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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

対人関係と中性脂肪の関係

9月に入り、散歩をしていると、どこからと

もなく秋穂の匂いが漂い、田んぼのあぜ道に

はススキや彼岸花、夜はコオロギや鈴虫の

鳴き声と、少しずつ秋の季節を感じるようになりました。


私事ですが、先日健康診断の結果

返ってきて凹んでおります。


なぜなら…


中性脂肪

49…だったからです。


栄養療法を学ばれていない方にとっては「低

くていいなぁー」とうらやましがられる数値

なのかもしれませんが、学ばれておられる方

にとっては


  • えっ?大丈夫?

  • いつも疲れてない?

  • ヒステリー?(近寄りたくないなぁー)

  • ちゃんと食べている? etc…


色々思われるかもしれません。


栄養療法を始める前の私の中性脂肪は20台の

数値だったので、これでも改善した方になります。


ただ、栄養療法を実践しているので、もう少

しあると期待していただけに、凹み具合は大きいです。


そもそも中性脂肪は、

  • 身体に悪い

  • 病気の原因になる

  • 悪い脂肪


など、あまり良いイメージを持たれていない方が

多いと思います。


中性脂肪は、身体のエネルギー源として必要

です。食事から直接取り入れるだけでなく、

肝臓でも合成され、使われずに余った分は

皮下脂肪や内臓脂肪として蓄えられます。


身体を動かすエネルギーのブドウ糖

不足した場合に、切り崩され(異化)、

エネルギー源になります。

そのため人間の身体になくてはならないものなのです。


血液検査の中性脂肪の基準値

検査会社によって異なりますが、

30~149㎎/dlとされているところが多いです。


数値の高い方ばかりが注目され

「中性脂肪を下げる◯◯」などの

特定機能食品が数多く出回っていますが、

低すぎるのも問題です。


分子栄養学的70㎎/dl以下

低中性脂肪と言われています。

低ければ低いほど体内のエネルギーは

枯渇しているので


「疲れやすい」

「寝ても体力が回復しない」

「朝起きられない」

などの不調のほか


低体温や手足の冷えを起こしたり、

中性脂肪に溶け込んで体内をめぐる

脂溶性ビタミン(A・E・K・D)が不足し、

免疫力の低下や抜け毛・肌荒れなどの

トラブルを起こすことも。


低中性脂肪の原因は

  • 食べないダイエットや脂質や糖質を 制限した食事

  • 過度な運動

  • 肝機能障害

  • 体質や遺伝子


など言われています。


やはり食事をおろそかにされている方がとて

も多いです。


中性脂肪20台の頃の私は、

摂食障害の名残で、食べる=太るという

概念にとらわれていたので、お昼ごはんは

おにぎり2個だけや野菜のおかずだけと

言った、本当にでたらめな食事をしていました。


低中性脂肪改善には副腎疲労対策になります。


しかし、いくら3食しっかり食べて、ボーン

ブロススープを飲んで、補食を摂って、

サプリ摂っても思うように効果が得られませんでした。


その原因は、対人関係です。

対人関係と中性脂肪…何が関係しているの?

と思われますよね?


これには自律神経が関与しています。

時系列にすると

対人関係⇒ストレス⇒交感神経優位⇒

(副腎フル稼働⇒低血糖を繰り返す)⇒

副腎ヘトヘト⇒低血糖状態で、

エネルギーは枯渇⇒中性脂肪分解して

エネルギー補う⇒低中性脂肪の出来上がりになります。


つまり、対人関係に問題があると、

エネルギーを大量に無駄使いしているということになります。


その原因は母親とうまくいっていない方

多いと言われています。


私も典型的で、幼稚園のころから

30代後半まで、ずっと対人関係について悩んでいました。


母親を投影してしまうんですよね。

自分軸がなく、他人軸を生きているような感じでした。


まだまだ中性脂肪の値は低いですが、

数値が20台に比べると、対人関係や

母親のことで悩むことはほとんどありません。

それは、対人関係で悩んでいるときに受けて

いた心理カウンセリングの効果と思っています。


もし、どんなに栄養療法をしても

低中性脂肪状態という方は、

一度心理的なケアをオススメします。


最後まで読んで頂きありがとうございました。

少しでも多くの方に食と栄養の大切さを知っ

て頂き、皆さまの未来が健康で幸せな日々

のお手伝いとなれば幸いです!

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