分子栄養学が私に与えてくれたこと~更年期の挫折は奇跡の前兆
みなさん、はじめまして。
分子栄養学アドバイザーの小山美佳です。
足裏占い、スピリチュアル・カウンセラー、
トラウマの解放を仕事にして
28年になります。
東京在住で18歳の猫と、夫の3人で
暮らしです。
現在は東京ですが23歳の時、米国NYに
行き20年間、母親の闘病をきっかけに
帰国するまで住んでいました。
そこでも今と同じような仕事をしていました。
NYではベジタリアンや断食をしている人が
当たり前にいて、私もそのような生活をしていました。
自分が、とてもヘルシーだと思っていましたし、
正しい食生活として、疑っていませんでした。
どのレストランでも、ベジタリアンのメニューが
ありましたので、特別な食事法であるという
認識すら薄くなっていました。
しかし残念なことに、断食やベジタリアンは、
私にとって全く健康的ではなかったと、
体調を崩してから知りました。
去年の事です。
断食や少食が、
ヘルシーかヘルシーでない
という話ではありません。
私が、自分の体に合っていない食習慣を
ずっとやり続けてきたという事実が、
明らかになったという話です。
それは
オーソモレキュラー・アカデミーが声を大にして
唱えている『個体差』だったのです。
つまり私は、
身体の声も、心の声も、全く聞けていなかったのです。
ですから体の変調に気づき、分子栄養学に
出会い、自分に合った食事法を知った
時には「嘘でしょ?」と思いました。
喜びより落胆でした。
少食、断食、食事制限は私の
アイデンティティでしたし、生き方の一部でした。
世界中で断食や少食、糖質制限が健康の
主軸になっているこの世の中で、
誰が、この食事法が自分に適合して
いないだなんて、思いますか?
私の体が、合っていなかったなんて、
到底受け入れられなかったです。
調子が良い時に起きたパニック発作
断食の講座中です。
突然、胸のあたりに異変を感じ、
強い圧迫感に襲われました。
息がしにくくなって、心臓の鼓動が
信じられないくらい早くなっています。
座っていられなくなって、横になってみましたが、
落ち着きません。トイレに何度も行きたくなり、
下痢と嘔吐を繰り返しました。
それでもおさまらないので、私は教室を出て、
早足でそこら中を歩き回りました。
止まったら、心臓発作を起こして倒れて
しまうと思いました。怖かったです。
とにかく意識を失って救急車を呼んで
もらうことは避けなければ、迷惑はかけら
れないと思い会場を出て、そばにあった
総合病院に飛び込みました。
血液検査、心電図を取りました。
結果は予想を裏切って、
とても良いものでした。
300を超えていたコレステロールが正常値、
少し血圧が高くなっていたくらいで、
心臓正常、血液検査の結果も正常値と言われました。
発作みたいな症状も、
「パニックと今は診断しません、何もなければ、
再診の必要もない」と言われ病院を出ました。
体重は毎月の断食と糖質制限で、
3ヶ月で9キロ痩せていました。
はたから見たら良い状態です
体重が減り
数値も安定している
断食や糖質制限が合っている
しかし帰りの電車に乗ろうとすると、
また胸に強い圧迫感を感じ、
発作のようになるので、何時間も
家に帰れませんでした。
もうヘトヘトでした。
でも数値が良くなっていたことは、
本当に嬉しかったです。
それなのに、パニック発作のようなものが
起きたなんて、私が、自分の内面に
向き合えてなかったと実感しました。
ずっと内面に関わる仕事をしてきたのです。
もっとしっかり向き合おうと決心しました。
断食も糖質制限も、痩せなくなった。
それからの私は更に断食、野菜中心を
やめて肉中心の糖質制限に力を入れ、
毎朝ノートに自分の内面を書き綴り、
自分に向き合いました。
断食アプリをダウンロードして16~18時間を空腹にしました。
薬局に血液検査ができるところを探し、
定期的にコレステロールと血糖値、
中性脂肪をチェックしました。
できるだけ自分で自己管理しました。
1年やりました。
結果は、
私の期待を裏切って、
断食をしても痩せなくなりました。
そして糖質制限をしているのに血糖値が
高くなってきたのです。
同時期に胃が痛くなって糖質制限が
できなくなりました。白米とバナナ以外
食べられないのです。糖質制限は強制終了。
断食をしても浮腫むようになっていました。
尿に泡が出るようになりました。
パニックも定期的に起こしました。
もう何が何だかわからない状態です。
仕事も途中でやめてクライエントさんに
帰ってもらったこともありました。
限界でした。
太りやすい体質で、高校からずっと
ダイエットしてきました。
なんでも試しました。
断食
ヴェジタリアン
マクロビオティック
フルータリアン
糖質制限
鈴木その子式ダイエット
マイクロダイエット
りんごダイエット
マスタークレンズetc.
太っている人は、結局食べているのだ
と言う人がいます。
いいえ
食べなくても太ります。事実です。
嘘みたいですが、
断食で痩せなくても、浮腫んでも
私は断食をやめませんでした。
食べないことが健康だと思っていた
わけですから、断食でなんとかメンタルを
保っていたのです。
パニックも時々発症していました。
同時期に人間関係でショックな事が起こりました。
これまでの人生は何だったのだろう?
私のしてきたことは間違っていた?
得体が知れなくなった自分の体と、
ショックな出来事に、絶望しました。
分子栄養学との出会い。
全く痩せなくなってからも、
気を取り直して、
1日1食半にしていました。
今度はお菓子も食べました。
何でも食べる方法に変えたんです。
そこでわかってきた事がありました。
パン食を続けると途端に太ること。
納豆を毎日食べると、ちょっと酔った
ような感じになること。
ヨーグルトを食べると便秘になること。
白米はそこまで太らないかも知れないこと。
何となく自分の身体の中にルールが
あるような気がしてきました。
ネットサーフィンを再開しました。
これまで何度もやっていたのですが、
今度は根気よく何かを見つけるまで
やろうと決めました。
更年期女性の糖質制限で血糖値上がる。
糖質制限で尿に泡。
しかし、なかなか情報が出てきません。
メタボ対策や、甲状腺の代謝の話はたくさんありました。
根気よく続けていたら、急に目の前に、
動画がポップアップしてきました。
OA認定分子栄養学アドバイザー
菅野ひろみさんの
「血糖コントロールダイエット」
という動画です。
即購入して繰り返し観ました。
菅野さんは更年期のダイエットは、
血糖ダイエット一択と言っています。
そして血糖値の上下がどのように身体に
影響しているか、更年期の女性にはどんな
食事法が必要かを教えてくれました。
早速食事を変えました。玄米派だったのを
もち麦と胚芽米に変えました。
1番の変化は、1日3食に変えたことです。
これまでの倍の量です。
動画の内容に期待しているものの、
全く逆の食事法に、正直、半信半疑でした。
でも実践して2週間経った頃に、
気分が良くなってきたのです。
「これかも知れない」と思いました。
体重は少し増えていました。
私は彼女の自己紹介にあった
「OA認定分子栄養学アドバイザー」を
検索し、アカデミーのサイトを見つけ、
すぐ受講を決めました。
受講中は目から鱗の連続。
病院嫌いの私ですが、
zoomで行われる講座を聞いているうちに、
まず病院で検査してもらわないと
何も始まらないと思いました。
そこで80種類の血液検査、胃カメラ、
耳鼻科、甲状腺の検査を受けました。
自分では代謝がかなり下がっていると
予想していたので甲状腺に問題がある
だろうと思っていましたが、
問題ありませんでした。
ピロリ菌もいませんでした。
これらが大丈夫となると、何が原因なのか
受講生の私は、自分では推理できなく
なっていたところ、安藤先生が、
慢性上咽頭炎のことを講座で何度も
言われていたのを思い出して検査しました。
半信半疑で検査したところ、
かなりひどい状態でした。
その日から治療を始めました。
すると途端に疲れが減りました。
不思議なほど気分も違います。
これまで慢性上咽頭炎なんて聞いたこと
もありませんでした。鼻奥の炎症です。
鼻水が、体内に絶え間なく流れ続けている
状態だそうですが、自覚はありませんでした。
流れ続けることで身体がストレスを感じ、
ストレスホルモンのコルチゾールを分泌し続け、
それによってコルチゾールが枯渇して、
完全に身体が疲れ切ってしまうという
状態だったようです。
血液検査でも、副交感神経がかなり
優位になっており、身体がそれにより
動けない状態だったようです。
これだけではありません。普通の病院では
指摘されなかった脂肪肝もわかりました。
糖質制限や少食を続けていると
セカンドミール症候群という状態になり
肝臓が脂肪を溜め込む身体になるということなのです。
真逆のように感じますが、
実際にこういうことが起きている人が
多くなっていて、最近になって騒がれ始めています。
私のように食生活が合わない人たちの
身体に変調が現れ始めているということなのでしょう。
アカデミーの講座を通じて自分の体に
何が起きているのか?
だんだんわかってきました。
それに応じた、必要な栄養素もわかり、
食事に反映させました。
自分の身体が、得体の知れないものでは
なくなったのです。
正直、食事でここまで変わるとは、
思っていませんでした。
だいぶ疲れなくなりました。
大好きな朝活も再開です。
食生活を変えて、
思いがけないオマケがついてきました。
夫の髪が抜けなくなったようです(夫談)
びっくりしていました。嬉しいオマケです。
更年期の挫折は奇跡を起こすチャンス
私はもしかしたら、
世間ではミッドライフ・クライシスとか、
更年期うつと言われるのかも知れません。
「それは普通のこと」
「よくある事」
と、思う人も多いでしょう。
でもですね。
人間は「120歳が寿命の肉体で
生まれてきている」と言われています。
だとしたら、私達はあまりにも老け過ぎていると思いませんか?
40年前に比べたら、今の50歳の人は
その当時の50歳よりとても若くなっていますが。
講座でも習いましたが、エピジェネティックスと
いう人間のシステムが発見され、
私たちは食習慣や、考え方の習慣で
遺伝的なものを変えることができるという事が
わかっています。
いわゆる書き換えと言われているものと、
同じかも知れません。
同じ遺伝子を持った双子が、
生活習慣によって、
一方が老けて皺々な顔になり、
一方はとても若く艶があり皺もないと
いう例がありました。見た目にかなり
違いが出てくるのです。
ビックリするほどに違います。
でも、今からじゃ遅くありませんか?
今から変な食習慣とか生活習慣
変えても遅くないですか?
若いならともかく、
50、60過ぎたら無理でしょう。
と、思うかもしれません。
それが遅くないのです!
私は、現在56歳ですが、
オーソモレキュラーに出会うまでは、
疲れ切って何事も現状維持が精一杯でした。
43歳くらいまでは、アマゾンに一人で
行ってはシャーマンに会い、
インドに行っては瞑想をし、ロンドンに
霊媒講座を受けに行ったりしていた私が、
普通に中年になりました。
心も体も老けていました。
が、
が、ですよ
食生活を変えただけで変化がありました。
アカデミーの講座を受けている最中から、
面白そうだなぁと思うヒーリングメソッドや、
インド哲学の講座の受講を始めました。
昔の感覚が戻ってきたのです。
やる気が出てきて、
好きだったものが戻ってきました。不思議でした。
奇跡だと思いました。
そして
これから先、やりたい事が明確になりました。
『同じような身体に苦しんでいる
人の役に立ちたい。そしてまだ自分でも
知らない自分らしさを取り戻してほしい』
これでした。
私は、これを、オーソモレキュラー・アカデミーに
してもらいました。
安藤先生をはじめ、講師の先生方に。

この身体が元気になる方法を教わり、
実践して、感覚を取り戻しました。
挫折なくしては、味わえない喜びでした。
これから一年、ズボラレシピや、
簡単に取り入れられるオーソモレキュラーの
知恵、数値が良かったのになぜ発作が
起きたか、その後パニックはどうなったのか?
なぜ私には断食が合わなかったのか、
私のやっているヒーリングについてなど、
書いてみたいと思います。
どうぞ、よろしくお願いいたします。