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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

HSPの人におすすめの食生活

こんにちは!

寒さが一段と厳しくなり、朝布団から

出るのがとてもとても辛い時期になりました。

私は運動不足を感じていたので、

しばらく遠ざかっていたウォーキングを

再開しました。


仕事が休みの日、家の近場にある

都市公園の湖の周囲約5キロのコースを

歩きます。


四季折々の姿を見せる景色

(今は紅葉の終わりかけ)や公園で

飼われている鳥たちや野鳥、

オブジェなどを見ながら途中ベンチに座って

ボーッと過ごしたりして自律神経を整えています。


また空港が近いので、飛行機の離着陸を

間近で見れる楽しみもあります。


今日はウォーキングのあと、喫茶店へ移動し

このブログを書いています。


家でじっと過ごすことができないため、喫茶

店や図書館で分子栄養学の勉強をしたり、

ブログを書いたり、基本1人で刺激の少ない休日を過ごします。


そう、私はHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)のようです。


昔から「他の人と違うなぁー」と生きにくさ

のようなものを感じていましたが、当時は

HSPという名前はありませんでした。


名前を知ったのはつい最近のことです。

とあるサイトの無料診断をして、幼少期から

の生きにくさの原因がHSP気質であったことを知りました。


●私の場合のHSP気質

私の場合、ごく一例ですがこんな気質を持っています。


・娘と過ごす時間も大好きだけど、1日の中

 で一人の時間が必ずないと息が詰まる


・人と会う約束をしていても、その日が近づ

 くにつれ面倒になってくる


・友だちと一緒に過ごしても3時間が限度


・グループLINEやグループセッションで発言

 できない


・集団の中にいると、独りでいるか、空気と

 化するか、愛想笑いしている


・テレビの音が苦手(無音が好き)

 →なので我が家にはテレビがありません。


・色々なことに興味関心を持ち、あちこち手

 を出すが、すぐに飽きてしまう


・家でじっとしてられず、外に出たがりだけ

 ど、周りに迷惑をかけていないか気になり

 神経を張り詰めるため結構疲れる


・物事を頭の中であれこれ深く考えすぎると

 前へ踏み出せない


・人の顔色を常に伺い、表情や口調、その時

 の機嫌によって行動が左右される


生まれながらに繊細で傷つきやすいと言われ

るHSPは、病気や障害ではありません。

あくまでも気質です。


また生育環境も大きく影響を受け、

5人に1人、生きつらさを抱えている方が

おられるそうです。


●分子栄養学的側面から考えるHSPの気質

しかし、分子栄養学的側面から考えると、

HSPの気質の要因に、母親の妊娠前の

栄養状態や妊娠中の栄養状態も

関係しているのではないかと私は思っています。


私の母は低血圧(上の血圧が80あれば良い

ほう)で、指で皮膚を強くを押しただけで内

出血をし、朝は起きれず、冷え性、いつも疲

れてヒステリックでイライラしていました。


いわゆる質的栄養失調であり、話を聞く限り

妊娠前からあったのではないかと思います。


そして副腎疲労甲状腺機能にも何らか

問題を抱えていたと思います。


その母から生まれた私なので、当然私も生ま

れながらにして質的栄養失調を受け継ぎ、潜

在的に甲状腺機能の低下副腎疲労があったと思います。


生育環境も決して良いとは言えぬところです。


そしてHSPの身体は常に過緊張状態のため、

身体のホルモンバランスが崩れ、さまざまな

症状(いつも疲れている・不眠・やる気がな

い・集中力がない・イライラ・不安など)に

悩まされるようになります。


残念なことに、これらの症状だけを見て、

うつ病と間違われて診断されることもあります。


私のように、誤診によって薬を飲み続ける

人を一人でも多く減らしたいという思いがあります。


そのため症状だけ聞いて、素人判断で

安易にメンタルクリニックなどを受診したり、

勧めるのはうーん、、と首をかしげてしまいます。


●消化力を整えましょう!

安藤先生は講義で「どの病気も発端は

消化力がないことと胆汁不足から始まる」と言われていました。


私たちの身体は食べたものから出来ています。

消化・吸収できる身体でなければ、どんなに

身体に良い栄養を摂っても身になりません。


もったいないですね。


なので

まずは消化力を整えましょう!


酸っぱいものを食前につまむと胃酸が出やす

くなります。また苦い食べ物や杜仲茶は胆汁

の流れをよくします。

(叶姉妹は食前にレモン水を飲んで消化を整

えるそうです)


●そして食事を整えましょう!

私たちの身体は主にタンパク質から作られます。

3食、主食+肉や魚など動物性タンパク質を摂りましょう。


特にボーンブロススープはおすすめです!

このスープに勝る食材があれば教えてほしい

くらい有能食材です。

我が家はこのスープで味噌汁を作っています。


そして、HSPの方や、ストレスを抱えている

方に一番控えていただきたい食材があります。


それはカフェインです。

カフェインは交感神経を刺激してしまう作用

があるため、過緊張状態のHSPはさらに刺激

してしまいます。


●あとはしっかり寝ることです!

早寝早起きで自律神経は整い、

そして朝日を浴びることで体内時計は

リセットされ、幸せホルモン(セロトニン)の

原料となるメラトニンが作られます。


私のように月の半分は夜勤という生活を送ら

れているHSPさんは特に夜勤明けにしっかり

寝れるようにサングラスをかけて刺激を抑え

たり、部屋のカーテンを閉めるなどの環境を

整えてください。


いかがでしたでしょうか?

「これって本に書いてあることじゃん」

「親や保健の先生が言ってた」

と思う方がいらっしゃると思います。



その通りです。

しかし、ライフスタイルの変化とともに、こ

の基本的な食事ができていない人が

増えているのが現状です。



こちらの記事が、微力ながらでも生きにくさ

を抱えておられるHSPさん、ストレスを抱え

ておられる方への生活のヒントとなれば幸いです。



最後まで読んでいただきありがとうございました。

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