森田早紀

2021年10月25日7 分

ブラック企業を育てました

皆さんこんにちは!

秋も深まって、急に寒くなりましたよね。

こういう季節の変わり目は、

体調を崩される方が多いのではないでしょうか?

私の体感

実は私、ここ1ヶ月仕事が忙しく、眠りにつくのが

遅くなることが多く、朝ごはんを食べない日や、

お茶漬けのみの日が続いていました…

私の性格上、自分のやりたいことに没頭して

周りが見えなくなったり、

こだわりが強いタイプなので、

(分子栄養学の用語でいうと、

低メチレーションタイプとも言えるかも?

低メチレーションについては、他のアドバイザーの方

のブログも参考にしてみてください!)

夜も遅くまでパソコンとにらめっこ。

朝ごはんの優先順位が下がってしまって…

言い訳でしかないんですがね(笑)

ただし、そんな1ヶ月間を過ごした私でも、

分子栄養学を学んでから9ヶ月間取り組んだ目標がありました。

分子栄養学を学ぶ前と違うのは、今季は

風邪をひいていないということなんです!!

以前は季節の変わり目に、

必ずと言っていいほど咳の症状が出ていました。

喉にホコリがくっついたような感じがして、

そこからしばらく咳が止まらなくなる…

そしてそれが1、2週間続くという感じでした。

でも今季はそれが全くありません!

分子栄養学に出会うまでは、

  • 朝ごはん欠食

  • おやつは甘~いもの

だった私。

朝ごはんを食べないことで、1日の1/3の

栄養をとらないことになりますから、

もちろん体はエネルギー切れ。

そりゃ、甘いものが欲しくなるのも無理はありません。

でも、分子栄養学の栄養療法

学んでからは、約9ヶ月、

①朝ごはんを食べること

②間食にボーンブロススープを飲む

この2つを意識して取り組んできました。

9ヶ月間取り組んでみて、

甘いものが欲しくなくなった!

そして今回の季節の変わり目で、

風邪をひいていない!というのが体感です。

しかし冒頭にもお話したように、ここ1ヶ月は、

気をつけていた2つ、特に朝ごはんの方を

抜いてしまう日が多々でした。

反省...

朝ごはんを抜いたら

週に2.3日、朝ごはんを抜いてしまう日が

あったここ1ヶ月。

私の体にも、やはり変化が!

なんと、左手の人差し指にだけ、

湿疹ができてしまいました。

食器用洗剤も変えていませんし、食器洗いも

両手を使うわけなので、洗剤のせいではない

なぁ~。と思いながら気づきました!

朝ごはんだ~(泣)

副腎疲労

副腎疲労という言葉、

聞いたことありますか?

私は、分子栄養学を学んで初めて知った言葉でした。

まず、副腎とは?

腎臓の上にちょこんと乗っている臓器です。

小さい臓器なんですが、この副腎がとっても

重要な役割を持っているんです!

副腎は何をしているかというと

①血圧を上げる

②血糖を上げる

③炎症を抑える

働きをしています。

私達の体には、

程よい緊張感を保っている交感神経

リラックスモードの副交感神経があります。

副腎は交感神経を司る働き、つまり

体を戦闘態勢にする役割があります!

そして副腎のもう一つの重要な役割が、

コルチゾールというホルモンの分泌。

このコルチゾールには

  • 抗ストレス作用

  • 血糖維持

  • 抗炎症作用

  • 免疫抑制作用

などの働きがあります。

でも、私のように朝食を欠食していた期間が

長かったり、食事の時間が不規則だったり...

そんなことが続いてしまうと、副腎は血糖値を

維持しようとして働き続けます。

空腹時間が長ければ長いほど、

副腎が頑張って働いているのです。

私達は今でこそ、飽食の時代で、

食べ物に困ることはなくなりましたが、

飢餓の時代が長かったので、体は

食べない(飢餓)=ストレス

と感じるのです。

つまり、自分では思ってもいないけれども

食べないことが、知らず知らずのうちに

ストレスになっています!

そうなると副腎は、血糖値の維持に加えて、

食べないストレスにも対抗しようと、

またもや働いてくれます。

副腎は、例えるなら演歌に出てくる

女性のような臓器。

自分を犠牲にしてでも、体の機能を

守ろうとしてくれています。

本当に健気な臓器だと思いませんか?

そんな副腎にも、やはり限界が来るときがあります。

限界が来るとどうなるのか?

副腎の重要な役割が果たせなくなる。

つまり、私の人差し指のように、炎症が

抑えられなくなるのです。

炎症とステロイド

アトピー性皮膚炎の治療によく使われる、

ステロイド

塗り薬でよく使われるのですが、

効果が早く、治りが早いので処方されることも

多いかと思います。

でも実は、このステロイド、実は本来体で

作られるものなんです。

塗り薬にも記載があるのですが、

”副腎皮質ホルモン剤”といいます。

またもや副腎!出てきましたね~!

先程、副腎からコルチゾールというホルモンが

分泌されているとお話ししました。

このコルチゾールですが、たくさんあるホルモンの

種類の中でも、”ステロイドホルモン”

という種類のホルモンなんです。

本来であれば、自分の体で起きた炎症

  • かゆみ

  • 手荒れ、肌荒れ

  • 痛み

などは、コルチゾールによって収まっていく

ようにできているのですが...

何ヶ月、何年という時間をかけて、副腎を

酷使してしまうことによって、

「もう勘弁して~」と倒れてしまいうのです。

これを”副腎疲労”と呼びます。

副腎疲労チェック

ここで、あなたの副腎は大丈夫!?

ということで、チェックリストを作ってみました!

□寝付きが悪い

□朝起きられない

□夜間に目が覚める

□夕方になると元気になってくる気がする

□歯ぎしり、食いしばりがある

□いつも疲れている

□昼寝をしないと1日過ごせない

□ひどいストレス環境にある

□食事の時間が不規則になりがち

□原因不明の湿疹、かゆみ、痛みが出る

□糖質制限をしている

いかがですか?

あなたはいくつ当てはまりましたか?

どれも、「もう疲れてきたよ~!気づいてよ~!」

という、副腎からのサインなんですが、

割と多くの方が当てはまる項目が多かったのではないでしょうか?

ちなみに分子栄養学を学ぶまでの私は、

糖質制限以外は全て当てはまっていました。

私は夜行性なんだ!なんて思っていましたが、

私は人間で、ネコ科の猛獣ではありません(笑)

何年も朝食を抜いたり、菓子パン1つだけで

過ごしてきた結果、私は自分の副腎を、

ブラック企業に勤めさせていたのです。

ホワイト企業への道

私は幼い頃から、朝起きるのが苦手で、

せっかく母が用意してくれた朝食も、

食べずに出ていくことが多々ありました。

大学4年間の一人暮らしでも、朝ごはんを

きちんと食べた記憶はなく、出産後に、

ツケが回ってきました。

どんなママにも共通だと思うのですが、

特に産後は、初めての育児、

慢性的な睡眠不足でストレスを感じることも

多いかと思います。

私はそんな中、

自分のしたいこと:しなければならないこと

割合1:9になっていて

自分のことは後回し&自分の気持ちを

押し殺す毎日でした。

この割合、共感できるママ、多いのではないでしょうか?

でも先程お話ししたように、副腎は過度な

ストレスによっても疲れていってしまいます。

自分の体の中が、ブラック企業になっていませんか?

疲れ、ストレスがあるのに、無理をしなければならない...

とってもよくわかるのですが、

今一度、よ~く考えてみてください。

毎日、生活していく上で、あなたの

一番の資本はなんですか?

あなた自身の体ではありませんか?

自分の体調が良くない時、子供が騒いで

何かを壊してしまったとします。

それでもあなたは、ニコっと笑って

「次から気をつけようね!」と、子供に言ってあげられるでしょうか?

私なら、イラッとして「いい加減にしなさい!」

と怒ってしまうと思います。

体調が良くないだけで、

悪循環が起こっているような気がしませんか?

ニコニコ子育てがしたいのに、自分に余裕がない...

ではどうすればいいのか?

まずは、何か一つ自分を休ませてあげられる目標を立てましょう!

  • 1日の終りには
     
    ハーブティーを飲んでリラックスする

  • 朝食を食べるために10分早起きする

  • 眠りが深くなるように、寝る前1時間は
     
    スマホを触らない

  • お風呂で1曲歌ってストレス発散する

  • パートナーに頼んで1日フリーな日を
     
    もらう

  • 海や山でアーシングしてみる

などなど、ご自身の心休まる目標を決めて

まずは1週間、それができたらもう1週間...

というように、ルーティンにしていきましょう!

朝ごはんを食べなきゃ!

ストレスを溜めないようにしなきゃ!

と思うことがもうすでに、ストレスなんですよね~(泣)

そうではなく、自分が楽しく、ワクワクできて、

なおかつリラックスできる目標を考えてみてください。

その目標が達成できることで、脳は達成感を

快感として捉え、もっと達成したいと思うようになります。

じゃあ朝ごはん食べてみようかな!

おやつも、甘いものからおにぎりに

変えてみようかな?

なんて思えるようになるかもしれません。

心の余裕は副腎の余裕です!笑

ぜひあなたの体をホワイト企業に育てましょう!