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分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

  • 木下洸太朗

普通の基準


2020年も残りわずかとなりました。

皆さんいかがお過ごしでしょうか?


このブログが世に出る頃には

「明けましておめでとうございます。」

になっているかもしれません。(笑)


私の12月の個人的な話では

所属しているクラブの

サッカーチームU18(高校生)と

U15(中学生)が全国大会に出場しました。


ありがとうございます。

(誰も何も言っていない(笑))


コロナ禍で全国大会の開催が

不安視されていましたが無事?

(適切かはわかりませんが)開催されました。


この年末年始というのは毎年サッカー界では

大変盛り上がる時期です。


Jリーグやなでしこリーグでは

優勝チームが決まったり

元日に天皇杯や皇后杯の決勝があったり


アマチュアでは

全日本少年サッカー大会があったり

高校サッカー選手権があったり

前述した所属クラブが出場した

全国大会などがあったり…と

たくさんのイベントがあります。


サッカーをやっているお子さんをお持ちの方も

たくさんおられると思いますので

ご存知の方も多いかと思います。


優勝が懸かった試合や引退などが

懸かった試合はドラマティックな展開あり、

エンターテイメントの要素ありで観る者を惹きつけます。


プロスポーツとしてはそれがあるべき姿だと思います。


子供たちの負担を考える

ですが

成長期の子供たちが行う大会としては

どうでしょうか?


全国大会などは露出度が多く、

華やかな舞台ですが心身共に

とても大きな負担があると思います。


身体面の負担としては

各地域の予選を勝ち抜いてきた強者との

試合で消耗は激しくタイトなスケジュールの中、

すぐに回復してコンディションを維持することが

難しいです。

(インターハイの大会スケジュールなどを

見てみるとどれだけハードかわかります。)


心理面では

たくさんの目に晒される事や色々な人からの

期待の大きさ、慣れない舞台の緊張、

ミスをしたら競技人生が途絶えてしまうなど

とても大きなプレッシャーがかかります。


もちろん競技者としては喜びも大きく、

それらの事が必要である場合も多々あります。



その一方で早々に敗退してしまったチームは

1試合しかない場合もあります。


部員が何人もいて、ベンチを温めるだけに

なってしまう選手もいます。


中学3年生や高校3年生では受験に備えて

人生の多くの時間を占めていた

サッカー(運動)が勉強に変わり

時間の使い方としては180度方向転換

する人もたくさんいます。




成長期の子供たちのスポーツにおいて

上記のような関わり方が“普通”であるかもしれません。



この“普通”の状態を栄養面から

考えてみるとどうでしょう?


成長期の子供たちの栄養素の需要

まず前者は心身の負担が大きく、

身体の栄養素の需要は非常に高まります。


2019年度インターハイのサッカーの

全国大会を例に出しますと

優勝した高校は7月末から8月頭にかけて

6日間で5試合(1試合70分)の

ゲームを行いました。


つまり40℃近くの屋外でとても

重要な試合をほぼ連日戦うのです。


分子栄養学を学びたい、

興味がある人であれば

この大会がどれだけ身体に負担があって、

栄養素の需要を生むかわかるかと思います。


なおかつプレッシャーや疲労によって、

消化能力は低くなることが予想されます。


どんな状況かというとめちゃくちゃガソリンが

必要なのに給油口が狭いみたいな感じです。(笑)


これが健康に繋がるのか?

良い選手育成に繋がるのか?


かたや早々に試合が無くなってしまった

選手や試合の出番がない選手の

栄養需要はどうでしょう?


もちろん前者に比べると栄養素の需要は

圧倒的に減ると思われます。


と同時に運動をする機会も失っているので、

筋肉や骨への刺激は減少します。


これが健康に繋がるのか?

良い選手育成に繋がるのか?



そして

現在の成長期の子供のスポーツ環境

の中では前者のような状況から後者の

ような状況へ急激に変化が起きます。


そうすると身体の栄養需要や運動状況が

全く違うので、栄養コントロールというのは

非常に難しくなります。


いわゆる“普通”の状態を栄養面から

考えてみるとおかしいな?と思うことが

たくさんあると思います。


長い目で見た“考え方”と“日常の習慣”

仮に18歳になるまでが成長期だとして、

その後の人生の方が遥かに長いので


成長期に良い食習慣と運動習慣を

作っていくことが人生を豊かにしていくと

思いますし、プロスポーツ選手になったと

してもとても大切な事だと思います。


分子栄養学は何かすごい特効薬の

ような感じもありますが、

大切なのは“日常”だという事が

とてもよくわかる学問です。


つまり良い習慣が身に付いていれば、

血液検査をしても良い結果になると

思いますしよくなければ、よくない結果や

症状が出ると思います。


成長期に良い食習慣を身につけていれば

栄養指導なんていらないんです。


なので何を食べるか、どのくらい食べるかと

いうのはもちろん大事ですが

もっと広まってほしいなと思うのは

“考え方”“日常の習慣”です。


「昔からそうだから」

「これが普通」

「一般的には…」

「当たり前やん」

「常識的には」


2020年はある意味コロナによって、

これまでのあらゆる“普通”を覆された年だったと思います。


慣習的な“普通”にこそ目を向けて、

“日常”をよりよくしていきたいですね。

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