こんにちは。
分子栄養学アドバイザーの藤井祥子です。
だんだん寒くなってきましたね。
季節の変わり目は体調を崩しやすいですが
みなさん、いかがお過ごしですか?
分子栄養学に出会う前、
私の季節の変わり目の定番は
「口内炎」でした。
口内炎ができたことはありますか?
できた時って
どれくらいの期間で治るでしょうか?
私の感覚では子供は2,3日、
(うらやましい(笑))
大人だと1週間くらい、でしょうか。
1週間で治ったら万歳、
2週間くらいだとそんなもんかな~、
それ以上だと…ツライばかりですね…。
私は口内炎ができやすく、
一度できると1か月近く治りませんでした。
しゃべるのも食べるのもツラく
億劫な日々の始まりでした。
●どうしてできる?口内炎
口内炎の原因はコレ!
とは断定できませんが、
一般的にはこんな感じかな?と思います。
★睡眠不足・栄養不足・疲労・
ストレスなどによる免疫低下
★口の中を噛むなどで、できる傷・やけど
★ウイルス・細菌感染
★薬の刺激
私の場合、
口の中をうっかり噛んでしまい
小さな口内炎が発生
(ボヤが起こる)
そこの近くをまた噛んでしまい
ふたつ目発生
(隣家に類焼)
それぞれの口内炎が成長して、
一つの超巨大な口内炎になる
(大火事になる)
という2つ目のパターンが多かったように
思います。
不思議と最近は
「口の中を噛む」ということが減ったので
もししたらコレも栄養に関係してるのかも
しれません。
●薬で治したいのに!
口内炎に特効薬はナイと
わかってはいるものの、
少しでも早く治したいので薬を買いに
よくドラッグストアへ行きました。
飲み薬、塗り薬、口内炎用パッチなど
いろいろな種類を試しましたが
当時の私にはどれもイマイチ効かず。
飲み薬は効果を体感できず、
塗り薬は塗った感触が気持ち悪く
パッチを貼ってもすぐにずれてしまう…。
どんな薬を使っても
治らない、良くもならないので
「市販薬は効かないわ~」と思ってました。
当時、頭痛と鼻炎がひどかった私は
頭痛薬と鼻炎薬も常飲してました。
が、副作用は大きいのに
(眠くなったり、食欲不振になったり)
効果はあまり感じられず、
だんだんと薬が強くなっていったり
飲む頻度が高くなったり…。
飲みたくないけど、調子は悪く、
他にどうしていいかもわからず、
また薬を飲む…
という事を繰り返してました。
●薬はどうやって効くの?
飲み薬はどうやって
体に効いてくるのでしょうか?
薬は血液中にあるアルブミンという
タンパク質とくっつき
体の必要な場所まで運ばれます。
アルブミンは肝臓で作られ、
その後、血液中に分泌されます。
アルブミンは「運搬タンパク」と呼ばれ
色々なモノとくっついて
体のあちこちにくっついたモノを
運ぶ役割があります。
薬もそのひとつなんですね。
そのため、薬の効果を得たい場合には
体に十分なアルブミンがなければ
いけません。
低たんぱく (アルブミンの材料が少ない)
肝臓が弱っている (アルブミンの生成能力が低い)
などの場合、アルブミンが足りないので
薬が効かず、副作用ばかりが出てしまう…
ということになってしまいます。
アルブミンは
他にもカルシウム、亜鉛、銅などのミネラル
脂肪酸、酵素、ホルモンなどと結合し、
体が必要とする場所へ運ぶ役割もあります。
アルブミンが少ないとこれらのものが
運ばれず代謝や免疫の低下などがおこり、
これまた色々な不調の原因と
なってしまいます。
運ぶ役割以外にも、
体の浸透圧の調整もしてくれるので
アルブミンが少ない方は
むくみやすい傾向にあります。
(私は夕方になると足がパンパンでした)
大事ですね~アルブミン。
●薬は体を助けるだけ
そんなわけで低栄養の私が
薬で良くなる事はないし、
そもそも「薬を使えば治る」
という考え方が間違いだったわけです。
薬は体が治る手助けをしてくれますが、
治してくれる訳ではありません。
治す主役は自分の体。
自分の体が整ってなければ
せっかくの薬も、なんの意味もないものに
なってしまうのです。
結局のところ当時の私が口内炎を
治すためにしていたことは
いつもより多く寝る
無理をしない (ストレスフリーを心がける)
消化の良いものをこまめに食べる
水分をこまめに摂る
の4つでした。
睡眠不足とストレスは免疫を低下させるので
口内炎を悪化させます。
深夜までテレビみたり、
スマホを触ったりするのをやめ
早めに寝ることで疲れが取れ
結果、ストレスも減る、
という好循環になりました。
テレビやスマホがストレス発散と
思っていたのに、体にとっては
ストレス過多だったんですね。
(無自覚は怖いですね~)
食生活では
普通にご飯を食べるのがつらいので
刺激のある食べ物をはやめて、
一口で食べれるものをメインに。
いつもなら、かぶりつくようなものでも
口に入る大きさにして、
よく噛んで食べるなど
ゆっくりごはんを食べてました。
ゆっくり食べるので
一度にたくさん食べられず
すぐお腹がすくので、また食べて…と
こまめな食事に。
今思うとこれは低血糖対策になっていて
血糖値の乱高下を防いでいました。
これも知らず知らずに
体にかけていたストレスを
取り除いたようです。
また、よく噛む事で消化吸収の助けになっていました。
水分は刺激にならないよう、お茶か水のみ。
朝のコーヒーや昼間の紅茶を
やめてカフェインフリーに。
これも自律神経を整えてストレス軽減になってました。
またストローで飲むので
マグを持ち歩き、こまめに飲むことで
口腔内の渇きがなくなり、細菌の繁殖も
抑えていたのかもしれません。
●まとめ
痛くてツライ口内炎。
見た目にわからないだけに
家族にも理解されにくく、
自分だけがツラいと思っていました。
…が、これも低栄養のなせるワザでした(笑)。
(メンタル弱いのは鉄不足)
食生活に気を付けるようになった今は
口内炎が出来にくくなり、
子供達に「またできたの??」と
呆れられることも無くなりました。
規則正しい睡眠を心がける
タンパク質を摂る
食べたものを消化させる
など、当たり前のことかもしれませんが
睡眠と食事に気を付けることで
口内炎だけではなく色々な不調が
改善されます。
体調を崩しても普段の食事を
バランスよく食べていれば
お薬の効きも良くなるので
早く元気になるでしょう。
薬やサプリメントは万能薬ではありません。
自分の体を整えてくれる
お手伝いをしてくれるだけ。
こういったものが効かない時は
自分の体の声を聴くチャンスなのかも
しれません。
皆さんが飲んでるサプリやお薬は
ちゃんと効いてますか?
一度、自分の体に聞いてみましょう!
日々の食事で皆さんの毎日が
楽しいものになりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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