「生理は健康のバロメーター」
こんにちは、
分子栄養学アドバイザーの藤井祥子です。
オーソモレキュラーアカデミーで
分子栄養学を学び始めて
いろんな不調がなくなってきました。
その中のひとつに
「月経過多の改善」があります。
●「正常な」生理の定義

皆さんは生理は「正常」にありますか?
私は「正常」ではありませんでしたが
無自覚でした(笑)
「正常な」生理ってどんな感じかな?
と思って調べてみました。
月経開始 12歳ごろ
月経血量 20~140g
周期 25~38日(変動6日以内)
持続日数 3~7日
排卵 あり
月経障害 なし~軽度
(公益社団法人 日本産婦人科医会より)
月経血量は他人と比べることがないので
よくわからない…と思うので
セルフチェックしてみましょう。
①ナプキンを1~2時間ごとに
替えなければならない
②昼間でも夜用ナプキンが必要
③タンポンとナプキンの併用が必要
④量が気になって外出できない
⑤月経血に大きい血の塊が混じっている
どうですか?
1つでも、あてはまる項目があれば
要注意です。
●月経過多だった!
上のセルフチェックに昔の私を
あてはめると、
①ナプキンを1~2時間ごとに
替えなければならない
⑤月経血に大きい血の塊が混じっている
この2つは20代の頃からありました。
タンポンは産後から使い始めたのですが
使い始めた当初から
③タンポンとナプキンの併用が必要
も該当(汗)
にもかかわらず!いつもどおり
「そんなもんだろう」
と思っていたので病院へ行くことはなく
過ごしてました。
定義から見るとすでに「異常」なのに
無知って怖いです…(笑)。
40歳を過ぎたころからだんだんと
生理の間隔が短くなり、
出血量も少なくなって
「早くも閉経??」と思い始めた頃
(通常だと50歳くらい)
②昼間でも夜用ナプキンが必要
④量が気になって外出できない
の症状が出てきました。
タンポン&夜用ナプキンでも30分持たず
下痢もしてないのにトイレの住人。
おかげで3日くらいで終わるのですが、
出血多量でフラフラになるし
何より気になって外出できないのが
本当に不便でようやく病院へ(遅っ)
●40代には普通?
どんな悪い病気なんだろう…と
顔を青くして受診したところ
「年齢的に多いんですよー。
お薬出しますね。」
とあっさり。
え、そうなの?珍しくないの?
病気じゃなかったんだ?(ホッ)
ってホントは安心してる場合じゃないですが
この時に、もらったお薬は2種類。
止血用
抗炎症用
(ついでにPMS対策に気持ちが落ち着く
漢方を処方してもらいました。)
受診後すぐお薬を飲んだところ、
確かに経血量は落ち着き、
普通の生活ができるようになりました。
が、薬の効果が切れるとすぐ出血多量になり
薬をやめることができませんでした。
根本原因がわかってないので、
当たり前ですね(笑)。
●月経過多の原因
月経過多の原因は主に
次の二つに分かれます。
★婦人科系の機能性疾患
黄体機能不全などの
ホルモン分泌の異常によるもの
10~20歳代の若年層、
閉経前の40歳代などに多い
★器質的疾患によるもの
子宮筋腫、子宮腺筋症、
子宮内膜ポリープなどの良性疾患
子宮体がん、子宮頸癌などの悪性疾患
30歳代以降の女性に多い
私が心配していたのは
ガンなどの器質的疾患だったのですが、
実際には卵巣機能低下による
ホルモンバランスの乱れが原因でした。
●月経過多の対策
女性ホルモンには、2種類あります。
★卵胞ホルモン(エストロゲン)
★黄体ホルモン(プロゲステロン)
この2つのホルモンバランスが
保たれることによって、順調な生理が保たれます。
月経過多は黄体ホルモンの減少が
原因なので黄体ホルモンの材料のビタミンEを
増やす食事を意識してみましょう。
★ビタミンEの効能
老化の防止
血流の改善
動脈硬化の予防
女性ホルモンの分泌や生成を行う
脳下垂体に作用して、生殖機能を維持する
などの働きがあります。
★ビタミンEを多く含む食べもの
アーモンドや落花生などのナッツ類
かぼちゃやアボカド
卵
納豆 など。
また抗酸化作用のあるビタミンCを
一緒に摂ることで、
ビタミンEの抗酸化作用をより高められます
★ビタミンCを多く含む食べもの
じゃがいも
キャベツ
パプリカ
カリフラワー
いちご
キウイフルーツ
オレンジ
パイナップル など
他にも月経過多の症状があると
鉄欠乏性貧血になりやすく、
疲労やめまい、たちくらみなどの症状が
出てきます。
ビタミンEとCの他に鉄分の多い
レバーや赤身のお肉なども
積極的に摂りましょう。
鉄分はビタミンCにより吸収されやすく
なるので、一石二鳥ですね。
ホルモンバランスが崩れるのは
ホルモンを司る脳が疲れているのも一因
ビタミンEやCだけではなく、
バランスよく3食を食べることが大事です。
●まとめ
「生理は健康のバロメーター」と
言われます。
ただ、他の人とは比べないため、
自分が「正常、普通」の状態かどうかが
よくわからないまま過ごしている人も
多いのではないでしょうか。
(私がそうでした)
生理なんて面倒だからなくていいのに!
と思うこともありますが、
自分の体調を定期的に知らせてくれる
体からの大事なサインです。
★出血が多い
★期間が長い
★しばらく生理がない
★不正出血がある
など、気になることがあれば
★ストレスはないかな?
★バランスよく食べてるかな?
★寝不足じゃないかな?
など生活習慣を見直してみましょう。
月経過多で病院に行ってから約2年。
分子栄養学を取り入れて、
食事が変わった頃から、
PMSは、ほぼなくなり
漢方は今では飲んでいません。
他の薬は、まだ止めれませんが
初めの頃に比べて量が少くても
大丈夫になってきました。
目指すはお薬の無い生理です!
40歳を過ぎると自治体から
定期的に検診の案内とかも来るので
積極的に活用するのもひとつです。
忙しい毎日に、いつの間にか期限が切れて…
なんてこともあるかもしれませんが、
案内が来なければ検診に行こう!と
思いつかないかもしれません。
案内はせっかくのチャンス!
自分の事は後回しにしがちです。
家族だけではなく自分のケアにも
少し時間を取って、
体の声を聞いてあげて下さいね。
最後までお読みいただき
ありがとうございました。