分子栄養学で結果を出す3つのポイント
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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

分子栄養学で結果を出す3つのポイント

皆さんこんにちは!

OA指導アドバイザーの森田早紀です。


卒業や入学、新年度シーズンで、

慌ただしくされているのではないでしょうか?


そんな忙しい時期には、つい食事が

おろそかになりがちです。


今回はせっかく分子栄養学に興味を持った皆さん、

そして今まさに分子栄養学を学ばれている皆さんに、

分子栄養学を自分のものにして、

結果を出すためのポイントをお伝えしていきます。


PDCAサイクルとは?


PDCAサイクルとは、

栄養カウンセリングでも使われる、

問題解決や継続的な改善を行う方法です。


PDCAとは、それぞれ

P:Plan(計画)

D:Do(実行)

C:Check(評価)

A:Act(改善)

を意味し、頭文字をとったものです


サイクルと言われているだけあって、

計画、実行、評価、改善を繰り返し行うことで、

目標を達成することができます。



その①目的を書き出してみよう!


皆さんは、なぜ分子栄養学に興味を持ちましたか?

そしてどうなりたいと思って分子栄養学を学び始めましたか?


例えば、私は息子の夜泣きをなくして、

息子と私がしっかり睡眠できるようになりたくて、

分子栄養学を学び始めました。


  • 花粉症を治したい

  • アトピーを治したい

  • 疲れを取りたい

  • 痩せたい

  • 朝起きられるようになりたい


など様々な理由があると思います。


まずは、分子栄養学を取り入れて、

どうなりたいのかを書き出してみてください。


どうなりたいのかが、よくわからない方は、

今などんなことに困っているのかを考えてみるといいですよ!


その②何をするのか具体的に計画しよう!


次は、①で決めた計画を成功させるために、

何をするのか具体的に書いてみましょう。


例えば

  • ビタミンDが含まれている食品を探す

  • 小麦製品を避けてみる

  • 鉄を補給する

  • 食事量が適正か手ばかり法でチェックする

  • 週に5日は朝食をとる

などですね。


ここでのポイントは、数字で表せるものは、

数字で具体的に表すとGoodです!


ここまでがP(計画)です。


その③実行する


②で決めた行動を実行していきます。

実行していくと、あっさりできたなぁ、とか

毎日するのはきびしいなぁ、

など何かしら感じることがあるかと思います。

まずは、1週間取り組んでみましょう。

ここがD(実行)です。


その④振り返ってみる


1週間取り組んだら、できたのか、

できなかったのか、振り返ってみましょう。

できた場合は、

次の行動にステップアップしてもいいですね。

できなかった場合には、

なぜできなかったのかを考えます。

ここがC(評価)です。


その⑤問題点を考える


目標が達成できなかった場合は、

どうすれば次はできるのかを考えます。

良かった部分は引き続き継続し、

習慣にしていきます。

ここがA(改善)です。



難しく説明しましたが、

簡単にまとめると、

目的を明確にし、

目的を果たすための行動を決め、

期間を決めて振り返りをすることで、

習慣が変わっていきます。


いつも途中でリタイアしてしまう、

熱しやすく冷めやすいタイプの方は

ぜひ、書き出してやってみることをお勧めします!



結果を出すポイント


分子栄養学で結果を出すには、

まず知っておかなければならないことがあります。

それは、”時間がかかる”ということです。


もちろん、症状や食事のとり方によっては、

すぐに効果が感じられたり、症状が緩和されることもあります。


私の実体験でいえば、息子の夜泣きは、

粉ミルクを足してあげることで、

かなり早く改善しました。

1.2周間程度で改善した記憶があります。


ただ、私自身の倦怠感や、朝起きられない、

夜の寝付きが悪いという症状に関しては、

2年ほど時間がかかりました。


2年と聞くと、

途方もなく長い期間に聞こえるでしょう。

2年もかかってしまったのは、

私が分子栄養学を取り入れた栄養療法を

緩く行っていたからかもしれません。


もしかすると、もっとストイックにしていれば、

数ヶ月で改善したのかもしれませんが(笑)


でも、この長く思える2年間に、

皆さんに伝えておきたい、

結果を出すポイントが隠されています。


それは、

  • 頑張りすぎないこと

  • こだわりすぎないこと

この2つです。


頑張りすぎない


分子栄養学を学び始めると、

つい頑張りすぎて本を夜遅くまで読み漁ったり、

好きでもない苦手な料理に時間を

かけたりしてしまう方をよく見かけます。

また、私は、どちらかというと、サプリメントに頼らず、

食品から栄養素を摂取したかったので、

料理に関しては、必死で作っていました。


疲れ切っているのに、追い打ちをかけるように、

交感神経を優位にし、毎日が戦闘モード。

イライラしないための取り組みに、

イライラするという悪循環でした。


分子栄養学を学び始めてから、

2ヶ月も立たないうちに、ギブアップ。

頼れるところはサプリメントに頼り、食事も、

品数を増やすのではなく、

1品にたくさんの具材を入れることにしました。

ここで重宝したのが、お味噌汁です。


魚・肉・野菜・卵など、何を入れても、

だいたい美味しく出来上がるし、

ボーンブロススープとして、

こまめに飲むこともできます。

ここに、にがりを入れれば、

マグネシウムの補給もできます。


お味噌汁に飽きたときは、

トマトスープに変更して

頑張りすぎない料理を続けました。

また、サプリメントは、一時的に、

マルチビタミンを取り入れました。

そうすると、やはり体の疲れが徐々に

取れていくのがわかりました。


ストイックに頑張りすぎて、

長続きしないことよりも、ゆる~くても、

毎日できることのほうが、効果が高いと感じました。



こだわりすぎない


分子栄養学を学んでいくと、

この食材のこの成分が体に良くないとか、

添加物を避けたり、無農薬野菜などに

こだわりたいなと思うこともあるでしょう。


でも、自宅にある調味料ですら、添加物だらけ。

ましてや、パンやお惣菜などを買おうものなら、

添加物は避けて通れません。

おにぎりですら、

添加物が入っているような時代ですからね。

全てを無添加のもので揃えたいと思うと、

かなり高額になりますし、

食べる物自体が少なくなってしまいます


食べるものや種類が少なくなってしまうと、

やはり栄養素の偏りも出てきます。


そこで、私は調味料だけは無添加のものを

使うことにしました。


野菜は毎日種類の違うものを食べるし、

お惣菜もめったに買わない。


それならば、毎日必ず使う調味料を

無添加にしたほうが効果的だと考えました。


また、たまには外食を楽しみたいときも

ありますよね。


食事はもちろん、

栄養を気遣って食べることも大切です。

でも、食事の大切なことは楽しむということでもあります。


食事は、体を作るだけではなく、

心を育むものでもあります。


食事を囲んで、家族団らんが生まれたり、

友達と何気ない話をすることも、とっても重要なのです。


リラックスして食事を摂ることは、

副交換神経を優位にし、消化力をサポートすることにも繋がります。


健康に気を使う人ほど、

この”食事を楽しむ”ことを忘れがちです。


添加物を避けたり、農薬を避けたり、

重金属を避けたり・・・

それも日常でできているのであれば、

週に1度や月に1度、手を抜く日があってもいいのです。


もしかすると、サプリメントが効かない理由や、

栄養療法で結果が出にくい理由は、

”気持ちの余裕のなさ”かもしれません。


何事も、程よくですね。


まとめ


分子栄養学を取り入れて結果を出すには、


  • PDCAサイクルを実践してみる

  • 頑張りすぎない

  • こだわりすぎない


この3つが重要なのです。


どの食材にどんな栄養素が含まれているのか、

どんな食べ方が自分にあっているのか・・・


この3つは特に、基本的なことを学んだ後に

大切なポイントかもしれません。


学ぶことも大切ですが、

自分自身で実践してみることこそ、

一番の学び、アウトプットの近道です。


ぜひ新年度、心新たに取り組んでみましょう!


みなさんと一緒に、私も食事を楽しみます!


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