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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

食品添加物との付き合い方

●日本は、世界一の食品添加物王国


日本の食品は安心・安全というイメージが

根強いですが、みなさんは日本は、

世界一の食品添加物王国であることを

ご存じでしょうか?


私は分子栄養学を学ぶまで食品添加物の

弊害についてよく知りませんでした。

子を育てる親として今さら?と思われるかも

知れません。


本当に気づくのが遅かったです。


特に20代の頃は、金銭的に余裕が

なかったので、限られた生活費の中、

とにかく安く、手軽に作れるものを重視していました。


食材を選ぶ視点が違っていたため、

商品の裏面にある原材料など

全く見ることなく、○○の素シリーズなんかを

好んで買っていました。


看護学校でも栄養学の講義も

ありましたが、サラッと教科書を読んで

終わっていた為、記憶がほとんどありません。


医学部は栄養学自体がないので

まだあるだけまだましなのかもしれません。


現場に出ると、栄養のことは

管理栄養士さんにほぼお任せ状態なので、

特に重要視される分野ではありませんでした。


厚生労働省のHPによると、

「食品添加物は、保存料、甘味料、

着色料、香料など、食品の製造過程

または食品の加工・保存の目的で使

用されるもの」


と記載されています。


食品添加物が含まれている食材は、

安価で保存も効くため、懐に優しいという

メリットがあります。


しかし、いくら厚生労働省が安全と

認めていても、一定量以上を摂ると

健康への影響の度合いが大きくなるデメリットもあります。


日本ではどのくらいの添加物が

使用許可されていると思いますか?


厚生労働省

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/shokuhin/syokuten/index.html


によると、日本で使用許可されている

添加物は4つに分類されています。


①指定添加物 472品目 (令和3年1月15日現在)

安全性を評価した上で、厚生労働大臣が

指定したもの


②既存添加物 357品目(令和2年2月26日現在)

平成7年の法改正の際に、我が国に

おいてすでに使用され、長い食経験が

あるものについて、例外的に指定を

受けることなく使用・販売などが

認められているもの

(クチナシ色素・柿タンニンなど)


③天然香料 約600品目

動植物から得られる天然の物質で、

食品に香りをつける目的で

使用されるもの

(バニラ香料・カニ香料など)


④一般飲食物添加物 約100品目

一般に飲食に供されているもので、

添加物として使用されるもの

(イチゴジュース・寒天など)


すべてを合わせて、約1600種類

しかも毎年増え続けています。


●危険な食品添加物


他国では、発がん性があるため

認可されていない添加物

日本では認可されていたり、

その上使用制限値がない添加物もあったり…


日本の食の安全性は何処に行ったのか

聞きたくなるくらい恐ろしいことになっています。


体内に入った食品添加物はいわば毒物です。


私たちの身体は、この毒物を

汗を介して排泄したり、

肝臓によって毒を処理する機能が備わっています。


しかし、偏った食生活添加物の

過剰摂取が続いたり、脂肪肝などの

炎症、加齢などによって

肝機能が低下すると、少しずつ体内に

蓄積されていきます。


その結果、脳腫瘍・ガン・アレルギー・不妊、

うつ病、皮膚病などの病気の原因の1つになります。


今やスーパーにある食品のほとんどに何かし

らの添加物が入っているため、無添加食品を

探す方が難しく、そればかりを気にしている

と、心身ともに疲れ果て、かえって体調が

悪くなるかもしれません。


子育てや家事・仕事に忙殺され、

料理を作りたくない日もあるし、

ラーメンやレトルト商品、スーパーの惣菜に

頼りたくなることあるでしょう。


前述の通り、私たちの身体には

解毒処理能力が備わっているため、

毎食のようにコンビニ食品やレトルト・

インスタント食品などの添加物まみれの

食事ならない限りは、あまり神経質に

ならない方がよいと思います。


「今日の昼ごはんは外食(またはコンビニご

はん)だったから、夜は自分で料理を作ろう」

と言うように、賢く付き合っていきましょう。


また自炊する際の食材を選ぶポイント

  • 原材料がシンプルに書かれている

  • 加工食品を控える

  • 素材に近い食べ物

  • 賞味期限が短いもの

  • 原材料に表示されている添加物が最後の方に書かれているもの

になります。

参考にされてみてください。


食材を気を付ける以外にも、

毒を溜めない身体作りも大切です。


特に便秘は身体の毒素を蓄積させて

しまうので、日頃から便秘の方は

改善に取り組みましょう。


●たんぽぽ茶がおすすめ


便秘の原因の1つに、

胆汁の分泌排泄不足があります。


胆汁分泌は苦い食べ物によって促されます。

ゴーヤ、ピーマン、ミョウガ、魚介の肝など


おすすめはたんぽぽ茶です。

ただし、独特の風味と苦味があるため、好き

嫌いが別れます。


確実に購入できるのはネットになると

思います。私のように地方在住だと

お店ではなかなか手に入りません。


注意点ですが、キク科アレルギーの方や、胆

嚢の問題のある方は控えてください。


また食物繊維を食べて、

胆汁をしっかり排泄することも大切です。


私も遅れながら、食材を購入する前に

原材料名を必ず確認し、添加物が

最後の方に記載されてある食材を

中心に買うようにしています。


仕事で帰りが遅くなったり、

疲れているときはスーパーの惣菜を

利用しています。


食品添加物大国の日本。

今後もどんどん添加物は増え続けることと思います。


なるべく摂らないことが健康のために

望ましいですが、忙しい現代社会、

上手く付き合いつつ、しっかり毒素を

排泄できる身体作りに取り組んでいただけたらと思います。


いかがでしたでしょうか?


この記事が皆さまの健康へのお手伝いと

なれば幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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