top of page

オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

子供の癇癪は〇〇が原因だった!?

みなさんこんにちは!

分子栄養学アドバイザーの森田早紀です。

いつもブログを読んでくださっている読者の

皆様、本当にありがとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします!


さて、新年皆様はどのように過ごされましたでしょうか?


今年は数年ぶりにご実家に帰省されたり、

家族で集まって、ごちそうを囲んだりした方も

多いのではないでしょうか?


実は私もその一人です。

コロナの影響で、実家への帰省は、

なかなか実現せず、初孫である息子も、

久しぶりに祖父母に会えました。

祖父母はもちろん大喜び!

1歳の息子も人見知りせず、

祖父母と遊んでもらい、大喜びでした。


さて、そんな幸せなお正月を過ごして、

気づいたことがありました。


そういえば、息子の癇癪が無くなっているな~

ということでした。


何事!?


子供の癇癪。お子さんがいらっしゃる方なら、

共感してもらえるかもしれません。

私の息子はとっても癇癪持ちでした。


特に、1歳になる直前、直後は、

自分の気に入らないこと、

うまくできないことがあると、「キャー」と大声を

出しておもちゃを投げたり、

ご飯をひっくり返してみたりと、てんやわんや。


ご飯の支度や洗濯物などの家事をしていて、

少し目を話したときに聞こえてくる金切り声は、

思わず何事!?と駆け寄っていくほどのものでした。


まだ言葉を鑷子に話せないうちは、

伝えたいことが伝わらず、

多少の癇癪は仕方ないでしょう。

でも、それにしても息子はかなりの頻度

癇癪を起こしていました。


息子は2458gで産まれ、

ギリギリのところで低出生体重児でした。


※低出生体重児とは2500g以下で

生まれた子供のことを指します。


体重が少なかったので、

生まれてすぐに糖代謝の検査を受けましたが、

何も異常なしとのことで、おっぱいもしっかり飲み、

元気に退院。9ヶ月まで完全母乳で育てました。


6ヶ月ごろから離乳食を始め、

ものすごくよく食べる子でした。

でも、どれだけおっぱいを飲んでも、

離乳食を食べても、お腹お空かせて泣き、

生後10ヶ月ごろまで、夜は3時間おきに起きて

授乳が必要でした。


主人が小さい頃によく食べる子だったと

聞いていたので、男の子はそんなものなのかなぁ...と

思いながら、育てていました。


その後、分子栄養学を学び始めて、

息子の癇癪の理由に納得!!

合点がいきました。


癇癪と低血糖


子供の癇癪と低血糖

実はとても関係しているんです。


皆さんは低血糖と聞くと

何が思い浮かぶでしょうか?


糖尿病や栄養失調と答える方が

多いのではないでしょうか?


低血糖の定義とは次のとおりです。

血糖値が70mg/dl以下になると、

症状が出始めることがほとんどです。



参考:糖尿病医療センター



一見病気やよっぽどの少食ではない

限り縁のない話のように思えますし

病院に行くほどでもない不調かもしれません。


しかし、ここが分子栄養学のおもしろいところ。


私達は食事で得たグルコースを血液に

よって体の隅々の細胞に運び、

エネルギーを作り出しています。


血糖はその名のとおり、

血液中にあるグルコースのことです。

本来、食事から得たグルコースでの

血糖維持は、2~3時間で底をつきます。

ではエネルギー切れになったらどうするのか?


そんなときのために、

食事から得たグルコースのうち、余ったものは、

肝臓、筋肉に蓄えられます。

肝臓、筋肉に蓄えられる際は、

グリコーゲンという形に変化させて保存されています。


噛み砕いて言うと、余った食材をジップロックに

入れて冷凍する・・・というイメージでしょうか。


肝臓や筋肉に蓄えられたグリコーゲンは、

勝久寺由来の血糖維持が底をつきたあとに、

再びグルコースに変換されて、血糖を維持しています。


これが12時間~14時間程度です。

筋肉に蓄えられているグリコーゲンに関しては、

そのほとんどが筋肉を動かすために使わえるので、

血糖の維持に大きく関わるのは主に肝臓です。


と、ここまでが体の正常な働きです。


では子供の場合はどうでしょう?

消化器官や内臓の機能は、

3~4歳でやっと大人に近づきます。

臓器も未熟で小さい。ということは、

グルコースを蓄えるのも苦手、

蓄えておく箱も小さいということです。


筋肉に関しても同じです。こちらは目に

見えてわかりやすいかと思いますが、

大人と比べると一目瞭然ですね。

筋肉量も少ないため、肝臓と同じく、

蓄えておく箱が小さいということです。


それがゆえに、血糖を維持するために、

乳幼児期には“補食”が必要なのです。


そしてここで間違えやすいのが、

“おやつ”と“補食”の違いです。


おやつ…甘いもの、お菓子、心を満たすもの

補食…食事を補うもの、体を満たすもの


です。

特に乳幼児期は、食べムラがあったり、

1階に食べる量が少なかったりするので、

補食が必要です。


そこでお砂糖たっぷりの甘いおやつを

あげてしまうと、血糖値を急上昇させてしまいます。

急激に上がった血糖値を下げようと、

インスリンというホルモンが大量に分泌され、

結果、血糖値を急降下させてしまします。


このときに起こるのが困った症状、癇癪です。

血糖値が下がってしまったことで、

子供も無意識にイライラしてしまうのですね。


息子に関しては、少し小さく生まれたこともあり、

肝臓や糖代謝の発達がゆっくりなんだろうなと

推測できたので、補食で対策してあげることができました。


癇癪を落ち着かせるには


今回のブログでは2つに絞って、ご紹介します!

ポイントは2つ。

①補食を食べさせること

②補食の内容を見直すこと

です。


まず、補食を食べさせることに関してです。

お子さんが1度に食べる量や、

癇癪を起こしている時間帯を

よく観察してみましょう。


「今朝はあまり朝ごはんを食べなかったな」

「大体10時頃になると癇癪をおこしているな」

「あくびばかりしているな」などです。


食べる量が少なかった場合や、

癇癪を起こしているタイミングがあれば、

次の食事の前に、補食を食べさせてあげましょう。


私は、1歳頃~2歳まで、10時頃、

15時頃に補食を食べさせるようにしていました。


保育園や幼稚園、学校に行っているときに

ハッ難しいですが、休日は補食にこだわるなど、

工夫しています。


そして、次に補食の内容です。

お話会でも、「補食を食べさせたいけど、

実際何がいいのかわからない」

いうご質問をいただきます。


なるべく避けてほしいのが、

白いお砂糖やジュースです。

お砂糖は、別名マイルドドラッグとも

呼ばれることがあり、

麻薬と同様の中毒性が

あることがわかっています。


ジェットコースターに例えるとわかりやすいでしょう。

ジェットコースターに乗る前は、

不安や恐怖、ワクワクが入り乱れてドキドキする。

でも、一度乗ってしまえば、

楽しくてクセになる。もう一回乗りたい!そんな感じです。


甘いものは子供も喜ぶし、

泣いていたのがピタッと収まります。

ついついあげてしまう気持ちもよくわかります。


でもそれを毎日繰り返していると、

先ほどお話した、血糖値の乱高下

起こり続けることになり、

子供のうちはほんの小さな癇癪で

済んでいたものが、キレやすさにつながり、

糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病にも繋がりかねません。


だからといって、全く与えないというのも、

社会性や子供の意思を考えると

良くないですよね。

そして、補食を毎日考えて手作りするというのも、

共働きのご家庭が多い今では、負担が大きいかもしれません。


そういう場合には、

  • 休日だけはおやつではなく、補食にする

  • 月・水・金はおやつOK

  • フルーツをすぐ食べられるように切っておく


などの工夫で家庭にあった方法を見つけてみてください。


ジュースによく入っている

「果糖ぶどう糖液糖」はお砂糖よりも

血糖値を上げやすいです。

ジュースを買うのであれば、注意して、

表示を見て買うようにするのがいいですね。



実際何を食べさせる?


ここで、我が家で実践している

補食を紹介します!


比較的作りやすく、栄養価の高いものとして

  • 鮭おにぎり

  • おかかおにぎり

  • 焼き鳥

  • ゆで卵

  • ボーンブロススープ

  • 焼き芋

  • フルーツ

などがおすすめです!


出かける際や、少し手抜きしたいときには。

  • 干し芋

  • 小魚ナッツ

  • グルテンフリークッキー

を買って対応しています。


市販のものを買うときには、

原材料にこだわったものを買うようにしています。

お砂糖はオーガニックシュガーを使ったものやキビ糖、

てんさい糖を使ったものを探して購入しています。


最近では少しずつスーパーにも、こだわりの

おやつが置かれるようになってきましたし、

ネットでまとめ買いもできたりします。


自分の家庭や暮らしに合わせて、

必要なものを選択して行く知識があると、

子育ても楽しく、ママ自身ももっと生き生きできます。


分子栄養学を取り入れて、子育てをもっと楽しみましょう!


Comments


bottom of page