


ピロリ菌がいると、食べたものを消化する

胃酸が中和されてしまうので、

胃の次にある十二指腸での

鉄分の吸収もうまくいきません。


女性の不調の原因は、ほとんど貧血から

始まっているといっても過言ではないくらい、

有経女性の貧血は多いと感じています。


そして、その貧血をもたらしてしまう

原因の裏にピロリ菌の存在あり。です。


私はブログとインスタをしているので、

そこでアウトプットも兼ねてピロリ菌のことを記事にしたら


読者さんで、数年前に体調不良で

検査をしたらピロリ菌がいて除菌をしたと

いう方がいらっしゃいました。

しかし、その方はまだ体調不良が続いている。といいます。


ピロリ菌感染者は意外と多いんだなぁ。

と私自身、驚いています。


今、これを読んでいる方でも、昔除菌しました。

という方がいるかもしれません。


しかし、一度除菌したから絶対に

大丈夫ということでもないのです。


除菌が成功しているかどうかは、

また1年後や2年後にピロリ菌の

抗体検査をするか、

血液検査で貧血の数値が

改善しているかどうか(もちろん食生活も

大いに関係していますが)など、「追跡調査」が必要なのです。


除菌をして数年経って、

きちんとタンパク質も取っているけど、

不調が改善されないなぁ。

というかたは、「追跡調査」をしてみることをお勧めします。


ピロリ菌。名前はかわいいのに、

体調不良をおこす悪い奴です。


長年貧血症状があるかたは、

ぜひアドバイザーの方にご相談するか、

分子栄養学の講座でご自身で学ばれることをお勧めします。


一人でも多くの方の不調が改善されますように。

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