毛利有香
2022年4月12日7 分
皆さん初めまして!
分子栄養学アドバイザーの毛利有香です。
調理師やフードコーディネーターとして、
食に携わり30 年になります。
食育にも力を入れており、これまで
たくさんの子供たちと出会ってきました。
食を通じてみんなの健康と喜びに
寄与することを理念に活動をしています。
現在は分子栄養学を取り入れた料理教室や、
分子栄養学講座、栄養カウンセリングを
開催しております。
成人している娘が一人いますが、
幼少期は重度のアトピー性皮膚炎でした。
現在はピカピカお肌になり、巣立って
行きましたので、夫と二人暮らしをしています。
今日は、私が分子栄養学と出会った
きっかけから、
アドバイザー養成講座を受けて
心身にどのような変化があったかを
お伝えしていきます。
仕事に追われていたある日、
家庭内のトラブルが原因で
夫と私は鬱とパニック障害を発症しました。
病院を回ったり、自然療法をしたりと
いろんなことを試しましたが
悪化するばかり。
そんなある日、人伝えに聞いた
メンタルクリニックへ行きました。
待合室には小さな子供からお年寄りまで、
たくさんの人たちがひしめき合い、
座る場所もありませんでした。
当然のことながらどの人も辛そうで、
でも長時間、黙って立っています。
こんなにも多くの人が苦しんでいるという
現実に愕然としました。
あの光景がいまも脳裏に焼き付いています。
何をやっても、どの病院へ行っても
よくならず、精神的にも肉体的にも
衰弱していきました。
私たち両親がこのような状態で、
受験生だった娘も勉強ができる状況では
ありませんでした。
そんな時に親しい方が分子栄養学の講座に
誘ってくださいました。
それまで何をやってもダメでしたから、
なんでもいいから良いと聞いたことには
飛びつくしかない!という気持ちでした。
その講座では、鉄欠乏が引き起こす症状に
ついて詳しく説明されており、
まさに目から鱗でした。
食べたものが精神状態に大きく影響すること
、血液検査データが基準値に納まっていても
健康とは言い切れないということを知り、
衝撃を受けたんです。
「それが原因だったんだ!よかった。
やっとこれから元気になっていける」
安堵の気持ちと、久しぶりに楽しく
晴れやかな気持ちになったことを覚えています。
それ以来、セミナーに参加したり
本を読み漁ったり、学んだことを
日々の生活に少しづつ取り入れたりと、
自分なりに分子栄養学を実践するようになりました。
そんな日々の中で心と身体が
どんどん回復し、一度はバラバラに
壊れてしまった家族の再生が始まりました。
何度も話し合い、ぶつかり合いながらも、
はじめて正直な気持ちを打ち明けられるようになりました。
とても勇気のいることでしたが、
真正面から向き合ったんですね。
これは体力気力共に必要なことですから、
それだけエネルギーが満たされてきていたのでしょう。
互いの個性を認め、信頼しあうこと
ができるようになり、それぞれが
自分は存在する価値があると思えるようになったんです。
あの辛かった日々を家族3 人で
乗り越えたことは、何ものにも代え難い
素晴らしい経験となりました。
それ以来、私の物事を見る目と感じ方が
大きく変わり、いつも「なんか楽しいなぁ」
「幸せだなぁ」と穏やかで温かいものに
心が満たされるようになりました。
まさに毎日がバラ色になったんです。
長年に渡り許せなかった、生き別れた父への
感情も、スルスルとほぐれていくのがわかりました。
体調が良くなり、分子栄養学の知識が増えて
くると、物事を俯瞰してみることができるようになります。
「なるほど、当時、父の身体ではこのような
ことが起こっていたのだな」と様々なことを
推測きるようになるので、感情に振り回されなくなるんです。
自分自身のこともコントロールしやすくなります。
なぜ今、このような感情が沸き上がっている
のか、ということと、ここ数日の食事表や
生活習慣を見返し照らし合わせれば、大体の
原因がみえてきます。
「自分の機嫌をとれるのは自分だけ」
「自分を幸せにできるのも自分」
「体は毎日の食と生活習慣でつくられる」
これらをいつも念頭に置くことで、いつも
落ち着いた心でいられるようになりました。
心にゆとりができたことで、いつしかこの
分子栄養学を、今困っている方にお伝えして
健康になる方を増やしていきたいと思うよう
になりました。
ボーンブロススープとは鶏や牛、豚、
魚などの骨付き肉を煮だしたスープのことで
、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど
が豊富に含まれています。
日々の食生活にボーンブロススープを
取り入れるようになり、さらに心身が
安定し、疲れにくくなりました。
なによりこのスープの素晴らしいことは、
安価で、簡単に作れるということ。
スーパーで魚のアラが売っていたら
ラッキー♪
新鮮な手羽先が売ってたら即買い!
日常に取り入れやすく、誰にでも薦めやすい
ことも嬉しいですね。
今から
24 年前に師事していた食養家の言葉
は、私にとって大切な宝物となっています。
【真の健康法とはすべての人に平等である】
高価なサプリメントや特殊で高額の
治療法よりも、だれもが頑張らずに
続けていける健康法をお伝えする
ことが、私の役割ではないか。
大病をしてから体に良いことを始めるので
はなく、病気の予防そして、今よりもっと
パフォーマンスを上げるために良い習慣を
日常に取り入れていく。
これこそが私の伝えていきたいこと。
ボーンブロススープを知り、さらに
自分のやりたいこと、やるべきことが
明確になってきました。
健康のお手伝いをし、心身ともに満たされ
る人を増やしたい。そのためには困って
いる方へ的確なアドバイスができるよう、
基礎からしっかりと学びたいという想いで
分子栄養学アドバイザー養成講座を受けました。
さまざまな団体がある中で、なぜこの講座を
受けることを決めたかというと、「こども」
「女性」というキーワードがよく出てきて、
まさに焦点を当てて学びたいことだったから。
また難しいと感じることをわかりやすく
かみ砕き、日常で活かせるような工夫がされ
ており、まさに実践的な内容だったからです。
内容が簡単なのではありません。
本来、非常に複雑で難しい内容を、
マッキー先生が私たち普通の主婦目線に立ち、
少しでも理解できるよう講座を作ってくださ
っていることが伝わるんです。
だから面白くてもっともっと、
と学びたくなるんですね。
講座を受けるごとに分子栄養学の楽しさと
奥深さにどんどん引き込まれていきました。
衝撃的だったのは、驚くほど簡単にできる、
栄養を効率よくとる方法を具体的に知れたことです。
読んできた本にも、参加したセミナーでも
得ることができなかった情報がたくさんあったんですね。
ですから、講座を受けながらも実生活に取り
入れることが増え、自身の体調がよりいっそ
う、整えられていくことを実感しました。
「こんな良い方法があるのなら、皆さんに
是非知ってほしい!」毎回、受講しながら
そんなワクワクした気持ちでいました。
また、得たことは知識や実践的なことだけ
ではありませんでした。
オーソモレキュラーアカデミーでは
これまでたくさんの方が受講し、その後も
交流を続けています。
そんな中で、体調不良から分子栄養学に
より回復し、経験と知識を誰かに役立て
たいとおもう方々がたくさんいることを
知りました。
私は
3 人兄弟の母子家庭で育ちました。
食育活動の中でも、様々な事情を抱える子供
たちとの出会いもありました。
大変な状況下でもがんばっている方たちが
いることを、私はよく知っています。
シングルマザーにも、ママを支えるために
一生懸命お手伝いをする子供にも、幅広く
この分子栄養学を広げ、心身ともに健康な人
を増やしていくためには仲間が必要です。
このアカデミーでは、それぞれが得意分野を
活かして協力し合いながら楽しく普及活動を
していける方々と出会うこともできました。
心強さも得ることができたんです。
鬱の暗いトンネルの中にいる頃は、これほど
までに穏やかで楽しい人生が待っているとは
想像もしていませんでした。
そして鬱にならなければ、分子栄養学はもち
ろんのこと、オーソモレキュラーアカデミー
と出会うこともなかったでしょう。
そう考えると人生って本当に面白いし、
焦らなくても時期が来れば、ちゃんと未来は
開けてくるのだと実感しています。
これまで自分が経験したこと、学んだことが
困っている方のお役に立てると嬉しいです。
これからは、数多くのアドバイザーの皆さん
と協力しながら、より学びを深めていきたいです。
そして開催する講座や料理教室で、一人でも
多くの方に分子栄養学の素晴らしさをお伝え
し、健康な方を増やすお手伝いをしてまいります。