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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真平田涼太

『消化力の低下』

皆さんこんにちは。

分子栄養学アドバイザーの平田です。


前回まで栄養アプローチの方法について

何回かに分けてお話しさせて頂きました。


改めて栄養でのアプローチの基本的な考え方は


①自律神経を整える

②消化能力を上げる

③三大栄養素

④ミネラルの補給

⑤サプリ・漢方

⑥薬


でした。

特に①~④がおろそかで薬やサプリに

頼っている方を本当に多く見かけます。

身体を整えるのはきちんとした食生活を

心がける事。とにかく、ここにつきます。


まだ前の記事を読んでない方は、

栄養アプローチの進め方のそれぞれの

記事を一度読んでみて下さい。


実際に、身体の相談を受ける中で

消化力の落ちているであろう人を最近は

多く見かけます。


消化力が落ちてそうな人の特徴として


①お腹の調子が良くない

(下し気味・便秘気味)

②朝起きれない・気持ち悪い

③食欲が無い

④背骨周りの筋肉が固い

⑤触った時にお腹が張っている


こんな方をよく見かけます。


食事療法をしようにも、ご飯が食べれない。

こんな方々にオススメしているのは


『ボーンブロススープ』


鶏ガラから出汁をとったスープです。


ガラから出汁を取る事で、スープに沢山の

アミノ酸が含まれます。

アミノ酸は通常のタンパク質よりも

吸収率が良く、消化吸収の落ちている人で

も比較的消化吸収できます。


そして、アミノ酸に含まれるグルタミン酸

腸管粘膜の保護や、修復作用も

含まれると言われています。


消化に使われる酵素もタンパク質なので

タンパク質がうまく補給出来ないと、

消化力も落ちる悪循環に入ってしまいます。


まずは消化吸収のしやすい形で取るように

して身体の中の消化力を上げていきましょう。

また、触るとお腹まわりのハリも強い事が多いです。


そんな方々には呼吸や、背骨の配列、

骨盤の位置、下肢... 影響を与えて

そうな所を探し整えます。


身体を触ってあげると臓器がグルグルと

動き始めます。正直色々な影響を受けるので

一概に『これ!』とは言えませんが


簡単にできるセルフケアを

いくつかご紹介しておきます。


①お腹をおへそから『の』の字を、

書くようにして優しくマッサージします。

直接腹部周りを触り刺激してあげる事で

筋肉の硬さや皮膚の硬さが取れる事で

腸の働きが活性化されます。

あくまで優しく心地いいくらいで

マッサージしてください。


②深呼吸呼吸をする事で、

肋骨の内側についている横隔膜という

筋肉が上下に動きます。横隔膜は、

胸郭内部と、腹部を隔てており、

それが動く事で、それぞれの区画の圧力を

変化させます。


この圧力変化が内臓を刺激し、

呼吸ができたり、腹部臓器を刺激して

働きを活性化してくれます。


少し難しい事を言いましたが要するに

呼吸をする事で内臓がよく動くようになるよ!

という話です。


では、呼吸についても少し簡単に触れておきます。


【正しい呼吸法】

仰向けに寝転がった状態で息を吸った時

胸の上の部分は天井方向にふくらみ肋骨

の下の部分は、横方向に広がります。


それ以外の方向に動く場合は、

首や腰、その他緊張がある可能性もあるので

そういった身体の緊張が強い部分を

軽くマッサージしてあげると正しい呼吸に近づきます。


うまくできない時は難しく考えずに、

なるべく身体の力を抜いて呼吸を

するようにしてみてください。


沢山食べてるけど、なんか身体の調子が

上がらないという方はスープや、

セルフケア方法を試してみてください。


サプリとして消化酵素を摂ってみても

いいと思います。

また、食べてるつもりで実はあまり量が

取れてない。

という方も非常に多いです。


自分の消化力とのバランスではありますが、

1日3食をベースにそもそもの量が

取れてないのか とってるけど

消化できてないのか

ご自身の身体に耳を傾けながら


ご自身にあったセルフケア方法を見つけていきましょう!


最後までお読みいただきありがとうございました。

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