朝食で意識したいタンパク質
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

朝食で意識したいタンパク質

こんにちは、

分子栄養学アドバイザーの遠藤です。


今回はブログライターに採用されて

2回目の投稿になります。


そこで私が分子栄養学の講座で

教わったことを基にした、

食事シリーズを投稿していきたいと

思います。


今回は私の朝食です。

 

分子栄養学アドバイザーの講座の症例の勉強では、

しばしばタンパク質不足が取り上げられます。


タンパク質ですよ。

えっ?みんな、食べているのではないのですか???

と、思いますよね?

 

現代人でまさかタンパク質不足を

指摘しなければならない問題が存在するとは

正直、私は思ってもいませんでした。


でも、あるんですね。


実は私自身も献血などで血液検査を見ますと、

栄養が足りているかの指標となる

ALB(アルブミン)がギリギリなんですよ。


その数値は4.2~4.5 g/dlなので、

分子栄養学的には「4.5前後はあった方が望ましい」と

されていて、私の数値はギリギリなのです。

 

言っておきますが私、肉食です。

それでも、やっと足りているレベルで、

決して余裕があるわけではないのですね。

 

さて、肉食の私も何とかギリギリな数値ということは、

普通に世の中で(特に女子に多いかもしれませんが)

タンパク質が不足するという現実には

納得せざるを得ませんね。

 

タンパク質は体を作る

大切な材料、不足は様々な不調を招きます。

 

摂取量の目安は体重と同じ数字だけ。


60kgなら1日60gを目指します。

3食で割ると1食20gが最低ラインですね。


さて、タンパク質不足の解消のポイントとして

考えたいのは、まず朝食でしょうね。


そこで私の平均的な朝食を題材に

考えてみたいと思います。 


私のある日の朝食

◆もち麦と雑穀(50g)のごはん

◆目玉焼き(2個)

◆豆腐の味噌汁

 

さあ、これだけでタンパク質は

どれだけ摂れているのでしょう?

ざっと、こんな計算になります。

 

◆もち麦と雑穀米(50g)…4g

◆目玉焼き2個…12g

◆味噌汁…2g

◆豆腐1/4丁…4g

◆納豆1パック…8g

 

これでタンパク質30gです。

これなら朝食として、十分と言えますね。

 

逆に言えば、このくらい朝食で食べないと

足りない恐れがありますよ。

ということなのです。


他にも朝食に取り上げられやすいものとして

 

◆焼き鮭などの魚1切れ…20g前後

◆豆乳100ml…4g

等があります。


ぜひ、参考にしてみてください。

 

ダイエットやファスティングが

必要な人もいるとは思います。


しかし、体の大切な材料である

タンパク質をしっかり摂ることで、

解消できる体調もまたあるのです。

 

■健康診断などは異状ないと言われたけど、

 なんとなく体調がすぐれない。

■疲れが取れない。

■風邪などひきやすい。

■眠りが浅い

■やる気が起きない

■生理痛や生理不順

などの人は

食事を見直してみて、肉、魚、豆、卵などから

しっかりとタンパク質を意識して摂ってみてはどうでしょう。


試す価値ありです。

朝食はあんパン1個、これはダメですよ。

 

※1

今回の記事はたんぱく質をテーマに書きました。

他の栄養を無視してよいわけではありません。

糖質や脂質などの栄養素もバランスよく摂りましょう。

 

※2

画像の書籍「アトラス栄養学」には

様々な食材の栄養含有量が掲載されており、

私もこの書籍を参考にしています。

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