オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

  • 池田涼子

心療内科に行く前に◯◯◯を見直して!


ここは病院の窓側のベッドの上。


吊るされた点滴を見ながら

「本当だったら大学生だったのに…」

と、当時19歳の私は外で楽しそうに話して

いる若い女性の声を聞きながら、

自分の置かれている状況を悔やみました。


このような状況のきっかけは、高校2年生の

時のダイエットでした。


体重が落ちていくことが快楽となり、どんど

ん食べなくなり、拒食症となりました。


しかし、1年も経たないうちに今度は過食症

に切り替わりました。


食べても食べても満たされない食欲。

ご飯よりも、とにかく甘いお菓子をむさぼる

ように食べる日々。


当然どんどん太り、感情のコントロールが

できず、気持ちは落ち込み、不安、

眠れない、無気力、いなくなりたいと言った

「うつ病」のような状態となりました。


この時に心療内科の門をたたいてしまったの

が悪夢の始まりでした。


今でもよくわからないのですが、

統合失調症と誤診されてしまい、

最初は1錠から始まった薬が、

受診するたびに1錠ずつ増えていきました。


「おかしい」と治療に異議あることを

伝えると、さらに強い精神薬が出され、

感情が抑圧され、思考も停止状態。


自宅での生活が困難となり、

主治医の友人の経営する個人病院へ

入院することになりました。


幸いそこで勤務されていた1人の看護師の

方が「摂食障害でこんな大量の薬を飲むのは

おかしい」と指摘により、摂食障害治療を

専門にしている病院へ転院しました。


大量の薬を見て、転院先の医師がとても驚い

ておられたのを今も覚えています。


断薬時が一番大変でしたが、無事に断薬をし、

24歳から看護の道へ進み、現在に至ります。


入院し、あの看護師さんに出会わなければ、

私はこの世にいないかもしれません。

今でも忘れられない命の恩人の方です。



今から約20年前、

自らが体験した誤診の実際です。

暗い話しから始まりすみません。


私たちの身体は食べたものから作られます。

そして食べたものの積み重ねによって

私たちの将来は明るいものになるのか


それとも

病気まみれの生活になるか決まります。


過食症の時の私の食生活は

  • 生菓子と呼ばれるデザートやアイスクリーム、クリーム系のパンばかり食べていた

  • お菓子は食べられるが、食事が食べられない

  • 噛む食べ物が嫌い

  • 人工甘味料系の入った商品大好き

  • 昼夜逆転

  • 運動習慣なし

etc...


今、分子栄養学アドバイザーとして食と

栄養の大切さをお伝えしている身なのですが、

当時は糖質まみれのハチャメチャな食生活を

送っていました。


私の食生活を見て、ビックリされた方もおら

れると思いますが、多忙を極める現代人、こ

のような食生活をされている方がとても多く、

知らないうちに糖質過剰となっているそうです。


特に女性に多いように感じるのは気のせいでしょうか?


糖質は、脳や身体を動かすエネルギー源で、

生きていくためには必要不可欠な栄養の1つです。


しかし過剰摂取となると話しは違い


血糖値の乱高下


腸内環境の悪化


ビタミンB群泥棒(大量消費)


炎症を助長


を起こしてしまいます。


今回は、血糖値の乱高下に絞ってお話ししますね。



お菓子ばかりの食生活は、安定した血糖値を

保つことができません。


健康な人の場合、血糖値は左図のように

なりますが、1日1食の食生活や、

少食、空腹時間が長い、甘いものまみれの

食生活の場合、血糖値は右図のように

大きく波打つ形となります。

大量の糖質を一度に摂ると、血糖値は

急上昇します。


ビックリしたすい臓は、血糖値を下げるため

インスリンを大量に分泌してしまいます。


そのため急激に血糖値が下がってしまいます。

これを食後反応性低血糖と言います。


血糖が急下降すると、副腎が危機感を

感じた時に出る血糖上昇ホルモン

(アドレナリン・ノルアドレナリン・コルチゾール)

が分泌され血糖値を上げ、その状態で

甘いものを食べて血糖値が跳ね上がります。


そのため大量のインスリンを分泌して低血糖

を起こす…を繰り返します。


これを血糖値の乱高下といいます。

血糖値の乱高下が続くと、副腎はヘトヘトに

疲れてしまい、血糖を正常に保つことが出来

なくなり、自律神経の乱れ(交感神経優位)

を起こしてしまいます。


「朝起きられない」


「食欲がない」


「元気がでない」


「ドクドクと心臓が脈打つ感じ」


「冷え性」


「下痢・便秘」


「眠れない」


「不安」


「疲れがとれない」


皆さん、友だちや職場の方からこのような不


調を相談されたらどのような言葉をかけますか?


ほとんどの方が心療内科を勧めてしまうと思います。


確かに症状だけを見ると、メンタル不調のよ

うに見えますが、これらの症状は、低血糖と

交感神経優位症状が原因で、メンタルの

不調ではないことがほとんどです。


残念なことに、医師もそのことに気づいてい

ない方が多いのが現状です。


メンタルの不調と思い込んで心療内科に行っ

てしまうと、「うつ病」「起立性調節障害」

などと誤診され、飲まなくても良い薬を処方

されるケースが後を絶ちません。


私もご多分に漏れず、お菓子まみれの食生活

により、低血糖と交感神経優位症状を、「統

合失調症」誤診され、薬漬けとなりました。


誤診は本当に取り返しのつかないことになりかねます。


心療内科に行く前に、今までの食生活に

問題はなかったか振り返り、ぜびこのブログを

見て本当にうつ病なのか考えてみていだだける

と幸せます。


もしご自分で判断が難しい場合、お住まいの

近くに分子栄養学を標榜しているクリニック、

また全国各地にたくさんの当協会認定アドバ

イザーさんがおられるのでお気軽に相談して

ください。


では低血糖交感神経優位状態

改善していくための食事についてです。


それは

「甘いものを控え、3食しっかり食べる」

これに尽きます。


3食しっかり食べると必然的に甘いものを

食べたい衝動が落ち着きます。


また食事と食事の間が長くならないため、

血糖爆上げホルモンたちがいる副腎を

労ることになります。


毎食、手のひらサイズ程度のタンパク質を取

り入れるように心がけることが理想と言われ

ますが、今まで全く朝ごはんを食べていなか

った方や少食の方にはハードルが高いと思います。


その場合、温泉玉子やどんな食材に振りかけ

ても邪魔にならない粉カツオを取り入れては

いかがでしょうか?


そして、すでに副腎疲労が進んでいるなと思

われる方は、3食を6食に分割して血糖値を

安定させる方法もあります。


ボーンブロススープを水筒に入れて、ちょこ

ちょこ飲む血糖対策もおすすめです。


私の知りあいの方で、天然塩で味付けをした

カツオのだし汁を水筒に入れて持ち歩いてお

られる方がいらっしゃいます。



また3食以外にも、エネルギー代謝の活発な

お子さんの補食はとても大切になりますが、

健康な大人の方でも昼食から夕食の間の

15時~17時の間は、どうしても低血糖を

起こしやすい時間と言われているため、

補食が必要な方もおられます。



このときにチョコレートやアメ、コーヒーを

飲むことは、血糖の乱高下を助長させて

しまうので、おすすめ食材はタンパク質の

入ったおにぎり(もちろん手作り)、

ゆで玉子、バナナはいかがでしょうか?


過剰な糖質は血糖値の乱高下を起こし、

心身ともに不調を起こす元になります。


私たちは食べたものから作られています。


また私はこの乱れた食生活を送っていた

15年後、起こるべくして難治性疾患を発症しました。


これは偶然ではなく、自分自身が招いた結果

なので、自業自得なんです…



幸い分子栄養学に出会い、

病気は快方に向かうことができ、

学べは学ぶほど分子栄養学の素晴らしさ、

食生活の大切さを身を持って痛感しております。


また古代ギリシャ時代、医聖ヒポクラテスは

「食で治せぬ病は医で治せぬ」という言葉を

残しています。


この時代から食の大切さは言われ続けています。


この記事を読まれ、私のように誤診されて薬

漬けになる人や、飲まなくても良い薬を飲み

続ける人が少しでも減りますように。

切に願っています。


また少しでも多くの方に食と栄養の大切さを

知って頂き、みなさまの未来が健康で幸せな

日々の手伝いとなれば幸いです!


最後まで読んでいただきありがとうございました!