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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

偏食へのアプローチ

偏食へのアプローチ


皆さんこんにちは!

分子栄養学アドバイザーの森田早紀です。


雪遊びができるのも、

もう終盤になってきましたね。

私は、ウィンタースポーツが大好きなのですが、

今シーズンは、出産して間もなかったので、

断念。


来シーズンは、子供を連れて、雪遊びに行きたいです!


皆さんは、寒い時期の趣味はありますか?

趣味は、心と身体を豊かにしてくれますよね。

母親になると、自分のことは後回しになって、

趣味なんか持っていられない!

という方も多いのではないでしょうか?

自分のために時間をとって、

30分でも良いので、何かに没頭する時間を

持つことで、意外にも体調やメンタルの

回復に役立つことがありますよ。


何をしたいのかわからない…という場合は、

ビジョンマップを作ってみるのがおすすめです!


さて、前置きが長くなりましたが、

今回は偏食のお子さんへのアプローチについてお話していきます。


偏食って?


偏食とは、

ある特定のものしか食べることがなく、

栄養摂取が偏ってしまう事を言います。

例えば、白米しか食べない、

野菜を全く食べないなどです。


一方でよく似た言葉で、

好き嫌いがあります。


好き嫌いとは、

嫌いな食べ物ではあるけれども、

その場の雰囲気や環境などによって、

頑張れば食べられる、というものです。

この場合は、特別心配する必要はありません。


特に、年齢が小さいお子さんの場合は、

本能的に、苦いもの(ピーマンやゴーヤ、

ふきのとうなど)、

酸っぱいもの(酢の物、柑橘系のフルーツ、

チーズなど)は毒、腐っているものと認識し、

食べられないこともしばしばです。


食べないからと言って怒らず、

3歳を超えてくるあたりから、

徐々に挑戦させてあげると良いでしょう。


もちろん食べられるお子さんは、

早くから食べさせてあげるに越したことはありませんよ。


偏食の原因と対策


偏食の原因には様々なものがあります。


・口腔機能が未熟

偏食には歯の状態、舌の状態が大きく

関わっています。

まだ歯が生え揃っていない、

小さなお子さんの場合、

噛めたように見えていても、

すりつぶすことが出来ず、

繊維の多い野菜や果物、

甲殻類などは食べにくいです。

また、舌圧が弱く、食べたもの口の中で

上手に動かして噛むことが難しいので、

丸呑みになってしまったりします。


日本の離乳食本や育児本には、

月齢別に食べられる食品が書かれて

いたりしますが、

それだけに惑わされず、お子さんの

食べる様子をしっかりと見てあげましょう。


”補完食”という考え方で、

離乳を進めていくと良いですね。

補完食に関しては、書籍が出ていますので、

読んでみてくださいね。


早すぎる離乳食で、柔らかいものばかり

食べさせる期間が長過ぎることも、

問題点です。

生後6ヶ月頃からは、特に鉄欠乏

おこり、貧血になりやすくなるため、

補完食で補いましょう。


ただし、腰が座らないうちに始めたりすると、

消化器官も未発達な場合があります。

そして、歯が生えてきて、少し硬いものを

食べられるようになるまでに、

噛まずに飲み込むことを覚えてしまうと、

硬いものを嫌がったり、繊維質のものを

嫌がったりします。


また、柔らかく、飲み込むだけで良いものは、

口の中にある時間も短く、

舌に触れる時間が短いです。

そのため、早食いになり、食べた瞬間に

味を感じることができる、濃い味つけを

好む傾向にも繋がります。

お子さんの様子第一で、

補完食は始めていきましょう。

鉄欠乏が気になる場合には、

フォローアップミルクも使ってみましょう。


・手の発達が未熟

食器やスプーン、フォークなど、食べる際に

使うものが上手に使えず、

手づかみで食べられる、

スティックパンやおにぎりなどの、

食べやすい形態のものばかりを好んで

食べる場合もあります。

この場合は、介助してあげたり、

スプーンやフォークで食べやすい形に

切ってあげましょう。

食器を上手に使いこなせるように

なるには、時間もかかるものです。

個人差もありますので、焦らず、手伝ってあげてください。


特に3歳頃になると、自我も芽生え、

難しい時期になりますよね。

自分でできるはずなのに、「ママやって!」

言われると、「自分でやりなさい!」

言いたくなりますし、自分でやらせないと、

いつまで経っても出来ないのでは?と心配になりますよね。


でも、ここでお子さんの、「やってほしい!」

いう気持ちを受け入れ、手伝ってあげると、

お子さんは、「ママに認められている!」

いう自己承認欲が高まり、自らママと、

うまく距離をとっていきます。


忙しいママにとっては、

なかなかうまくいかないかもしれません。

私自身も、3歳の息子と格闘中です(笑)

ママも、少しずつで良いので練習ですね。


先日受けた講座の中で、

明石家さんまさんの言葉を教えて頂きました。


「落ち込むことなんてない。

自分が何でもできると思っているから、

出来なかったときに落ち込む。

出来なくて良いし、出来なくて当たり前だと

思っておくと良い」

とのことでした。


ママも、最初は

子育て未経験なわけですから、

過度に落ち込んだり、

自分を攻める必要はありませんよ。

実際、生きている限り、昨日の自分より、

今日の自分のほうが確実に経験値は

上がっています。昨日より長く生きていますものね。


ママたち、自身を持って!


それでも、涙が止まらなかったり、

感情的になってしまう場合には、

ママ自身が鉄、亜鉛不足かもしれません。

ママ自身、鉄と亜鉛をしっかりと取れる

お食事をしてみてください。

疲れていて食事に気も回せない方は、

サプリメントの助けも借りてくださいね。


・感覚過敏

発達障害とまではいかなくても、

感覚が過敏なお子さんは増えています。

味覚・触覚・嗅覚・聴覚・視覚の五感は、

食べ物を食べるときにも大きく関わっています。


◯苦味や酸味など不快な味を

 強く感じてしまう

◯揚げ物の衣が口に刺さるような感じが

 して痛い

◯青魚やマヨネーズ、スパイスなど匂いが

 強く感じる

◯食べ物を噛む音が苦手

◯苺のつぶつぶや、ひじきなどの

 集合体が怖い

などがそれにあたります。


感覚過敏なお子さんの場合、

特に亜鉛欠乏になっていることが多いです。

特に、舌の味細胞は亜鉛不足があると、

正常に作ることが出来ないため、

味を感じにくかったり、感じすぎてしまったり、

味の感じ方に直接関わることが多いです。

未細胞だけでなく、亜鉛は細胞を

正しく作り出すために

必要な栄養素ですので、欠乏があると、

感覚に大きく関わります。


亜鉛は、牡蠣、赤身肉、

ヘンプシードナッツなどに多く含まれ

ていますので、食べられるお子さんは、

ぜひ取り入れてみてください。

偏食がひどく、

食べられないという場合には、

サプリメントも活用してみましょう。


もう一つ注意が必要なのは、お口のケアです。


舌に、舌苔(ぜったい)という汚れが

ついてしまっていると、味覚に影響が出ます。

口呼吸をしている、

唾液が少ない場合には、

舌苔が付きやすいです。

また、下の動きが弱いと舌苔が

付きやすいので、あいうべ体操や、

お口じゃんけんなどのゲームで、

お子さんと一緒にお口の筋肉を鍛えてみましょう。


舌苔がついてしまっている場合には、

歯科医院で歯磨き指導をうけてみてください。


舌の味細胞は傷つきやすいので、

ガーゼや舌専用ブラシなどで優しく拭き取りましょう。


また、嗅覚に関しては、

鼻や喉に問題がある場合もあります。

慢性鼻炎、花粉症、上咽頭炎などは

嗅覚に直接関わります。

耳鼻科で確認してもらうと良いですね。

ちなみに、

花粉症にはビタミンDがオススメです。

お魚、きのこ類には、

たくさん含まれていますので、しっかりと食べましょう。


ビタミンDは紫外線によって皮膚で

活性化されるので、冬場や外遊びが

少ないお子さんは、サプリメントの検討をしましょう。


視覚からの情報が

多くなってしまっているようなら、

見た目を変えて形態変化させてみる、

お皿などの食器をシンプルなものに

変えてみると良いでしょう。


例えば、ひじきなら、乾燥させたまま、

ミルで粉々にして、

お味噌汁やスープに少し混ぜ込んだり、

いちごなら、ジャムにして煮込むと、

つぶつぶは見えづらくなります。

さらにミキサーにかけてパンケーキに

混ぜ込んだりすると、

見た目は分かりづらくなりますよ。


また、イノチグラスもオススメです。

イノチグラスをかけるだけで、

気分や視覚からの情報が落ちつくこともありますよ。


最後に


偏食は、よくある質問、お悩みの上位です。

こんなに頑張っているのに食べてくれない!

と嘆くママも多いです。

そのようなママの場合、食べさせなきゃ、

という使命感や、食べないと将来病気に

なるかも…

など過度に心配性になってしまっていることも多いです。


そんながんばり屋さんのママは、

肩肘張らず、一度、お子さんと好きな物を

楽しんで食べてみましょう。

食べることって楽しい!という感覚を

思い出してみてください。

そうすることで、副交感神経が優位になり、

消化も促進され、食事が身についてきます。


焦らず、少しずつ!

これが偏食を乗り越えるコツです。


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