子どもの偏食、小食放っておかないでほしい理由
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

子どもの偏食、小食放っておかないでほしい理由


こんにちは。9期アドバイザー福嶋です。


今回は幼児期の子どもの食事について

わたしが実際に今直面している悩みと

日々実践していることを書こうと思います。



わたしには4歳の息子がいます。


アクティブでオーバーリアクション

常に戦隊モノごっこで戦っているか

踊っているか


わたしから見るとエネルギー消費量が

とてつもない絶賛4歳児です。



そして偏食っこで、小食です。


そもそも食事をすることに関心がなく

ごはんを食べなくても何も気にしない


それでもお菓子大好き、ジュース大好き


いくらわたし自身がルールを決めたり

お菓子を食べさせるのを減らしても


4歳にもなれば

周りの大人にねだったりして

どこからか手に入れてきてはずっと食べている

ような状態。


このままではいつか具合が悪くなるだろうなと

感じていました。



そんな冬のある日


最初は夕方でした。急に

つかれた

と言うようになりました。



だんだん日中にもよく疲れたと言うように

なり、よくよく話を聞くと

目がまわる、ふらふらすると言うのです。



しばらく、他に痛いところがないかとか

話を聞きながら様子をみていたのですが

そういったことはない様子。


明らかに栄養不足、エネルギー不足だな

ということはわかっていました。



そしてふと、成長期の子どもは鉄不足になりやすい

ことを思い出しました。


身長や体重が増えるための栄養素として

鉄分は欠かせません。



偏食で食べる量が少なく

何から改善していこうという状態ではありましたが


まずは、鉄分からやってみようと

決めました。



息子は家の食事では野菜や、慣れない食材を嫌がる

傾向があります。


幸い、お肉は好き


と言うので

スーパーではなるべく鉄分が多い

牛肉を選ぶようにしました。



今まで価格の面で豚肉や鶏肉を選びがちでしたが


子どものこの先のことを考えると

意識をかえてみようと思いました。



よく、鉄分の多い食材として

小松菜などかあげられますが


お肉から摂取できる鉄分は、からだで吸収しやすく

お肉が食べられる方で、鉄分をとりたいなら

断然お肉を食べることをおすすめします。



普段の食事に気をつけつつ


子どもが使える鉄サプリも利用しました。



そして春先になり、ここのところ疲れたとは

言わなくなりました。




今回のことで、やはり

偏食、小食っこをこのままにしておくのは

いけないと痛感しました。


このままでは、今目に見えていなくても

不調は水面下でどんどん進んでいってしまう

気がしました。


あきらめずできることをコツコツ続けていこうと




そして、今やってみていることは


とにかくエネルギー摂取量を増やすことです。


エネルギーが足りないとせっかく摂取した

栄養素をからだの中で使うことができません。


この食品は、栄養が乏しいからと気にしすぎると

食べる量がどんどん減っていってしまいます。


加工食品や、お菓子はついつい

ダメと言ってしまいそうになりますが


エネルギーになるのならと

ぐっとこらえて


まずは、本人が食べたいと思う気持ちを尊重しつつ


母としてはちょい足しや

工夫でコツコツ栄養アップをねらっていってます。



例えば、加工食品を食べることにより

減っていってしまうミネラルを



出汁の旨味たっぷりのお味噌でカバー



ちなみに、うちの子は汁物も進んでは飲みません。


それでも諦めず


中の具材だけでも食べてもらいます。


お豆腐や、人参は食べることができるので


好きな具材を常備して使っています。





ボーンブロススープも無理なく作り続けています。


1度作ったら、製氷機などをつかい小分けで冷凍し


出汁としてお料理にどんどん入れていきます。


肉じゃが

スープ

カレー


食べることができるものならなんでもオッケーです。


ボーンブロススープを足すことで


お料理の旨味アップ

タンパク質として栄養価アップ

胃腸を整えて消化力アップ


など

いいことがいっぱいです。




あと以前からやっていて

これからも継続していきたいことは



朝ごはんのメニューの固定です。



ひと口おにぎり

卵焼き

タンパク質もう一品



これだったら毎朝食べてくれるので続けています。


本当はここに

汁物や、野菜のおかずもいれたいところですが。


そのかわりに、おにぎりには


ごま

アラマンサス

あおさ


など、栄養アップできるものを

混ぜ込んだりして工夫しています。




そんなことをやりつつ

最近の息子をみてみると

なんだか身長がやけに伸びたように感じました。


やはりあの時の

つかれた

と言っていた現象は、成長に伴いからだが

栄養を欲していたにも関わらず


栄養不足だったわが子に現れた不調だったのかも

しれません。



この先、小学生、中高生と

どんどん成長に伴い必要な栄養量は増えていきます。


そこでつまずかないため

少しずつでも継続してアクションを起こしていきたい

そう母として思っています。


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