分子栄養学との出逢い、それは、ギフトでした。
移住後、ハードルがあがった食材選び
はじめまして。オーソモレキュラーアカデミー
第7期の認定アドバイザー堀口優子と
申します。

シンガポールに移住し、今年で11年目を
迎えました。
皆さんは、シンガポールというと
何を思い浮かべますか?
食で言うと…チキンライス、ラクサ、
チリクラブ?ご存知でしょうか(笑)?
赤道直下に位置するシンガポールは、
オールシーズン夏。自国で酪農・農業などの
産業を持たないため、卵や屋内栽培
野菜など一部を除き、ほぼすべての食糧は
輸入に頼っています。
近隣国のマレーシアやベトナム、タイ、
またオーストラリアやアメリカ、
そして日本からも。世界各国から食材が入ってきています。
またシンガポールのローカルの女性たちは、
家にフルタイムのメイドを雇い、自分は
バリバリ外で働くというスタイルの人が
多いため、外食やフードデリバリー産業もかなり進んでいます。
そんな国で、自分たちは何を
食べて生きていくのか?
物価も日本の2-3倍という中で、
ただ安価ではなく、安心なものを手に入れて
食卓を作るのは、なかなか難しい。
例えば日本ならばすぐ手に入る、
旬の魚や青魚。私も大好きなのですが、
これが手に入りづらく、
友人含め、シンガポールに来てからは
サーモン料理ばかりになってしまったり。
(ローカルの方にサーモンは大人気)
安心な食材を買うために、野菜、肉、魚、
とわざわざ別のスーパーに買いに
出かけることも多く、家族の口に入るものは
比較的神経を使っています。
男児2人、そして高校生から元気サプリをもらう日々
さて、私の家族をご紹介させてください。
夫、長男(11歳)次男(6歳)、
そして私はただいま青春真っ只中♪。
え?青春!?…と申しますのは、私は
高校の図書館司書として働いており、
生徒さんからは、本だけでなく、
「なんだか疲れちゃったー」などという
小言から、進路や恋愛の相談を
カウンターで受けることもあり、
青春のお裾分けをして頂いています。
「からだは、変わる。」
コレステロール改善が分子栄養学との出逢い
そんな私が分子栄養学に出逢ったキッカケ。
それは私のクレイジーな程に高かった
「コレステロール値」でした。
もともと家系的に高めだったのですが、
1年前の検査で、LDLが187、
総コレステロールが312。
さすがに医師から薬での治療を勧められました。
「まだ当時、私は40代前半。まずは自分で。」
そう思い、そこから自分の生活・食習慣の
見直しを開始。毎日、ミニマム20分心拍を
上げるランニング、食べるものと、
その量の見直し、そしてオメガ3を
サプリメントで補充。シンプルですが、
行ったことはこの3点でした。
すると、半年後の検査でLDLが187→131、
総コレステロールが312→241と
大きく下げることができたのです。
主治医から「何をしたらこんなに
下げられたのですか?!私が教えてほしいです。
お薬なくしてここまで頑張った方は
出逢ったことがありません!」と、
お褒めの言葉をいただきました(笑)。
もちろん、実際には正常値に
戻ったわけではありません。
でも、薬に頼らなくても、
「からだは、変わる。」これを自分の体で
もって、証明できた。
これは大きな自信になり、
「また、もっと栄養のことを知りたい!」と
熱くなった最初のきっかけとなりました。
「オーソモレキュラーアカデミー」を選んだ理由
そんな時を同じくして、義母の認知症、
義兄の糖尿病が発覚。単に「長く」
生きるのではなく、「QOLを最大限に
上げられる人生」というものに強く興味を
持つようになりました。
いかに病気にならず未病でいられるか?
予防医学や、それに関するキーワードを
打ち込んでいくと、「分子栄養学」
「オーソモレキュラー」という言葉を見つけ、
「これだ!勉強してみたい!!」と
大きなときめきを感じたのです。
他にも分子栄養学を学べる講座は
いくつかあり、正直なところ、どこの講座が
良いのだろうと悩み、比較検討もしました。
しかし講座内容を比較したときに、
「オーソモレキュラーアカデミー」の講座の
ラインナップが、最も充実していたのが
決め手でした。
また、低血糖、睡眠、消化、肝機能、
脂質など、学んだ後に自分や家族の
生活に落とし込みやすそうなテーマに
切り分けられていたこと、
また「子ども分子栄養学」も学べることも、
選択のポイントでした。現在は
「子ども分子栄養学アドバイザー養成講座」も受講中です。
”実生活に効かせる“これができると、もっと楽しい!
講座を通して分子栄養学を学び、
アドバイザー認定をいただいたわけですが、
そのプロセスで「目からウロコ」が
沢山ありました!覚えただけでなく、
生きた知識として使うことができています。
【睡眠の質】
例えば、私の友人が「寝つきが悪く、
夜間も度々起きてしまうため、
メラトニンサプリ(海外処方の高濃度)を
常用している」という話を打ち明けてくれたの
ですが、実は質の良い睡眠には、
タンパク質が鍵を握っていることを伝えました。
なぜタンパク質なのか?という解説も
含めてお伝えしたところ、「実は日々
バタバタしていると、子どもの食事の残りを
パパッと食べて終わっていた。
だからタンパク質がとても少なく、
炭水化物が多かった」と教えてくださり、
食事改善を始め、タンパク質を意識的に
増やしてみたら、眠りが改善したことを報告してくれました。
【疲れやすい・食べられない】
また、もうひとりの友人からは
「とにかく疲れやすくて、何をしても
いつも疲れている感じが抜けない」という相談がありました。
日々の食事や生活のリズムを伺ってみると、
圧倒的にタンパク質が少ない、
胆のうを切除しており、
お肉や油ものが食べられない、
ガスが多い、非常に少食、食間が長く、
夕方はイライラが止まらなかったり動悸もする
・・・「これは、SIBO?消化、胆汁に問題?
低血糖?」などと、ポンポンと頭に対策が
思い浮かび、日ごろの食生活ですぐに
取り入れられる対策をまとめ、
アドバイス表を作ってお渡しすることができました。
現在、少しずつ取り入れて
いただいるのですが、良き効果を
伺えることを楽しみにしているところです。
「あ、この学問の素晴らしさって、こういうことなんだ」
不調があると、つい薬やサプリだけに
頼った方が、「確実」で「早道」かも
しれないと思ってしまいませんか?
でもこうしてアドバイザーになるための
勉強を経て、からだの中の構造や
ホルモンの働きを理解すると、すべてが
見事に繋がっていて「なぜその栄養が
必要なのか」が腹落ちするようになりました。
そして、家族も栄養について、
大変興味を持ってくれるようになったのも、
大きな収穫。
例えば、朝ごはん。
しっかり食べることの重要性、
そして何を朝食べるのが大事なのか、
この2点を家族に説明。すると、
前はパン派だった夫や子どもたちも、
イワシの削り節、ゴマ、海苔、
ミネラルをしっかり含んだお塩などを
入れたおにぎりを「ママ、これうっま!」と
言って食べてくれるようになったのです。
食事中も「大根は何の栄養?
何に良いの?」などと質問してくれるので、
良い会話が生まれています。
この意識付けは、彼らが自立し、
自分で食べるものを選ぶようになった時の
基準となれば理想的。この積み上げは、
母としての楽しみになっています。
アカデミーのネットワーキングに感動
さて、まだアドバイザーとなって間もないですが、
今後は少しずつ外に向けても知識を
活かしていきたいと思っています。
オーソモレキュラーアカデミーには、
ネットワーキングができる仕組みがあり、
海外に住んでいても、自分次第で先輩や
同期アドバイザーと繋がることができます。
試験前には、先輩アドバイザーが
Instagramを通じてエールのメッセージを
くださり、感激したことを憶えています。
「ひとりじゃない!」というのが、とても心強いです。
知識をアウトプットし、人の役に立てる日を迎えたい
冒頭でお伝えした通り、
私は図書館司書ゆえ、直接的に
仕事に活かすことは叶いませんが、
チャンスは自分で作るもの!
アドバイザーの方からも色んなご意見を
いただきながら、まずはボランティアの
ような形で、身近な方のカウンセリングを
していきたいです。
お子様や妊婦さん含め、色々なステージの方の
お悩みを一緒に対話しながら
解決していけるよう、SNSなども
有効活用しながら徐々に開拓していきたいと思っています。
アドバイザーになったことに満足せず、
自分や誰かのために学びを継続しているのだ
ということを、忘れずに・・・。
たまに勉強にのめり込みすぎ、
「今日のお昼はラーメンで!」と何かが
矛盾しているような日もありますが…、
終わりがない学びとアウトプットをセットにし、
1人でも多くの方のお役立てるよう、
頑張っていきたいと思います!