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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

一般的な栄養学と分子栄養学の間で

9期アドバイザーの六角はち美です。

本日もブログをお読みいただきありがとうご

ざいます。


今回は私が分子栄養学に出会ってから仕事で

感じ始めた新しい感覚についてお話したいと

思います。


まず私の仕事についてお話させて下さい。


私は資格としては管理栄養士と調理師として

お仕事をしています。

具体的に今していることは、


①調理師養成専門学校の栄養学講師

②製菓調理の高等専修学校の栄養学・食品学講師

③小児科栄養相談員

④ミルクメーカー栄養相談員

⑤イオン食育の日栄養相談員

⑥子育て支援センター栄養相談員

⑦保育園給食調理員


この他に単発で離乳食開発や子供料理教室

講師をやらせていただいております。


書き連ねていくとなんだか沢山やっているな

と思いますが、週に1回や月に1回程度のも

のばかりなので、ほぼ毎日何かしらの仕事は

ありますが人間関係のしがらみもなく(笑)

全てワクワクして始めた仕事ですのでどれも

とても楽しく続けています。


さてこんな風に色々やってはおりますがこの

中でも自分の中で本業だなと思っている仕事

はちゃんとありましてそれが栄養学講師です


ありがたいことに15年ほど教壇に立たせて

頂いております。

分子栄養学に出会う前は教科書通り一般的な

栄養学を教えるというシンプルな内容でした

が、出会ってからはやはりどうしても分子栄

養学の内容が頭にあるので説明が細胞単位に

なってしまい少し生徒さん達には複雑過ぎる

かなと感じることが増えてきて、上手い伝え

方を常に模索しているところです。


栄養相談の場でも同じで、分子栄養学を学ぶ

前はガイドラインに合わせた内容をお伝えす

ることが多かったのですが、今はその病気の

根本原因を探って行くようになったので、ガ

イドラインの話でいいですという依頼であっ

たりすると、物足りなさを感じたり、私がや

りたいことを伝えると少し納得して頂く迄に

時間がかかったりしています。


お仕事なので、クライアントが望むことをす

べきと思いますし、私のようなフリーランス

は仕事を依頼されにくくなるのであまり意見

は言わない方が賢いのだとは解っているので

すが、私の仕事へのポリシーは「ワクワクす

る事を自分らしく一生懸命にやって、関わっ

てくれた方の人生に何かしらのお役に立てる

ことをしたい」というものなんです。


なので、お仕事を数多く貰いたいから自分の

ワクワクしないことをやり続けるというのは

私の中には全くない選択なのでしないと言う

よりはできないのです。


分子栄養学と一般的な栄養学の違いは?


ここで念の為分子栄養学という学問をよく知

らないという方のために分子栄養学と一般的

な栄養学の違いをお話したいと思います。


自分の解釈で間違えがあるといけないので改

めて分子栄養学とは?と検索にかけてみると

「分子栄養学とは食物から摂取した栄養素や

食品成分が体内レベルでどのように働くかを

解明する学問」とありました。


分子栄養学の最大の特徴は

個体差を考慮した栄養療法」です。


食べた物が体内で分子レベルでどのように働

くかを解明するわけですから細胞や分子の働

きが良くなる量やバランスを血液データを元

に栄養状態を推測し、個人差を考慮しながら

アプローチしていくというものです。


つまり、体の細胞や分子の働きを理解し個別

化された栄養療法を提供して健康をサポート

する分野です。


では一般的な栄養学はどういうものかという

と、基本的に欠乏症の歴史から発展していま

すので最大の特徴は「欠乏症にならないため

の量が基準」になっています。


統計から摂取カロリーや栄養素を決定しそれ

に基づいて食事から栄養を摂るというもので

す。

つまり統計的な数字に沿って指導しながら体

の中で欠乏が起こることで病気が起きないよ

うみていくというものなのですね。


栄養学という共通の学問ではありますが目指

す物がだいぶ異なるようです。


栄養指導の方向性


栄養指導は通常ガイドラインや食事摂取基準

に基づく数値を使って患者様の状態に応じて

管理栄養士の力量にて行われると思います。


私もこれまでは、勤務する病院や会社のやり

方に合わせながら患者様の食生活情報を伺っ

て自分の中にある食の知識を使ってお話して

いました。結果が全てですから、例えば脂質

異常症の方であればコレステロール値や中性

脂肪の数値が下がったり、血圧が高ければ血

圧が下がって飲んでいたお薬の量が減ったり

など状態が向上していくことが求められます

から方法に絶対はないわけです。


だから今までの栄養指導のやり方を否定して

いるわけではないのですが、分子栄養学を学

んでから、食事摂取基準の数値に疑問を抱く

ことが多くなり、私の栄養相談の内容が変わ

っていきました。


食生活状況を伺うことは変わりませんが、そ

の続きにカロリーなどというよりは体の不調

を確認しながら、食事の偏りなどとすりあわ

せていくようになりました。


私の手応えとして、今のところはとても良い

ように思います。効果が出ていることもそう

ですが、相談者の方がより危機感を持ったり

より自分の体に意識を向けたりするきっかけ

になっているのを間近で感じています。


今後の取り組み


フリーランスではあるけれど、私の場合は集

客や場所の準備などが苦手なので会社と委託

契約を結んで活動することを選んでいます

そのため、全部自由にする事はできずにいま

すが、極力自分で正しい!これを伝えたい!

という物はぶれずにやっていこうと思ってい

ます。


その中で、分子栄養学はある種の宗教めいた

物扱いされることがありまして、そんな時に

理解を求めることがとても大変だなと思うの

ですが、何事も信頼関係が必要です。

相手を安心させること、きちんと説明ができ

る状況を作ってから話を聞いて貰うことが必

須です。


私は母子栄養に特に力を注いでいるところで

すので離乳食は多くの方のお悩みとしてご相

談頂きます

そんな時にはアカデミーの講座で尊敬してい

る土屋かよさんが広めていらっしゃる「補完

食」のこともお伝えしたくお話する事が多い

です。

ただ、補完食という言葉を使うことで、なに

か新しい物?得体の知れない考え?と説明す

る前から構えられてしまうことを感じること

がありました。


なので、私はなるべく最初は補完食という言

葉は使わずに、「栄養満点の離乳食」と言っ

て内容は補完食というように受け入れて貰い

やすい形を工夫しています。

ほんの少しのことですが意外と人って、内容

よりも最初のイメージで受け入れが違う物だ

なと感じています。


このように相手に安心感を与えながらお伝え

したいこと、かなえたい状況を作っていくこ

とを常に頭に置き行動を続けたいと思ってい

ます。


最後に


栄養学の授業初日でお話していることがこち

らの言葉です。


You are what you eat.

(あなたはあなたが食べた物でできている。)


健康に意識がある人には当たり前の概念です

が、意外と食べる物と体は別物だと考えてい

る人がいるものです。

甘い物ばかり脂物ばかりと、まさに体に良く

なさそうな食生活をしている人ほどこの言葉

の内容を忘れてしまっているものです

人間はこの言葉を実感すればある程度はスト

ップがきくでしょう

 

変な話ですが、私は何度となく人間の体がス

ケルトンになっていればどれだけ病気になる

ことが防げたり、なったとしても早期発見が

できるだろうにと思いをはせました。

現実ではそれをMRIやCTがかなえてくれて

いますね。

 

ただ、いつでも誰でも見れるというわけでは

ないのでなかなか難しいのが現状です。

なので、自分の体の細胞レベルの仕組みをよ

く知り、食べる物のことも良く理解して、ど

れがどう体で活躍するのかを想像して日々自

分の体をいたわれる様になることが分子栄養

学を学ぶ意義だと考えています。

 

まだまだ一般的な栄養学より知られていない

分野ではありますが栄養学を伝えて行く身と

しては上手く2つの良いところを融合させな

がらお伝えしていきたいなと思っています。

 

ここにいるアカデミーの皆さんもどのように

一般的な栄養学と分子栄養学を上手く伝えて

いるのか凄く興味があります。

なにかお知恵がありましたら是非教えて頂き

たく思います。

よかったらコメントなど頂けたらとても嬉し

いです♪

 

長くなりましたが本日も最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

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