オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

  • 田保まや

クライアントさんに寄り添う分子栄養学


~症例検討会の血液診断を実際に受けて考えたこと~


こんにちは。認定分子栄養学アドバイザーの田保まやです。

今日は分子栄養学の血液診断について書きたいと思います。

<分子栄養学の血液診断>

分子栄養学は、クライアントさんの体調を、

問診と血液診断によって診断します。


血液診断とは、50~90項目にものぼる

これまで測ったことがないような多数の検査項目に基づき、

貧血状態や栄養状態をはじめ、肝臓や腎臓など、

各臓器の状態までを読み解く診断方法です。


ただしこの血液検査の数値は、

「マスク」といって、

体の何らかの炎症の影響を受けて

本来の数値から高く(または低く)出たりすることも多く、

血液診断には複雑な思考形態が必要です。


ですので、血液診断の精度を高めるためには、

繰り返しの訓練が必要です。


オーソモレキュラーアカデミーの

分子栄養学アドバイザー認定講座では、

症例検討会というものがあります。


これは毎回受講生1~2名が患者役となって

血液データと食事データを事前に提出し、

他の受講生が症例検討会の当日までに

その血液データや食事内容を分析しておきます。


そして当日、他の受講生に公開される形式で

患者役の受講生は安藤先生の問診を受けるものです。


安藤先生の問診や血液分析の思考形態を実際に見て学べる

この症例検討会は、受講生にとっては実地訓練として

非常に勉強になります。


また患者役の受講生にとっても、

自分自身の健康状態を知る、ありがたい機会です。

そして2020年7月、私(別に1名)が患者役となり、

症例検討会が行われました。



(※医師、歯科医師以外の人は、医師法に基づきまして、血液検査をもとに第3者に診断やアドバイス等をすることは違法になります。この症例検討会ではクライアントの生活習慣や食事、不調から的確にアドバイスできるトレーニングとして、どんな食事をしていると、どんな血液検査データになるのかということを、日頃血液データを扱うことがない皆さんに対しお見せすることにより、食事や不調から、的確なアドバイスができるようになるために行なっております。実際のアドバイスの際は医師・歯科医師以外の方は血液検査データーを使ったアドバイスはできません)


<元気な私、血液診断の2つの目的>

率直に言うと、私自身は特に気になる症状もなく、

小さな不調はこれまでに得た分子栄養学の知識でほぼ改善され、

とくに大きく困っているところはありませんでした。


安藤先生も認めるような、いつも元気な私。


そのような私が、血液診断を受けた2つの目的がありました。

1つ目は、栄養療法と取り入れた

自分自身の体のチェックのため。


授乳中から貧血改善に取り組み、分子栄養学を学んで

栄養療法を実践してきた私。


私が行っている栄養療法で完璧か、

本当にこれで問題ないか、見落としはないか、

ということを確認するためでした。


2つ目は、患者さんの気持ちを知るため。


今後、私はクライアントさんを持ち、

栄養療法を行いたいと思っています。


その時のために、

クライアントさんの診断されるときの気持ちを知り、

その気持ちや考え方を尊重したうえで

クライアントさんが楽しく食事改善や生活習慣の改善に

取り組めるように、

受け入れてもらいやすく、すぐに実践していただける、

効果的な伝え方を考えるためでした。

なお、自分自身の診断内容の予想は、

食事はやや乱れている時のものを提出したので、

細かな指導あると思っていました。


一方血液データは、

1つ気になる数値がありましたが(食事と関連するもの)、

他は良好で、特に指摘される点はないと予想していました。

そして、実際に血液診断をうけた結果、

食事面は予想通りでしたが、

血液データ面は全く想像していなかった指摘を

安藤先生から受けることになりました。

<言い当てられた、私の働き方のクセ>


さて、症例検討会当日。


いつも元気で子育てを楽しみ、仕事も楽しく打ち込む私。

安藤先生の血液診断から言い当てられた私の不調は、

なんと「副腎疲労」でした。


副腎疲労はホルモンバランスの問題で、

重要になると治癒に時間がかかってしまいます。


予想外の診断に、「うっそー!?えーーー?!」と言う私。


(そのリアクションがあまりにもオーバーだったのか、

みなさんには笑っていただけました)


思いも寄らないその診断に、しばし私の思考が停止してしまいましたが、

安藤先生や他の受講生に、血液データや生活スタイルを指摘されると、

私の仕事の仕方は体に負担をかけていることが分かってきました。

どういうことかというと、私の本業が研究職ということもあり、

10年以上、論文の締め切りに追われる生活をしてきました。


締め切りが近づき、仕事のスイッチが入ると、頭が冴えてきて、

仕事に打ち込みます。そうなると

満腹になって頭がぼーっとしてしまわないように食事量を減らし、

時間を作るために睡眠を削り、めいっぱいギリギリまで働きます。


そして仕事を完了したら、スイッチが切れたようにパタっと休む。

それをずっと繰り返してきました。

ここ2年ほどは子育て中につき、

前ほどのハイペースで論文は書いていませんが、それでも

仕事が忙しくなると、まためいっぱい仕事をする私。

安藤先生の

「こんなに食べずに仕事をして、エネルギーが切れない?」

の質問に対して


「いえ、すごく気持ちよく仕事をしています!」

と即答する私。


この答えは、まさに副腎からアドレナリンを出して

脳を活性化させて仕事をする、


副腎疲労になりやすいパターンでした。

そして、指摘を受けるまで、全く気がつくことができませんでした。

血液データから、こうした私の仕事の仕方のクセを

すぐに指摘された安藤先生、ならびに血液データの数値として

それが現れ出ているという分子栄養学の血液診断の手法に、

私は驚きました。


そして、安藤先生からは

「ボーンブロススープを飲みながら仕事をしてみてはどう?」

とアドバイスをいただきました。


この食事方法は、前から知っていましたが、自分が取り入れたことは

ありませんでした。


そして実際に行ったところ、たしかに調子が良い気がします。

しばらく継続し、自分自身の体の変化を見てみたいと思います。

<血液診断を受けて得たものー患者さんの気持ちー>

前述した通り、私の血液診断の1つ目の目的は

「栄養療法を実践した私の体調のチェック」でした。


安藤先生から、私が自覚していない問題点の指摘を受け、

栄養療法をさらに学びたいと思うとともに、

分子栄養学は予防医学としても有効であることを感じました。


今後、血液診断の精度をさらに上げ、将来のクライアントさんに対して、

的確に診断できるようになりたいと思います。

そして2つ目の目的に「患者さんの気持ちを知ること」です。

これは非常に大きな学びになりました。


というのも、「副腎疲労」という

予想だにしなかった指摘を受けた時、

私は非常に動揺しました。また少しショックでも

混乱もしました。

そして副腎疲労の原因は、

クオリティの高い仕事を続けるための頑張ってきた結果であり、

ある意味では、私自身の生き方ともいえました。


ですので、これまでの仕事方法を否定したくない、という気持ちが

無意識のうちに働いたために、私の心は混乱をしたのだと思います。

そのような中、安藤先生が、これまでの私の働き方を否定せず、

「これからは無理をしないように」と

食事方法を提案していただいたのは、非常に救われた思いになりました。


そして非常にあっさりと前向きに、食事療法を取り入れることができました。

今回の症例検討会にて、私は患者さんの気持ちを知ることができました。


これは今後実際に自分のクライアントさんと接する上で、

非常に重要なことだと思います。

血液データや問診から浮かび上がった指摘ポイントを

「悪しきもの」「改善すべきもの」と捉えずに、

まずはその人らしさとして認めること。


その上で改善方法を提案する。


そうすればいままでの生き方を否定することもなく、

無理なく、たのしく、さらに健康になれるのではないかと感じました。

分子栄養学は奥が深いです。

引き続き学びを深めたいと思います。

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