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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

太りやすい!痩せにくい!その理由

皆さんこんにちは!

すっかり寒さが厳しくなりましたね。

今回の年末年始は、実家に帰る方も

多いのではないでしょうか?

私も今回の年末年始は、2年ぶりに実家に

息子を連れて帰省の予定です。


こんな時期に気になるのが、ずばり

「お正月太り」ではないでしょうか?


ダイエットは永遠のテーマ!?


私は幼い頃から、食べ物に興味がありました。

祖母は2人ともお料理上手でしたし、

祖父は3代続く、地元のものを使った

お寿司屋さんを経営していました。


中でも祖父は、郷土料理や、

子どもたちの食事を勉強しており、

いつも私に、朝ごはんの大切さ、

お米の大切さ、郷土料理を守っていくことの

大切さを教え続けてくれました。


でも私も小学生高学年になると、

思春期に突入。

全く太っているわけではなかったのに、

間違ったダイエットをはじめました。

小学校高学年~中学生の女子には多いパターンですね・・・


  • 買うものはカロリーだけを見て、 なるべく低いものを買う

  • お肉はなるべく食べない

  • 学校では少食を演じる


こんなことをしていたので、私は案の定

身長が伸びませんでした。

そして月経量も多く、いつも痛み止めを

飲んでいました。

中学生になると、朝起きるのが辛くなり、

遅刻や欠席が増えました。


鉄不足があると、うまくエネルギーが

つくられないので、疲れやすい、

朝起きられないなどの症状がでてきます。

そこに追い打ちをかけるようにカロリー制限

お肉を避けることでタンパク質も不足します。

貧血、エネルギー不足、タンパク質不足の

3点セット不健康へまっしぐら状態でした。


あのときのままの食事を続けていたら、

今の私はもっと不健康で太っていたことでしょう。


あなたは痩せたい?


皆さんはいかがでしょうか?

ご自身を振り返ってみて、ダイエットの経験はありますか?


大手企業の調査によると、20歳~69歳の

男女を対象にしたインターネット調査では、

約半数の方がダイエット経験があると答えたそうです。(下記参照)


(RIZAP株式会社参考)


特に女性ではダイエット経験が多いようです。


ここでチェックリストを作りましたので、

ぜひご自身や、お子さんにこんな傾向が

ないかチェックしてみてください!


□ごはん、パン、麺などの主食を抜いている

□〇〇抜き、〇〇だけダイエットをしたことがある

□食べ物を買うときは、ダイエットのために

 カロリーの低いものを買っている

□太るのでなるべく食べないようにしている

□お肉は避けている

□白米は避けて、玄米や雑穀にしている

□食事を抜くことがある

□食事の時間が不規則

□おやつはスナック菓子やチョコレート菓子

□飴、コーヒーが手放せない


いくつ当てはまりましたか?


実はこのチェックリスト、

太りやすい体を作ってしまう食習慣の

チェックリストなんです。


「太りやすい」は生まれながらの体質?


糖尿病家系、高血圧家系など遺伝の影響を

うけやすいものもありますが、だからといって

太るのは仕方ないと諦めないでください!


「太りやすい」「痩せにくい」は、食習慣を

見直すことで変えていくことができます。


分子栄養学は、性別、年齢、環境、遺伝、

妊娠中、授乳中、成長期などなど、

様々な個体差に合わせた食事法がわかる栄養医学です。


ダイエット=減量というイメージが強いのですが、

本来の意味は、ダイエット=食習慣、食生活という意味です。


分子栄養学的ダイエットは、

健康になるために減量するということになります。


お正月には、家族でおいしい食べ物を

たくさん食べて、新年をお祝いするということも、

もちろん楽しみですよね!


でも、これから先、毎年のお正月を

家族みんな健康で、楽しく迎えるために、

新年、食事を見直すきっかけを作ってみてはいかがでしょうか?


太りにくい、痩せやすい体作り


太りにくい、痩せやすい体を作るには

3つポイントがあります。


  • 3食きちんと食べること

  • 規則正しい時間に食べること

  • 筋肉をつけること


です。


どれも言葉ではとても簡単ですが、

皆さんはできていますか?

きっと耳が痛いのではないでしょうか?

忙しくて朝は適当になっているな、とか

仕事の都合で時間がまちまちだな、とか

運動する時間なんてない!

なんて思いますよね?


そんなときについ食いつきたくなるのが、

1食置き換えダイエットや、

〇〇抜きダイエットなんですよね。

手軽に痩せれてラッキーなんて思ってしまいます。

でも、1食置き換えダイエットや、

〇〇抜きダイエットは、

一時的には体重は減るかもしれませんが、

元の食事に戻すとリバウンドします。


そして、食べないダイエットというのはもっと危険です。

食べないことで、体は飢餓状態だと勘違い。

代謝を落として、なるべくエネルギーを

使わないようにしてしまうので、

またこれも、元の食事に戻すと、

前よりもっと太りやすくなった・・・なんてことになるのです。


3食きちんと食べるとは?


まずは自分の食べている量と種類を知りましょう。

1食分の目安は下記のとおりです。


  • 主食(ごはん、パン、麺) 軽く握った拳一つ分


  • 主菜(魚、肉、卵などタンパク質) 指をのぞいた手のひら一つ分の大きさと 分厚さ


  • 副菜(野菜メインのおかず) 野菜は生なら両手にこんもり1杯 加熱したものなら片手にこんもり1杯


いかがですか?

理想は旅館の朝ごはんです。

でも朝からこの食事を用意するのが

難しいという方は多いのではないでしょうか?


そんな方には作り置きがおすすめです!

無料のレシピサイトがたくさんありますし、

オーソモレキューラーアカデミーでも、

お料理の講座がありますので、そちらも

ぜひ活用してみてくださいね!


野菜は昔と比べて、

ビタミンやミネラルも少なくなっています。

調理法によっては、さらに少なくなってしまうことも・・・

まるごと食べられるボーンブロススープは、

ついついお菓子に手が伸びてしまう方の

置き換えにもおすすめですよ!


規則正しい時間に食べるとは?


朝は消化の時間だから、

食べ物は食べないほうがいいのでは?

とよく質問されます。


まずは、食事を抜くことには、

メリットとデメリットがあることを知ってください!


極度の肥満の方に関しては、

消化力サポートのために、食事を抜くことが

メリットになる場合があります。

ただし、日本ではそこまでの肥満の方は少なく、

むしろダイエットが必要ない、

標準体型の女性の方が食事を抜く傾向があります。


この場合は、食事を抜くことで代謝が落ち、

より太りやすい体を作ることになります。


そして、仕事の都合で食事の時間が

不規則になる方も多いですよね。

そんな方におすすめなのが「分食」です。


これは、本来の食事の時間に

主食(ごはん、パン、麺)などを

軽く食べておいて、帰宅後におかずを

食べると言う方法です。

その名の通り、分けて食べる方法です。


脂質や糖質の多いものは先に食べておいて、

帰宅後の遅い時間には、

なるべく糖質や脂質の少ないものを食べるという方法です。


食間が長くなると、体は飢餓を心配して、

エネルギー源となる糖質や脂質の

吸収率が高くなります。

また、次の食事でつい食べすぎてしまったり、

早食いになってしまう・・・といったことに

つながります。


食習慣を変えることは、

転職や人生を考えるきっかけなるかもしれません。


体が資本ですので、

家族全体、会社全体で、

食事をきちんと取れる環境を整えていきたいものですね。


筋肉をつけるとは?


筋肉をつける=運動と思われがちなのですが、

筋肉をつけるためには、まず根本的に、

筋肉の材料が必要になります。

つまり、タンパク質が必要です。


お肉は太るから食べるのを控えているという

方も多いかもしれませんが、

先程の目安量を参考にしっかりと食べましょう!

脂質の少ないものを選んで食べてみるといいですね!


運動ももちろん必要ですが、

運動する時間がないという方は、

姿勢を正して仕事をしてみるだけでも、

普段使わない筋肉を使うことができます。


これもやってみるとかなりキツイんです!

気づいたら背筋が曲がっている事が多いです。

私も今この記事を書きながら、

思い出して背筋を伸ばしました(笑)

運動ができない、苦手な方は、

姿勢美人を目指すといいですよ。


最後に


そんなに食べていないのに太る・・・

という方は、

  • 代謝が落ちている

  • 消費エネルギーが少ない

事が考えられます。


また、食べていないからこそ代謝が

落ちていることもあります。


ぜひこの記事を参考に、新年は美BODYを目指しましょう!


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