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オーソモレキュラーアカデミー

分子栄養学ブログ

セミナー報告や当協会認定の分子栄養学アドバイザーによる分子栄養学ブログをお届けいたします。

小麦と牛乳を控える生活で長男のアトピーを改善

掻いて厚くなった皮膚


こんにちは。シンガポール在住アドバイザ

ー堀口優子です。今日は長男(10歳)

皮膚のアトピー改善談をシェアさせていただきます。


2歳ごろから気がづくと腕の関節の内側、

膝の裏側、首をボリボリと掻いていました。

赤くなったり、見た目アトピー特有の肌の

荒れが目立つわけではありませんでしたが、

はやりいつも痒がる。


ところが何度小児科や皮膚科に行っても、

「軽いアトピーです。赤ちゃんでも大丈夫な

ステロイドと保湿剤を出しておきます」

言われ続けていました。


改善はしない上、同じ薬を出されるだけかと

思うと、もはや病院に頼れなくなり、

それでも年中暑いシンガポール・・・

汗をかくほどかゆみが増すようで、

いつのまにか、掻いていた部分の皮膚が

分厚くなり、気の毒で胸をいためていたのです。


小麦や牛乳の何がだめなのか?


しかしこのところ、小麦や牛乳(乳製品)が

アトピーなどの皮膚疾患の原因になることを

学びました。


それはなぜでしょうか?


既に多くの方がご存知かと思いますが、

パンや麺類、ピザ生地、洋菓子など、

子ども達が大好きなものには、「グルテン」

いうタンパク質が含まれています。

このグルテンのお陰で、小麦粉は伸びて膨らみ、

美味しい生地ができあがります。


このグルテン、おいしさを作ってくれる

名役者ですが、残念ながら、私たちの腸を

傷つけてしまう犯人でもあるということが

分かっています。


さて、腸の役割を確認してみましょう。

私たちの腸、とりわけ小腸は、胃などから

消化しやすい形に分解されたものを

吸収する役割を持っていますが、

実は小腸には全身の約7割の免疫

細胞が集まっていて、身体の免疫を司る

大切な役割を持っています。


つまり、この腸のコンディションをベストに

保つことが、身体の免疫機能を上げる鍵

となるわけです。


グルテン・カゼインとリーキーガットの関係


通常、腸の壁は「吸収」だけでなく、

タイトジャンクションと言い、身体にとって

有害なものを吸収しないバリア機能も

持っています。ところが美味しい立役者の

グルテンが、このバリヤ機能を破壊してしまうのです。


すると未消化のグルテンをはじめとする

タンパク質、身体にとって有害な細菌など、

本来であれば、取り込みをカットされるはず

の有害物質が、破壊された小腸の壁から

体内に取り込まれてしまいます。


これが、炎症やアレルギー反応を起こし、

皮膚疾患、腹痛、頭痛、下痢など様々

な不調を招いてしまうのです。

(リーキーガット症候群)


また、子どもたちが最も食べる頻度の

多いであろうパンに使われる強力粉は、

お料理に使う薄力粉や中力粉と

比較すると一番グルテンの量が多いのも難点。


それからパンとセットで口にしがちな牛乳。

牛乳に含まれている「カゼイン」という

タンパク質も、小麦同様、腸を傷つけ、

同じくリーキーガットを起こす原因となります。


グルテンフリーやお米中心の食生活


さて冒頭に戻りますが、こういった現象が

起こることを学んで以来、長男の小麦・

牛乳の摂取をかなり減らしました。


朝ごはんはパン食を止め、ごはんと具だく

さんのお味噌汁に卵、学校に持たせる

スナック(※)には、いわゆるスナック

菓子類や小麦製品は排除。

基本は、おかかや鰯の削り節、ゴマ、

良質な塩など、タンパク質やミネラルを

意識したおにぎりを持たせるようになりました。


※スナックタイム: 

シンガポールのインターナショナル

スクールには「スナックタイム」と言い、

午前に一度補食の時間があります。


(こちら実際に息子が学校に持って

 行くおにぎり。本人Instagramより)


パスタやうどん、ピザなど子どもが好きな

一品メニューも極力控えるまたは

グルテンフリーのものを利用するなどしています。


周りのお友達は、パンやミニピザ、

サンドイッチなど洋物のスナックが多く、

初めは抵抗感があったようですが、

「なぜ食べるものを変えるのか」きちんと

説明をすることで、本人も皮膚のかゆみは

苦痛なので、それが抑えられるなら!と

いうことで理解を示してくれています。

水の代わりのように飲んでいた牛乳も

やめられています。


「ほんとだ。あんまり痒くない!」


2カ月くらい実践できた頃、気が付くと、

ボリボリと掻いている姿を見なくなったなと

思い、息子に聞いてみると

「あ、ほんとだ。最近あんまり痒くない!」

という嬉しい体感。


ザラザラとしていた首の裏も落ち着いてきて、

本人がこれからも小麦レス牛乳カットを

続けてみたいという気持ちになれたのは

良き成果。今は腸内環境を整える

プロバイオティクスのサプリも併用しながら、

皮膚のケアに取り組んでいます。


もしこれを読んでくださった方ご本人や

ご家族の方などで、アトピーや皮膚疾患に

お悩みの方がいらっしゃれば、また皮膚だけ

でなく、腹痛・下痢・頭痛など慢性的な

不定愁訴にお悩みのかたも、

一度同じように小麦や牛乳への接点を

減らしてみることをおすすめします。


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