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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

執筆者の写真町田香織

朝ごはんを食べよう!!


皆さまこんにちは。

分子栄養学アドバイザーの町田香織です。


アロマセラピストと占い師をしています。

最近、栄養カウンセリングも始めました。


(このブログは私のパニック障害の経験と

講座の内容をもとに書いています。)


今は、アロマトリートメントのお仕事が

一番多いのですが、施術を行うときに、

お客様にカルテを書いてもらいます。


その時についお節介でお食事も

お聞きするのですが、ほとんどの人が

朝ごはんを食べていない印象です。


「なぜ食べないんですか?」とお聞きすると、

1分でも長く寝ていたい

食欲がない

ご飯の用意をするのがめんどくさい

というお返事が返ってきます。


その他、16時間ダイエットが流行っているし、

食間を長くあけた方が胃や腸を

休められるから良いんじゃないか?


というお返事も多いです。


びっくりすることにまともに朝食をとっている人

の方が珍しいくらい。食べてもロールパン1個

とかそんなかんじです。


まともに食べてる人は、

10人中1人くらいじゃないでしょうか?


そして、不調がある人に限って朝ごはんを

食べていないという現状。


「いや~これホント国家レベルで

なんとかしないとまずいよ!!」って思います。


朝ごはんを食べないと、当然午前9時か

10時ころお腹がすいて、決まってチョコレートを

つまみながら、コーヒーを飲む。


これが定番になっています。


そして、「食べてないのに太る。」

おっしゃいます。


分子栄養学を学んだ方なら、そりゃそうだと

思うでしょうが、知らない人からしたら、

なんでだろう?ということになります。


◆朝ごはんを食べないと

まず、朝ごはんを食べないとどういうことが

起こるのか?

をご説明したいと思います。


まずは3食のうち1食を抜いてしまう、

ということはそれだけで必要な栄養素が

とれなくなってきます。


体はエネルギー不足を感じ、甲状腺機能を

低下させ燃費の悪い体になってしまいます。


そうすると、冷える、むくむ、体温が低くなる、

やたら寒い、人によっては、髪の毛が抜ける、

眉毛が薄くなる、などの症状がでます。


また、不妊にもつながります。


私はちゃんと3食しっかり食べていたのですが、

血液検査で甲状腺の数値を測ったら、

バッチリ低下していました。


お医者さんに指摘されるレベルだったの

ですが、自分では全く気づかなかった

(というか知らなかった)のです。


私が指導を受けていた

栄養カウンセラーさんに言われて

やっと自覚したのです。


◆糖質制限の罠

なぜ私が甲状腺機能低下に

陥っていたのか?というと、

ずばり糖質制限をやっていたからです。


厳格にはやっていなかったものの、

結構抜いてしまっていました。


それは、藤川徳美先生の本を読んで

うつやパニックには糖質制限が良いと

書いてあったからです。


本来ならば、私は一番やってはいけない

タイプでした。

何故ならガリガリに痩せていて、

仕事もマッサージをしていて体力が

必要な上に副腎疲労マックス状態。


もう、甲状腺機能低下するしかない状況です。


そこから、糖質制限をやめ、糖質選択を

していくようにしました。


◆糖質は悪ではない

糖質というとダイエットの敵、太るなど、

何かまるで悪者のように思う方もいると思います。


某有名ダイエット会社でも、糖質制限を

行うと聞いたことがあります。


しかし、糖質は3大栄養素の一つであり、

即エネルギーになってくれる重要な栄養素です。


要は、糖質の質と量を選ぶ力を

身につけることが大事です。


・血糖値の乱高下を起こしやすい糖の例をあげてみます。


白砂糖、また白砂糖を使用したお菓子、

洋菓子、和菓子、スナック菓子など

市販のジュース類、酒類など

また、小麦を使用した食品


・次に血糖値の乱高下を起こしにくい糖の例です。


米飯、根菜類、十割そば、くず粉、

甘酒、甘栗、干し芋、果物など


血糖値の乱高下を起こしにくい糖でも、

たくさん食べると当然血糖値は上がってきます。


また、体質によっても変わりますので、

その辺は注意してくださいね。


さて、糖をしっかりととるようにしてから、

じわじわと甲状腺機能の数値が上がっていきました。


私は、半年に1回くらい血液検査を

していますが、まだ少し低めです。


ストレスなど、その他の要因も

あるでしょうから、時間はかかりそうです。


◆セカンドミール効果

さて、次に朝食を抜くと良くないことの

要因として、血糖値の問題があります。


セカンドミール効果といって、1回目の

食事が2回目の食事(セカンドミール)

にも影響を及ぼすという考え方です。


1回目の食事(朝食)で野菜から食べ、

たんぱく質、糖質ととっていくと、

血糖値の急上昇を抑えることができます。


これは昼食の時も続くということになります。

そうすることで、血糖値の乱高下を防ぐこと

もできますので、糖尿病のリスクを回避

できるだけでなく、メンタルの安定もはかれます。


特に、食後にモーレツに眠くなる方は

食後高血糖を起こしている可能性が

ありますので、気を付けてくださいね。


食後高血糖を起こすと今度は急激に

下がることになり、午後3時~4時ころ

また眠くなり、ここでもコーヒーや

チョコレートを欲するようになります。


中にはエナジードリンクをがぶ飲みしたり

する人もいるでしょう。


そうなると、血糖値の乱高下し放題って

ことになり、感情も不安定になってきます。

空腹状態でやたらイライラしてる人いますよね?


このループから抜け出すには、

やはり3食バランスよくしっかりと食べることが

大事になってきます。


欠食することは、体にとってストレスで、

交感神経を優位にさせてしまいます。

自律神経のバランスが乱れるわけですね。


また、日頃から食事以外でも自律神経の

バランスを整えることも大事です。


◆ストレスケア

最近ストレスフルな人、本当に多いですよね。

ストレスって目に見えないし、

自分でも気づきにくいのではないでしょうか?


どんなに栄養を完璧にしようとも、

ストレスフルな状況にあると、

なかなか良くならないものです。


ブラック企業に勤めているとか、

家で旦那さんに暴力ふるわれてるとか

などの状況では、効果がでませんよね。


栄養療法で体が整ってくると、

転職される方も多いと聞きます。

本来の自分を取り戻されるのでしょうね。


私自身も仕事の方向性を変えようと

思っているところです。


私の場合はアロマトリートメントという

肉体労働が合っていないということに、

栄養療法を通して気づきました。


ただ、人と接することも好きだし、

アロマも好きで、決して嫌いではないのです。

ただ疲れるというだけなんですね。


◆体をさわっているから気づけること

アロマトリートメントをしている中で

気づいたことがあります。


カウンセリングだけではわからないことも、

体をさわるとわかることがあります。


特に頭皮がガッチガチになっていて、

こりが激しい人はだいたい歯ぎしりをしていて、

夜間低血糖を起こしていそうです。

これ、私もそうだったので良くわかるのですが、

何か頭が「つる」ようなかんじがして、非常に不快なんですよね。


常に頭を揉んでいたいような感覚になります。


今、ヘッドマッサージが非常に人気で、

ヘッドマッサージ専門店も続々と

オープンしていますが、この理由には、スマホや

パソコンの使いすぎだけでなく、

副腎疲労があり、夜間低血糖も

絶対あるだろうなと私は思っています。


その背景には、欠食や少食もありそうです。


また、足先が異常に冷たい人もMCVが

高くなってないかな?肉食べてるかな?と気になります。


MCVは赤血球の大きさを表しますが、

分子栄養学の基準値は90~95です。

高いと葉酸不足、ビタミンB12不足、

胃酸不足、甲状腺機能低下が考えられ、

低いと鉄不足、たんぱく質不足が考えられます。


ビタミンB12は豚肉などに多く含まれるため、

肉を食べてないと足先が冷えるなどの

症状が出ます。また、貧血にもなってきそうです。


そんなかんじで、分子栄養学を学んだことで、

今のお仕事に大変役立っていますし、

自分でいうのもなんですが、カウンセリング力が爆上がりしました。


健康にもなって、仕事にも活かすことができ、

分子栄養学って本当に素晴らしいなと

日々実感しているところです。


皆さまも是非、分子栄養学の世界に足を

踏み入れてみませんか?お待ちしております^^


本日もお読みくださり、ありがとうございました。

それでは、またお会いしましょう♪


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